台風接近

明日の台風が気になる清滝テラの小林です。江崎さんは、泰然と構えておいでですが、山あいの地だけに、いろいろな状況も考えておかねばと、私は少し頭を悩ませています。

5日はあじき堂のお蕎麦と音庭園のライブの日、多分この日までにはもう台風は抜けていることでしょう。

今の予報だと、近畿地方の雨風が強いのは4日昼から夕方のようです。今はまだ結論が出ておりませんが、状況によっては、明日の展示を臨時休業させていただく場合もあるかもしれません。そんな場合には、フェイスブックとテラHPブログに掲載いたしますので、どうぞご案内を注意してご覧ください。

みなさま、どうぞご無理と危険のないようにご判断いただきたいと存じます。自然の力には勝てませんので、祈るばかりですが。

江崎展始まる

9月1日、江崎満作品展オープンしました。

そして、デュオ睡蓮のお二人によるオープニンングライブが開催されました!

今回は全ての曲がお二人の作詞作曲によるオリジナル曲。しかも、江崎さんの作品に触発されて生まれた曲や、2年前に清滝に来られて出来上がった最新曲「ほたる」も初お目見えして、とても贅沢なライブ構成になりました。

ボーカル久美さんの不思議な体験も伺いながら、皆ちょっとエアーポケットに入ったような気分にも。

そして、江崎展ではいつも何かしら面白い出会いがあります。
1日目、江崎さんの作品を最初に持ち帰ってくださったお客様は、本日全く偶然に昼食を食べる店を尋ねるためにギャラリーを覗かれた、ドイツからの若い青年でした。
テラで、江崎さん、睡蓮さんとご一緒にちらし寿司を食べることになり、ライブ5分前まで、日本とドイツの戦後復興のあり方の違いについて語り合い、ライブも聞いてくださり、江崎さんの作品も連れて帰っていただくことになりました。

2日目の思いがけないお客様は、関東から駆けつけてきてくださった女性でした。古本屋さんで江崎さんの絵本と出会われ、子供さんとご一緒に何度も絵本を愛読、実際の江崎さんと江崎さんの作品に出会うべしと、夜行バスで清滝まで来てくださったのでした。もちろん江崎さんとはこれまで全く交流なし。1冊の絵本との出会いだけの接点が、こんな風に大きく膨らむなんて、全く予期せぬ展開です。でも、出会いってそんなものでしょうか。

江崎展は、いつもちょっと不思議で楽しい時間と空間がいっぱいです。江崎引力のなせる技でしょうか。さあて、これからはどうなりますことか。毎日が楽しみです。

ただいま搬入中

今日、江崎さん、能登から到着されました。能登から金沢まではものすごい大雨だったそうですが、お元気ご無事到着です。

頑張って搬入飾りつけ中ですが、概ねレイアウトも見えたところで小休止。

ちょっと一服して、ご飯食べて、ちょこっと寝て、
明日オープンまでにはバッチリ仕上がっている予定です!

明日14時からは、「Duo睡蓮』のお二人がツインギターとツインボーカルでオープニングライブしてくれます。

みなさんどうぞいらしてくださいね!!

清滝と芭蕉とところてん

明日、8月13日(月)22:00~22:25
NHK Eテレ「グレーテルのかまど」に清滝が登場します。
http://www4.nhk.or.jp/kamado/x/2018-08-13/31/1227/1440454/
「グレーテルのかまど」は俳優・瀬戸康史さんとキムラ緑子さん(ナレーション)がナビゲーターを務めるスイーツ番組ですが、この日のテーマは「ところてん」。

実は、俳人・松尾芭蕉は清滝で幾つかの俳句を残しています。その一つが「清滝の 水くませてや ところてん」という一句。今回は、この句にちなんで、瀬戸康史さんが清滝にロケに来られて、番組が作られました。

清滝テラで、瀬戸康史さんがところてんを食べるシーンを撮影されたので、テラもちょこっとだけ登場するはず(もちろん私は登場しませんよ)。
どんな番組になっているか、全体像は詳しく知らないのですが、瀬戸康史さんは爽やかな青年で、ロケはそれは暑い夏の日でしたが、暑そうな顔も見せずにテラのテーブルに腰掛け、涼やかにところてんを食べておられましたよ。

暑い今年の夏に、清滝で食べるところてんは、ちょっと涼しい気分ですよね。今年は泳いだから、澄んだ清滝川のイメージもわかります。
どんな番組に仕上がっているかな?

