年別アーカイブ: 2022年

2023年竹紙干支はりこ

毎年恒例で作っている「竹紙干支はりこ」。

作り始めたのは1999年から。そう、ちょうど「卯」うさぎの年からでした!
干支は12年、12×2ですから、来年で24年目になります!

作者は向坂典子さん。陶器で型を作り、手漉きの竹紙をはりあわせて、最後は手描きで仕上げています。

西陣テラにて販売しています。御遠方の方にはご送付も致しますので、メールでもお電話でも、お声かけくださいね!値段は最初から変わらず1500円(プラス税=1650円)。税額が変わりましたので総額は少し変わりましたが、本体価格は24年間変わらずです。

長年のご愛顧に感謝いたします。

紅葉の中で

今年の紅葉は本当に美しかったです。
穏やかな好天が続き、日に日に色が変わってゆく紅葉の美しさを、長く楽しむことができました。

清滝は、ここ数年、いやここ10年で一番きれいな紅葉だったかもしれませんね。

小林斐子さんの展覧会では、2回染色のワークショップが行われました。
最初の「ビワ染」は写真を取り損なっちゃいましたので、写真は2回目の「ツツジ染」。

ツツジからこんな色が出るって知らなかったなあ。
みなさん、思い思いの絞り模様も入れながら、渋紫のシルクストールが染め上がりましたよ!

会期中には、おくどさんでご飯も炊きながら、彩豊かな、楽しい時間が過ぎてゆきました。

 

小林斐子染織展始まりました!

好天に恵まれて、とびきり綺麗な紅葉とともに、小林斐子さんの染織展が始まりました。

会場中央にはドド〜ンと野の花が生けてあります。
柿やカラスウリ、山帰来、ガマズミ、紫陽花、ツルウメモドキ、吾亦紅やお茶の花も。

そうした植物から取り出された様々な色が、様々な服やストールに変身しています。

会場の中でも、会場の外でも、今年は自然の色を堪能できそうですよ。

紅葉見頃に

今年の秋は、天候に恵まれて、どこも紅葉が鮮やかですね。
清滝も穏やかで鮮やかな秋の日々を迎えています。
写真は11月10日の清滝。

日向はもう十分見頃です。秋の日に照り映えて、久々に鮮やかな赤が冴えています。
日陰はまだ黄色や緑ですが、赤、黄、緑とさまざまな色合いが入り混じった紅葉も、着物の柄ゆきを見るようで美しく思えます。

全体的には、来週くらいがいちばんの見頃でしょうか。
来週は小林斐子さんの染織展。お天気がご機嫌良くしてくれていたら、会場の中でも外でも、植物の美しい「色」が楽しめると思いますが、さて?

 

2023年竹紙干支はりこ「卯 うさぎ」

来年の干支は「卯 うさぎ」です。
テラ恒例の竹紙干支はりこの見本が出来上がってきました。
作者は向坂典子さんです。長年うさぎを飼い続け、うさぎファーストの向坂さんですから、来年の干支にはさぞ張り切っていることでしょう。

これから手作りで制作にかかっていきますので、11月15日〜20日の小林斐子展の期間は、清滝テラにて、それ以後11月後半〜12月には西陣テラにて販売予定です。どうぞご希望の方はお声掛けください。価格は税込価格で1.650円。ご遠方の方にはご送付も致します(送料200円〜)。

おたのしみに!

草木染めワークショップ

小林斐子展の展示会期中に行われる草木染めワークショップ、11月17日(木)は定員に達しましたので、ご予約締め切りとさせていただきます。19日(土)はまだ予約受付中ですので、どうぞテラまでお声掛けください!

11月の展覧会「小林斐子草木染織展」2022初冬彩点

清滝川が紅葉に染まる頃、滋賀県在住のベテラン作家、小林斐子さんの草木染織展を開催します。
11月15日(火)〜11月20日(日)会期中展示と販売(入場自由 無料)
11/17(木) ビワ染(赤系)
11/19(土) ツツジ染(紫系) 染色ワークショップあり (要予約 参加費3000円 昼食付き)

安曇川の自然を様々な色に染め、糸を織り、服に仕立てています。
軽くて暖かなシルクやウールのコート、ジャケット、ストール類。
綿のTシャツやハンカチ、小物類も豊富です。

どうぞ、会場の中でも清滝川周辺でも、自然の彩を楽しんでくださいね!

