日別アーカイブ: 2021年4月9日

ふろしき展出展紹介その2 Shoku

Shokuは、ラオスを中心とした手紡ぎ自然染色手織りの綿布を扱う会社です。

ラオスの田舎では、棉を種から植えて栽培し、ワタをとり、手で紡いて糸を作り、さまざまな植物で染めあげ、手織りするという作業が、まだまだ生活の中で当たり前のこととして行われています。現代の日本では、そうした生産は「オーガニック」「貴重な手紡ぎ手織りの草木染め」ということになると思うし、これからはアジアでも本当に少なくなりつつあると思うけれど、Shokuさんは、そうしたラオスの暮らしの中での綿布の素晴らしさに早くから注目し、地域の人々と繋がり、制作指導もしながら、その布を日本に伝える役割を担ってきました。

アジア綿はダウンボールのように空気を多く含み、暖かく、風通しも良い、肌触り良い木綿です。

こうしたラオスの布を生地販売されるほか、服を作ったり、小物を作ったりして販売されています。

今回はそんなShokuさんに風呂敷製作を新たにお願いしました。
ラオス綿の肌触りの良さ、使い心地の良さを、「包む布ー風呂敷」という形の中で生かしてもらえたら素敵だなあ!と思ったからです。

野菜も荷物も手土産もお弁当も包める綿の布。首にも巻けるし、腰にも巻ける。子供のおくるみにだって使える優しい風呂敷を作っていただけたと思います。ぜひ手に取ってご覧ください。

よくみると、こんな可愛いアクセントがついていましたよ! かわいいビーズつき!

Shokuのギャラリートークは18日と25日の午後2時から行います。
Shokuを創業された牧さんご夫妻が来場して、ラオスの布作りとShokuのお話をしてくれる予定です。お楽しみに(25日はすでにご予約が7人となっています。密を避けるため、ご希望の方はご予約状況をお確かめください)。

ふろしき展出展紹介その1 コトノワ

コトノワは京都で伝統的にふろしきを生産販売してきた丸和商業という会社が立ち上げたブランドです。丸和商業さんは、もともと帛紗や冠婚葬祭の絹の風呂敷などを主流としてきたのですが、コトノワでは、北欧やヨーロッパのデザイナーによる新感覚の風呂敷ーフリークロスも発表しています。

これは、フィンランド人のヴィータサロ・ユホがデザインした風呂敷。伝統的な唐草模様にもどこか似ているけれど、確かに北欧のモダンさも感じられるデザインですね。フィンランドの自然や文化を象徴的に表現したデザインだそうです。同じデザインの色違いがこちら。

これも1枚の風呂敷布ですが、別売りの革のベルトで、両端を縛って使用しています。
風呂敷って包み方がイマイチ分からなくって、という方にはとっても簡単で便利。これなら、バッグ感覚で、自由に使えますよね。(革ベルトも会場内で売っていますよ)

同じくフィンランド人のヘイニ・リータフフタがデザインした風呂敷布がこちら。

テーブルウエアーやピクニックの敷物にも使えそうですし、

 

エプロンにもいいかも?!

もちろんランチボックス包みやバンダナにも可愛いな。
素材は面100%ですから、洗うことを躊躇うことなく、ジャブジャブ洗って使えるのもいいですよね。

コトノワさんには、4月20日(火)午後2時ごろからギャラリー会場にて、「風呂敷の使い方講座」をギャラリートークしていただく予定です。包み方がわかんない〜という方、ぜひ、会場にてかっこいい包み方を覚えて帰ってくださいね!