 

能登・よろみ村の旅

能登のよろみ村より帰ってまいりました。

この地の拠点となっている禅寺・龍昌寺に宿泊し、夜明け前にアカショウビンの声で目覚め、早朝の座禅から始まる朝、

長い廊下の雑巾がけ、蓮の花や野の草花を見ながらの朝散歩、

 

畑の作物と相談しての料理作り、

  

大家族みたいにいただく食事やお茶の時間、たくさんのおしゃべりともっとたくさんの笑い声、

手を真っ青に染めての藍染、

  

 

満天の星、近づく赤い火星、そして暗闇。

携帯もネットもつなぐことなく(どうせ圏外で繋がらない)、デジタル画面を見ることもなく、電話もかけない。リラックス&エネルギーチャージの「日常のような非日常」もしくは「非日常のような日常」。

龍昌寺のご住職、村田和樹さんと啓子さんご夫妻には大変お世話になりました。

ご一緒に参加した皆さんとも、短いながらも共同生活を送ったおかげで、すっかり打ち解け仲良くなりました。

そして、そのよろみ村に住んでいる住人の一人が、来月展覧会で清滝テラに来られる江崎満さんです。もちろん江崎さんのお家にも寄ってきました。
リクガメのシリウスとは初対面、イタリアングレーハウンドのカンちゃん(この子のじいじはかつみゆきおさんで,かつみさんのところで生まれた子犬を私が江崎さんのところに紹介したので、まあ私もいわば里親というわけです)とは久々の再会。

空、星、鳥、木々、草花、畑、動物、虫、土、水、川、海、魚、そして人、、、よろみ村には生き物たちが満ち満ちていて、来月初めには、そのエネルギーを凝縮したみたいな江崎さんが京都にやってくる、というわけです。

どんな日々になりますか。こちらも楽しみです。

愛宕山の千日参り

7月31日は愛宕山の千日詣りです。この日は夜通し登山道に灯が灯り、お山に登る人が絶えません。老いも若きも男も女も、自分の足で登るしかない愛宕山。なかなかしんどい山ですが、京都では火伏せの神として知られ、多くの京のダイドコには、愛宕神社の「火の用心」のお札が祀られています。3歳までに登ると一生火の難に合わないとも言われ、幼い子供を連れての登山も多いです。料理や陶芸など、火を使う職人さんの中には、年参り、月参りを欠かさない人も多くいます。なにせ、この日に登れば千日登ったご利益があるということですから、頑張りがいもあるというものです。

昨年は一晩中ギャラリーを開けていたのですが、今年は8月1日から能登にテラ出張ツアーに出かけることとなりました。残念ながら今年の千日詣りにギャラリーはオープンしておりません。

登山されるみなさん、お顔を拝見できずに申し訳ありません。一日早いですがお山に登られる方に遠隔よりお声かけさせていただきますね。「おのぼりやす!」。

江崎満展のご案内

9月1日(土)〜9月9日(日)江崎満 木版画と陶展 開催します。

能登の山中で木版画を彫って刷り、土をこねて壷や皿を作り、海でカヤックを漕いで魚を釣り、野花や昆虫や鳥を見守り、我が命を生き切る、江崎満さんの展覧会です。

これは先日、大物の鯛を釣り上げた江崎さん。かなりの大物を釣り上げた直後で、顔もワイルドな感じですが、実物の方がもう少しチャーミング、と思いますよ。

会期中は、能登より江崎さんが会場に滞在されて、たくさんの作品とともにガッツリ向き合ってくださるのはもちろんのこと、江崎さんと縁を結ぶミュージシャンの方々の投げ銭ライブもあります。

9月1日(土)14:00~15:00 デュオ睡蓮(井原伸二さん、久美さんによるツインギターとボーカル)

井原さんは古くからの江崎さんのご友人ですが、デュオ睡蓮のオリジナル曲には、江崎さんの作品「春の太陽」にインスパイアーされて生まれたという同名の作品もあります。お二人にとって、江崎さんの作品はジャンルを超えて響き合うものがあり、大きな意味があるのだと思います。会場で作品を眺めながらお二人の演奏と伸びやかな歌声をお聞きできることを楽しみにしています。

9月5日(水)8日(土)14:00~15:00 音庭園(村田聡さん、ひろこさんによる即興ピアノと声の調べ)

村田さんは、かなり頻繁に清滝山中にある空也の滝で滝行をされているピアニストです。数年前、江崎さんの展覧会の最中に偶然立ち寄ってくださったのがご縁の始まりですが、やはりジャンルを乗り越えて響き合うものがあったのだと思います。即興のピアノと、ひろこさんの「声」、声って楽器だったんだなあと思うお二人のセッションが独創的で素敵です。

さて、今回の展覧会では、綾部のこだわりの手打ちそば処「あじき堂」の創作蕎麦が食べられる日もあります。

9月5日(水)6日(木) 12:00〜14:00ごろ。あじき堂の安喰健一さんも、江崎さんとは福井で修行されていた頃からの古いご友人ですが、今は綾部で農業とそば作りを営んでおられて、次に展覧会をする時には、そばも食べられるようにしよう!と以前から江崎さんよりお話が出ていました。

あじき堂では、夏限定で「鶏トマトそば」という創作そばのメニューを出すのだそうですが、店でこのそばを出す時には、江崎さんの「トマト羅漢」という木版画を飾っているのだそうです。「確かにな!」と思わせられる楽しいコラボだと思いますよ。

まさに人と人、作品と音楽と料理がコラボレーションした展覧会となる予定です。
まだまだ暑い今年の夏ですから、会期中に川遊びをしたり、お散歩に出かける日もあってもいいねと、江崎さんと話し合っています。

いろいろ書いていたら、江崎さんの作品の解説が少なくなりましたが、またおいおい紹介していきたいと思います。どうぞ会場にお運びくださいね!