 

変わりゆく季節の中で、旅

季節は夏から秋へ、そして冬に向かっています。
暑さと寒さを繰り返しながら、次第に変わりゆく季節。

10月は展覧会を入れずに、数年ぶりに旅に出ました。
フェリーに乗って舞鶴から小樽へ、さらに日本海を北上して、稚内から礼文島へ。


礼文島に渡った日は、その年の北海道の山々に初冠雪が記録された日でした。
利尻富士も頂が白くなって、島に吹く風は強く寒く、気温は一桁、島の人たちも思わずストーブに火をつけていました。

島で、今回の旅の第一目的を達して、帰りに旭川に立ち寄りました。
こちらも大雪山系が真っ白になっていて、もう冬の訪れが近づいていることを感じさせられました。

旭川近郊の町に、ある人を訪ねました。
竹繋がりで、テラでも展覧会を開催したことがある竹工芸作家の近藤幸男さん。


10年近く前に本州から北海道に移り住まれて、北海道に自生する根曲竹だけを使って作品を作られています。寒さの厳しい北海道には、孟宗竹や真竹は生えていないので、細い根曲竹だけが材料です。クマに合わないように用心しながら、材料を調達し、竹を燻し、ヒゴを作って、制作に励んでおいででした。

どうしておいでかなあと久方ぶりにお目にかかりましたが、北の大地で、自分にしかできないお仕事をしっかり続けておいでの姿に、安心したり、勇気をもらったりしました。

本州にお住まいの頃は、花生けや茶道具などの繊細なお仕事が多かったと思いますが、それらに加えて、北海道ならではの生活雑器や川の水を濾過するための竹の堰?のようなものも注文を受けて作られることもあるとのこと。その土地の竹を使い、その土地にあった竹細工や竹工芸を作られていること、拝見できてよかったなあと思いました。

いつか、そうしたお仕事もテラでもお見せできる機会があるといいなと思います。
「北の竹工房」の近藤さんです。

革のバッグと手織りキリム・絨毯展終了

展覧会無事終了しました。

たくさんのキリムや絨毯、手作りのバッグを楽しませていただきました。

リュックやベビーシューズも可愛かったなあ。

150年前の酒袋と革を組み合わせたバッグや帽子、

「カバン屋さんのベスト」も収納力満載で魅力的でした。

一方のアリアナさんのキリムも

塩袋(昔、遊牧民は岩塩をこれに入れて持ち歩き、移動したそうです。

ダブルバッグ(本来はラクダやロバの背に両側に垂らして使う入れ物です)。

さまざまな模様のキリムも楽しみました。

そして、お料理上手なマルフィーさんによるまかないランチのお楽しみも。

(ちらし寿司は私ですが)イランのスープ「アッシュ」

チキンのスープで炊き込んだサフランライスとナスと卵を混ぜてキッシュのように焼いたおかず。(名前聞き忘れ)

また、展覧会とマルフィーズキッチンを組み合わせて皆さんにも味わっていただく機会があればと思います。
ご来場くださった皆様、奥井さんご夫妻、マルフィーさん、ありがとうございました。

 

いよいよ明日から!

「革の創作バッグと手織りのキリム・絨毯展」
9月23日(金)〜28日(水)まで

無事搬入設営も終えました。

1階、2階、所狭しと作品が並びました。

これを全部ちゃんと見ようと思ったら、時間がかなりかかりそうです。

革のバッグも、革だけでなく、遊牧民のキリムやジャジムはもちろん、アフリカの草ビロード、北欧のプリント、日本の着物地など、世界から集めてこられた貴重な布が使われているのが特徴です。

アリアナさんが、恒例の茶器セット「サモワール」を持ってきてくれました。
チャイグラスで、あったかい紅茶(ローズの花びらやカルダモン入り)を飲みながら、布の話、革の話、世界の旅の話をゆっくり聞いてくださいな。

お待ちしていま〜す!