月別アーカイブ: 2018年6月

ラオス展会期中のイベントその2

6月22日夜、この季節の清滝テラならではのライブが行われます。

蛍ライブ「ラオスの音色 虫明悦生ケーン演奏会」

虫明悦生さんは、ラオス在住の研究者&ケーン演奏家です。もともと京都大学で学ばれ、ラオス地域文化の研究者として研究を続けておいででしたが、ラオスの民族楽器、ケーンと出会い、自ら奏者としても活動の幅を広げ、ラオス民謡の研究もしていらっしゃいます。

私もラオスの僻地に竹の紙の調査に出かけたことがありますが、その旅の途中で、何度か、忘れられないラオス音楽との出会いがありました。小さな村で偶然出会った法事では、夜通し朝までぶっ通しで生演奏による楽器演奏とラオス演歌が続きました。民族楽器の楽団によるラナートという木琴や弦楽器の演奏も心にしみる素晴らしさでしたし、朝、メコン川を下る船の中から聞こえてきた、女性たちが歌う民謡の合唱は今も心に鮮やかによみがえります。

ラオスの人々にとって、音楽は魂と一緒になった心の声なのだなあと思います。虫明さんが、地域文化研究の中で、なぜラオスの音楽に惹かれていったのか、音楽の合間にお話も聞けるかなと楽しみにしています。

そして、今回は、演奏に加えて、清滝川でのホタル鑑賞も併せてご覧いただける予定です。もちろん放流とかではなくて、この清流に天然に生息するゲンジボタルですよ。毎年お天気にも左右されてドキドキしますが、多い少ないはあっても見られなかった年はありません。儚くか弱いように見えて、生命の力強さも感じるホタルです。

蛍ライブは6月22日(金)PM18;00~20:00 演奏後も会場は解放していますので、蛍を見たり会場を見たり、ごゆっくりお過ごしいただけます。ライブ参加者にはドリンクとおつまみかお菓子も用意していますよ。参加費3000円 ご予約くださいね。

ラオス展のイベント その1

6月16日(土)〜24日(日)までの「牧喜代子作品展&SHOKUラオスの布展」では、展示販売のほか、会期中に三つのイベントを開催予定です。

6月19日(火)12:00~14:00 はラオス料理昼食会とお話会

メニューは、カオニャオ、ナムソムカイ、ラープムー、モックパー、カフェラオゼリー、ラオティー。この名前だけを見て料理の中身が全部わかるあなたはかなりのラオス通!ほとんどの人は想像がつかないと思いますのでちょっと解説しましょう。

カオニャオはラオスのポピュラーな主食で、もち米を蒸したものです。

ラオスでは、こんな感じの蒸し器(下のツボには水が入っていて、その上に竹で編んだ三度笠のような蒸し器を載せます)でもち米を蒸していきます。それを、上の写真にもあるような竹で編んだおひつに入れて出すのです。もちもちしたもち米を、一口大に手で丸めておかずと一緒に食べるというのがラオススタイルです。

ナムソムカイは鶏肉の入った酸っぱいスープです。

ラープムーは豚肉とミントの和え物。

ラープはラオスの代表的なおかずの一つですが、肉や魚などいろいろなラープがあります。特徴はミントなどハーブをたっぷり混ぜ合わせているところ。もち米の主食とこれがよく合うんです。

モックパーは、今回の料理のメインディッシュともいうべきおかずです!ラオスでもよく蒸し物に使うバナナの葉で魚を包んで、蒸し焼きにします。牧さん、今回は自ら腕をふるって本場さながらのラオス料理を食べてもらいたいと、張り切っていらっしゃいますよ。(新作なので写真はなし。当日をお楽しみに〜!)

デザートはカフェラオのゼリーとラオティーを予定しています。

その他、牧さん(ご夫妻?)と娘さんの松井さん(ご夫妻?)にラオスのこと、そこでの綿の布作りのこと、染色や織りのお話など、ゆっくり楽しく伺いたいと思います。

ご参加可能な方は、テラまでお申し込みください。

Tel&Fax 075-204-8122     お問い合わせメールフォーム