 

暑中お見舞い申し上げます

猛暑、酷暑という言葉が本当にぴったりすぎる今年の日本ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?西日本の各地をあの恐ろしい大雨が過ぎた後は、連日最高気温が38度から39度という猛烈な暑さが続き、たまらない日々でした。今日は台風の影響で少し涼しいですが、それもまた心配な状況です。いったい地球はどうなっていくんでしょう?SF小説や映画で見ていた近未来の光景が、真実味を帯びてくるようなこの頃です。

さて、7月のテラは、清滝での展覧会はなく、西陣テラのみ営業しています。で、何をしているの?と聞かれれば、現在清滝テラは「天然の室(むろ)」と化していて、毎週うるし部の部活動が行われています。

2〜3年前に「日本の漆のこれまでとこれから」という展覧会を企画し、日本の各地に残っていた生活に密着した漆のことを見つめ直す機会を持ちました。その素朴で堅牢な漆器の魅力を知るにつれて、もっともっと暮らしの中で使える日本のうるしが復活できたらいいなあとの願いが高まりましたが、そんな時に思いついたのが、梅雨時から夏にかけて湿気に悩まされる清滝テラ。高温多湿のこの環境は漆塗りに最適かも?と思い、逆転の発想で漆塗りを楽しむ「うるし部」を立ち上げました。素人ばかりですから、あまり細かな決まりごとにはこだわらず、ただし、国産の木地と国産漆にはこだわって、参加者の皆さんと拭き漆を楽しんでいます。

  

回数を重ねるごとに、深みが増して、色艶も良くなってきました。

これらの漆塗りが出来上がったら、一度うるしの器を使った食事会をしてみたいものです。

今は、高温多湿の室内で滴る汗を拭うこともできず(手は漆のついた手袋をしていますから)、ある時は黙々と、ある時は和気藹々と、漆塗りをしていますが、暑さの合間のお楽しみは、清滝川での水浴びです。正直なところ、もう「川にでも入って水に浸かっていなければやってられません」という気分です。ギャラリーで水着に着替え、歩いて数分の川べりから川に身を浸せば、最初は冷たい澄んだ水に震えますが、そのうち慣れてきて、青空を見上げて流れに身をまかせるも楽し、ザッブ〜ンと岩場から飛び込むも楽し、猛暑も忘れて気分は最高です。うるし部は8月も活動予定です。

また、8月には、能登のよろみ村に出張ツアーに出かけます。こちらもまたご報告したいと思っています。

次の清滝テラでの展覧会は、9月1日(土)〜9日(日)の「江崎満 木版画と陶展」となります。間もなく展覧会のチラシも出来上がってまいりますので、どうぞお楽しみに。近日中に詳細お知らせしたいと思っています。どうぞみなさん、雨にも台風にも暑さにも負けずお元気でまたお目にかかれますように!

うるし部部活中

今日は今年最初のうるし部部活活動日でした。梅雨の清滝ならではの期間限定部活です。

各自漆塗りをしてみたい木地を選んで作業開始。

塗っては拭き取り、乾かして、ペーパーかけて、また塗って、地味な作業の繰り返しですが、木地に樹液の色が染み込み、手間をかけ、時間をかけて変化し深まっていく、、、その変化の過程が面白くって、楽しくって、、

ただ、うるしかぶれだけが怖いんですが、、、。

それを乗り越える楽しさがあって、やめられません〜。

ラオスの音色とホタルの光

昨日、22日はホタルライブ、虫明悦生さんのケーンの演奏会でした。お天気にも恵まれ、梅雨の合間のご褒美みたいな爽やかな夜でした。


大小大きさの異なるケーン(日本の笙のような竹の民族楽器です)は、いろいろな音色や表情を持っていて、歌や踊りも伴って、気持ちを伝えあったり、精霊を呼び寄せたり、男女の恋の告白にもなったり、民族の歴史を語ったりと、相手に意味や気持ちを伝える「ことば」でもあるのだと聞きました。

 

 

演奏とお話の後は、ホタル鑑賞。川面や木々の間を飛び交うホタルは、いつ見てもやっぱり幻想的です。同期するように点滅するホタルたち、ふわあっと高く舞い上がって光が消えたり、どこからともなく近づいてきたり、ホタルの光もラオスの音楽同様に、ホタルたちの言葉なんだろうなあと思いながら、いつまでも暗闇の森を見つめていたかったです。

いよいよ展覧会は明日が最終日です。