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7月の展覧会「てのなるほうへ」

7月24日(土)〜8月1日(日) 「てのなるほうへ」作品展
石田佳織(うるしの土器・陶器)清水範康(彫金アクセサリー)
*7月31日と8月1日のみ創造と破壊のチャイ屋 Watte chai 出店

土から形を作り、野焼きした土器に漆を拭き込み削りだして仕上げる「うるしの土器」、いったん釉薬をかけて焼いた陶器を、再び野焼きして色の変化を楽しむ「窯変の器」など、石田佳織さんの作品世界をご覧いただきます。土と炎の生み出す力強いエネルギーと自然と溶け合う優しさも魅力です。

その石田さんと双方向の理解者で親しい友でもあるのが、彫金作家の清水範康さんご夫妻。昨年大きな病に襲われ生死の境を彷徨いました。昨夏のこの時期に予定していた展覧会は中止となり、意識回復すら心配されましたが、昨年末に退院され、今は「新しく生まれ変わった自分」を見てもらえたらとおっしゃっています。1年延期した展覧会をこのような形で開催できることを心から嬉しく思っています。

7月31日、8月1日には、創造と破壊の旅するチャイ屋「Watte chai」も出店予定です。チャイカップは石田さんの土器で、使用は一度限り。みなさん、飲んだ後には割ってちゃい!細かく砕いてまた陶土に。再生と破壊のチャイ屋です。
手からものを作り出す3者が手を合わせて「てのなるほうへ」皆さんを誘います。

 

出立

最終日を終え、本日、かつみトラックに木の仕事を積み込んで、かつみさん、出立されました。

かつみさん、「来年はカエデの座卓を持ってこようかなあ。カエデの木はこれよりもっと幅がでかいんだ。これからは毎年一本ずつでっかい面白い木をみなに見せることにしようか。それもええなあ」ひゃ〜っ!!

今日は真夏のような好天。元気なかつみさんが出発していかれました。今年も無事終了です。

展示後半戦

後半戦は、お嫁入りしていったものもあり、少し模様替えして展示しました。

ものがやや減り、スッキリした印象になりましたが、飾りきれなかった机も1台組み立てたので、スペースはあまり変わりません。でも、こんな喫茶店かレストランだったら、くつろいで気持ちいいかも。なかなか居心地良い空間です。

2階も少しずつものが減ってきましたが、写真はた〜っぷりご覧いただけます。

小物の新作の中には、能登・輪島の朝市で見つけたという作りかけの板皿もありました。
下地の布張りしたところで職人さんが亡くなられたとかで、朝市に少しだけ出ていたものをかつみさんが見つけ、200枚全部引き取られたそうです。それにかつみさんが黒と赤の漆を塗り、根来に研ぎ出して、小粋な板皿になって出品されていましたよ。
それにしても、朝市のおばちゃん、お土産程度に出品していたのに、200枚全部買うという突然のお客さん出現に、びっくりして嬉しかったことでしょうね。

木は、かつみさんの元に吸い寄せられるようにしてやってくるのかな。
いろいろな木々が、いろいろな出会いとともに集まってきて、また誰かのところに行くのでしょうね。

 

 

 

2階の写真展〜四国ぶらぶら〜

四国八十八ヶ所の写真は、日付順に並べようと思っていたのですが、あまりに数が多く、奥の小部屋に360度全方向型に展示することとなりました。かつみさんの椅子「回転式イギリス人の椅子」に座って、お好きな方向からごゆっくり眺めていってください。旅の日記もプリントアウトしておいてありますので、合わせてご覧ください。

かつみゆきお展、始まりました!

かつみさん、元気に大型トラックを運転して京都に到着されました。
若い助っ人の力も借りて、樹齢400年、3.7メートルのタモの座卓も会場入り。独特のブリンドル模様がなんとも印象的です。
黄金色に輝く胡桃のカウチも設置できましt。これに寝そべってテレビを見てみたい誘惑に駆られます。


さらに、今回食卓を探す家族がいることをお伝えしてあったところ、なんとかつみゆきおさん、5台もの食卓を会場に運んできてくれたのです!「初夏の食卓祭り!」開催中、、、なんちゃって。

2階はまだ写真撮っていませんが、奥の小部屋が写真で埋め尽くされています。
四国八十八ヶ所、会場360度の全方向型でお楽しみください。