皐月晴れをゆっくり楽しむ間もなく、異例の早さで梅雨入りしてしまいましたが、6月の展覧会は、ベテラン木工作家のかつみゆきおさんの登場です。「木の仕事」と共に、四国八十八ヶ所をめぐられた時の写真も〜四国ぶらぶら〜と題して、合わせて展示予定です。
今年の目玉の「木の仕事」は、長さが3メートル以上もあるタモの大木で作られた座卓。樹齢400年以上あり、木目がだんだら模様のように入っていて見応えあるのだそうです。「うちの会場には大きすぎませんか?」と尻込みする私に「今回はみんなにこれを見せたい!」とかつみさん。
もう一点は、クルミの木で作った低いベンチ。これに寝そべってテレビをみるといごこちがいい、とのこと。こちらも大の大人が十分寝られるくらいの大きさとのこと。
コロナ禍も長く続き、なんとなく人の心もギスギス縮こまりがちな世の中で、「ちまちましていないでっかいものを見せてやりてえな」とのかつみさんの心意気です。
そのほかにもいつものようにテーブルや椅子、木の小物、額類など、展示販売いたします。
四国ぶらぶら、お遍路さんの旅の写真と写真記録もお楽しみに。
どうぞ、トンネルの向こうに広がる世界へ、しばしお出かけくださいませ。