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竹紙漉きの授業をしました

昨日は西陣テラで京都精華大学の授業が行われました。

今年で3年目になる、デザイン学部・小山格平教授の授業です。これまでは私が大学に出かけて竹紙のレクチャーをしていましたが、今回は先生と学生さん20人が西陣テラに来られて、紙漉きの体験もしていただきました。


昨日は特別に寒い日でしたから、屋外での紙漉きは寒風吹きすさぶ中で水に手を突っ込み震え上がりつつ、、、。それでもやっぱり実際にやってみるって楽しいものです。そして百聞は一見に如かず、でしょう。

部屋の中でのレクチャーはといえば、こちらはぎゅうぎゅう詰めでおしくらまんじゅう状態でしたが、たまにはこんな古い家で畳の上での授業も悪くはないでしょう。
今日漉いた竹紙も使い、これから学生さんたちは1カ月余りかけて、各自竹紙を使った照明作品の制作にかかります。


出来上がった作品を拝見するプレゼンテーションと合評会の授業にも参加予定です。どんな作品に仕上がるでしょうか、楽しみです。

張り子到着しています!

向坂典子さんが張り子を持ってきてくれました。

たくさんのワンコたちが、つぶらな瞳で私を見つめています。

 

 

手漉き竹紙の手づくりは共通ですが、ちょっとずつ顔が違ったり、模様やポーズが違ったりしていますよ。目の合った子から、ご注文でお送りしたり、お客様のお家に連れて帰っていただいています。

実物をご覧になりたい方は、どうぞ西陣テラにお越しくださいね。お電話やメールでのご注文も承っております。

 

来年の干支はりこ「戌」

お待たせしました!毎年恒例の向坂典子さんの干支はりこが出来上がってきました。

(正確にはこの写真は見本で、明日11月30日に向坂さんが福井から西陣テラまで届けに来てくれることになっています)

来年は「戌」。右か左の2パターンあるそうですが、数は右の子の方が多そうです。明日たくさん届いたら、またアップしたいと思いますが、ひとまずお知らせまで。

いつも通り、価格は1500円+消費税で1620円。西陣テラで販売しておりますが、ご送付希望の場合は送料200円を頂戴します。ご希望の方は、メールでもお電話でもご連絡くださいませ。

染色ワークショップ報告

駆け抜けるように会期が過ぎて、小林斐子展終了しました。

会期中3回行われた染色ワークショップの様子をご報告します。

1回目はコブナグサ。

こんな雑草みたいな枯れ草から本当に色が出るの?と思うような植物ですが、

こうやって煮出していくと

綺麗な黄金色のスカーフが染め上がりました。

2回目は栗でした。

こんな材料も

時間をかけて煎じていくと

 

こんなシックなグレー茶が染め上がりました。

3回目は茜。

何回も煎じてよーく根から色を出してやり、

はい、こんな鮮やかな茜色が染め上がりました。

いずれも染め場はキッチンです。

手も動かし、たくさんおしゃべりもして、合間にお茶もしたりしながら、

それぞれの染めスカーフができたのでありました。楽しい時間でした。

 

 

小林斐子展始まりました!

今日から小林斐子草木染織展が始まりました(11月14日〜19日まで)。

今日の清滝は霧に包まれて、ちょっと幻想的な紅葉でした。いつもなら輝くような晴れた日の方が紅葉はきれい、と思っていましたが、こんなしっとりした紅葉も美しいものだなあとしばし橋の上からの風景に見とれました。

さて会場にも秋の野山がやってきたようです。

茜、コブナグサ、栗、くるみ、オリーブ、クサギ、藍など、様々な植物から色を取り出し、糸や布を染め、織、コートやチュニック、ブラウス、パンツなどに仕立てています。

会場の中央には、ガマズミ、ナンキンハゼ、カラスウリ、紫陽花、ワレモコウなど、こちらも秋がふんだんに生けられていますよ。

 

 

 

清滝の紅葉

今日11月9日の清滝の紅葉です。いよいよそろそろ見ごろ近しでしょうか。

今年は少し赤味に迫力が欠けている気がするけれど、来週の小林斐子草木染織展の頃にはもう少し深まってくるでしょうか?

