本日より「高橋弘子竹面展と若州人形座朗読公演」の展示が始まりました。
壮観な眺めです!なにせ、この会場だけで90人を超える人と神様と生きものがいるんです!
これだけの異なる顔を作れる高橋弘子さん「すごいな!」と思います。いつどこでこんなにたくさんの人の顔を頭の引き出しにしまっていたのでしょうか?
この大勢の「顔」を見るだけでも、会場に足を運ぶ価値アリと思います。
今展では、『竹取物語』の展示にも工夫をこらしてみました。どんな展示の仕方にするか、どんなポーズにするか、飾る前にはたいへん悩みましたが、会場である古民家の家の造りを生かしつつ、「竹」にもこだわり、竹紙の衣をまとったかぐや姫がここに暮らしているかのように?仕上がりました。ぜひ可憐なかぐやに会ってほしいものと思います。かぐやを見守る男たちの表情も見ものです。
さらに今回は『越前竹人形」の主役のお二人、玉枝と喜助にもご来場いただいています。
「なあ、お前、ここどこやろ?えらい遠くに来てしもたんと違うか?」「そやけどあんたといっしょやったら、どこでもよろしいわ、ここもそうわるないえ」
そんな会話が聞こえてきそうです。
普段は西陣の家で販売している竹紙も会場に運んでいます。竹紙と竹面、竹人形は、もともと同じ素材からできているいわば兄弟分です。いずれも水上勉先生が竹にこだわりつつ、試行錯誤で作り始められたものですから、こうしてみな一緒に展示できることは嬉しい機会です。
展示会期は5月11日(土)〜19日(日)11時~17時まで 入場無料
人形座の朗読公演は15日(水)〜18日(土)14時〜
入場料2000円(茶菓、アフタートークつき)
16日はすでに満員ですが、他の3日間はまだ余裕がありますので、どうぞぜひご予約お待ちしています!