7月末の千日詣りの前後に、ジュエリー作家の清水範康さんと写真家・松岡宏大さんのコラボレーションによる展覧会を予定しておりましたが、先月末、清水範康さんがくも膜下出血で倒れられ、現在は入院中でいらっしゃいます。これまでお元気で制作に励まれ、私達も展覧会を楽しみにしていましたので、突然の報に驚いております。今は状態が快方に向かわれることを祈るばかりです。
展覧会につきましては、どのような形を取ることが良いのか、ご家族、関係する方々とも相談を重ねました。最初は予定通りの催しをすることも考えたのですが、ノリさんは、作品展開催にあたっては、金属作品が一番良い状況でお客さんの前に出せるように手入れを怠らず、また身につける人が一番心地よく使えるように、サイズや個別調節を心がけてこられたとのこと。そのようなものづくりの姿勢を大切に考えるなら、やはり今回は展覧会開催を見合わせ、ノリさんご本人が快復されてから、しっかり立ち会っていただけるときに改めて展覧会を開催しましょう、ということになりました。
現在はご病状の快復を心よりお祈りして時を待ちたいと思います。
また、恒例の愛宕山の千日詣りにつきまして、先日愛宕神社より、今年は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて7月31日の夜間拝観は中止するとの発表がありました。代わりに7月23日〜8月1日の昼間を千日詣りの拝観の期間とされるそうです。
そんな事情があり、7月下旬の展覧会につきましてはどうしたものかと考えた結果、いつもピンチのときに助け舟を出してくれる、龍神村の竹紙作家・菅野今竹生さんにお願いすることにしました。もともとゴールデンウィークのときに予定しておりました「竹紙の可能性を考える」展覧会を、千日詣りの時期に開催したいと思います。ネット上で紹介していた「世界の竹紙」につきましても、この時期に合わせて再展示してみようと思っています。
会期は7月23日から8月1日を予定しております。
会期中のどこかで、想像と破壊のチャイや「Watte chai」さんにも素焼きのカップで頂くチャイを出展頂く予定です。