手漉き竹紙専門店

西陣テラは、日本で唯一の手漉き竹紙専門店です。

竹紙と竹筆、竹のことならおまかせください。

書画はもちろんのこと、暮らしの中に生きる竹紙のご提案をしています。オンラインによる販売もしていますので、どうぞご利用ください。

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畳の店内にて、ごゆっくりご覧いただけます。ご一報いただいてから、ご来店ください。竹紙だけではなく、竹筆、など、各種竹製品の展示もございます。

竹紙について

竹の紙を知っていますか?

日本ではあまり知る人の少ない竹100%の紙です。
テラでは、国産竹を材料として、すべて1枚ずつ手漉きした竹紙を販売しています。

竹紙の歴史

竹紙の歴史は古く、中国で唐の時代(618年?907年)に造られていた記録が残ります。日本にも平安時代頃から中国の竹紙が入ってきていますが、国内で は、楮、ミツマタの和紙が進歩し、また竹紙は作るのに手間ひまがかかり効率が悪いためか、作る人も使う人も多くありませんでした。

竹紙の作り方

作り方は、若竹を枝葉が広がる前に伐り、水に漬け込みます(長いと1年以上漬け込むことも)。水から取り出してよく洗い流し、大きな釜で煮ます。よく洗い水にさらしながら繊維を取り出し、臼と杵や木槌で叩いて潰して、水に溶かして手漉きします。
固い繊維を紙にするまでに、多くの時間と手間がかかりますが、竹は成長が早く1年で大きくなり、1本丸ごと使えて無駄にするところがないため、木材伐採の必要もなく、放置竹林の問題にも一役買うことができる環境にやさしい紙です。

竹紙の特徴

竹紙の特徴は、まずは繊維のおもしろさでしょうか。 紙の表情は、竹の素材や材料をとる時期、竹の種類、煮方、潰し方によって様々に異なり、つくる人の好みや個性も反映されて、繊細にも大胆にも変化します。伝統的に職人に受け継がれた他の和紙とはまた異なる魅力があります。
紙の特徴としては、吸水性が高く、墨の吸い付きがよい。にじみにくい紙です。 用途としては、書、絵、照明、障子、襖、壁紙、タペストリー、のれん、造形など、書画からインテリア、建築用まで多くの可能性があると思いますので、どうぞ様々にお楽しみいただければ幸いです。