毎年同じ場所から紅葉を見ていますが、毎年少しずつ色合いも異なりますね。何年かに一度、はっとするほど輝くような紅葉の年もあり。

五番町のお寺

今、京都市内の普段公開されていない寺社仏閣の文化財が特別公開されていて、その一つにすぐ近所のお寺があったのでちょっと覗いてきました。


報土寺というお寺ですが、五番町の角にあり、おばあちゃんから聞いていた名前は「投げ込み寺」。五番町が遊郭だった頃、女郎さんが亡くなるとそのお寺に放り込まれたところだとかねがね聞いていました。
勝手に暗いもの悲しいお寺を妄想していたのだけれど、そんなことはなくて、本堂とご本尊は重要文化財だそうです。ごく身近なところなのですが、足を踏み入れたことは一度もなく、ましてやこんな文化財があったなんてちっとも知りませんでした。

ご本尊の木造阿弥陀如来像はスラリとした阿弥陀如来さんで(普段は国立博物館に預けられていて今回里帰り中だそうです)、本堂の裏には軍師・黒田官兵衛の妻、照姫のお墓もありました。
やや五番町を感じさせたのは、境内にあった腹帯地蔵尊と遊女観音(遊女観音はちょっとあっけらかんとしたイメージでしたけれどね)。

水上勉先生も「五番町夕霧楼」の舞台とされ、エッセイにも多く書かれ、また私も先生とお会いした頃によくお話もしていた五番町にあるお寺。それにしても、京都にはそこここに日常の片隅に、いろんな歴史が層のように積み重なり隠されているのだなあと思いました。

草木染めワークショップの色と日時

草木染めワークショップの色と日時が決まりだしてきました。

15日(水)コブナグサ(黄色系)

18日(土)栗(茶系)

19日(日)茜(赤系)

まだ各日とも参加者募集中です。どれも植物そのものを煮出すところから始めて、ご一緒に作業をしていきます。会場にドカンと生けられた野の花や実もの植物も多くは染色に使われる植物なので、それらの説明もしてくださることと思います。お申し込みお待ちしています!参加費2000円 時間は午後1時からです。

これは斐子さんの家のお庭です。いろいろな野花、染料植物で庭中が覆われていて、私なんか何が何だかさっぱりわからなくなりますが、斐子さん、ささっと見つけ出して「これはね、、」と教えてくださいます。そんな話も楽しいんです。

小林斐子草木染織展のご案内

11月の清滝テラの催しをご案内します。

11月14日(火)〜11月19日(日)11時〜17時(最終日16時まで)

毎年紅葉の季節に清滝で作品展を開催し、自然の植物から色を見つけ、染めと織りの作品を作り披露してくれる小林さん。武蔵野美大で日本画を学び、郡上紬の人間国宝、宗廣力三氏に紬織を学び、染め織40年のベテランです。本格的な織や染めを日常の暮らしの中に導きたいと、着やすい服やコートの形で作品を発表しています。

ジャケットやコート、ストールなど様々な作品を展示販売しますが、今年は「スカーフを草木染めしましょう!」の体験コーナーもあります。

会期中の水、土、日の3日間開催予定で、染色材料はコブナグサ、栗、アカネの3色です(1日1色)。先着でご希望をお聞きしながら、何曜日にどの色を染めるか決定していきたいと思います。ご関心ある方は、お友達などとお誘い合わせの上、お早めにご相談ください。(1日10人程度まで受付可、要予約 参加費2000円)

ちょうど展覧会の頃は清滝の紅葉の季節です。清滝の自然と小林さんの服の自然の彩りを、共に楽しんでいただきたいと考えています。

布と革の手仕事展終了

sow&zucaナラサキシノブさんと桂野和美さんの「布と革の手仕事展」会期終了しました。

 

会期中にはお二人の展示に加え、3回のワークショップも行われました。

ナラサキさんのワークショップは、インドの手織り布に小豆を入れておもいおもいの水玉を作る、細かな豆絞りに縫い絞りを加えて藍染めしました。細かい作業に思いの外時間がかかりましたが、お昼は千原佳世さんのトルコ風ランチプレートをいただき、午後には袋物を仕上げる縫い物作業にかかりました。

チクチクお針を動かし、だんだん時間が迫ってきて、最後はナラサキさんの素早いミシンワークの助けも借りて、夕方なんとか袋が出来上がりました。

桂野さんには革のバッグを作るワークショップをしていただきました。

皆、革を縫うというのは初めてで、最初はチクチク縫えばいいのかな、くらいにしか思っていませんでしたが、細かいパーツを一つ一つ用意し、下作業をして、針穴を開けて、手縫いする(しかも2本の針を同時に使って!)という、たくさんの手順を経て初めて出来上がる手仕事の過程を身を以て知ることになりました。

こちらもやはり時間はかなりオーバーして、辺りが暗くなりだして、帰りの時間が気になったことでしたが、ここでやめるわけにはいかないと皆さん最後まで頑張られて、ついに全員自分だけのマイオリジナルバッグが出来上がりました!

どちらも想像以上に時間がかりましたが、一つ一つの仕事を積み重ねていかないとものは出来上がらないこと、綺麗な仕上がりのためには丁寧な下準備が必要なこと、など学ぶところは大で、さらに出来上がったものは長く大事に使いたくなる愛おしさも大と、手仕事の醍醐味を味わうワークショップになった気がしています。

そう思ってみると、展示されている作品もまた違う目で見ることになり、作家さんへの尊敬の念も湧いてくるようでした。

楽しかった会期もあっという間に終わり、みなさんとの出会いに感謝申し上げます。またお会いしましょう。