日別アーカイブ: 2022年6月13日

7月の展覧会「デボラと寛太郎の七夕展」

7月2日(土) 〜10日(日)
デボラと寛太郎の七夕展 〜創作和紙と手描き友禅〜

デボラ・スタウトさんは、オーストラリア出身の和紙の作家です。

庭でコウゾを育て、紙料を作り、和紙を手漉きし、さまざまな空間、平面作品を作っています。前田寛太郎さんは手描き友禅作家として活躍され、デボラさんの良きパートナーでもありましたが、3年前惜しくも逝去されました。デボラさんの手元にのこされた多くの作品を拝見しながら、七夕の日に、お二人の作品を同じ空間に飾ってみたいと思いました。織姫と彦星が年に一度会うことができるように。

私、テラ小林は、デボラさんと交友のある友人の方々よりデボラさんを紹介されました。
昨年秋からは、時折デボラさんの家を訪れて、コウゾの刈り取りや、皮剥、叩解、紙漉き作業などもご一緒させていただいてきました。

少しは作業のお手伝いもしましたが、

四季折々に変化する庭を楽しませていただいたり、

皆で持ち寄った美味しい昼食をいただいたり、

そんな中で、デボラと寛太郎さんの作品を見せていただき、二人の作品を、七夕のシーズンにテラで一緒に展示しましょうということになったのでした。

展示にあたっては、私よりもデボラさんのことを以前から知っているご友人の方々が、ご一緒してくださいました。企画検討、写真、広報、展示補助、通訳、ライブ演奏など、いろいろな形で参加してくれています。

7月7日(木)午後2時からは、デボラさんのギャラリートークと、ご友人の一人、山口ともさんのギターと歌のミニライブを行います。通訳やお茶とお菓子など、ご友人たちの協力のもとに開催予定です。どうぞお楽しみに。(なるべくご予約ください)

7月8日(金)には、デボラさんの和紙を使って、和紙に刺繍というワークショップを予定しています。和紙は字を書くもの、という、そんな固定観念を吹き飛ばす、新鮮なワークショップです。
お茶とお菓子付き、3000円です。(テラまでご予約ください)。

そのほか、会期中に簡単にできる、和紙を使ったものづくりワークショップや願い事を書く笹飾りなど、ご用意しています。

大人の七夕をお楽しみくださいね!

 

 

かつみゆきお展終了しました

かつみゆきお木の仕事展終了しました。
おかげさまでたくさんの方に来ていただき、様々な方との出会いを楽しみました。

別々に来られた知らない方同士が、かつみテーブルを囲んでお好みの椅子に座り、いつのまにか話弾んでいる光景は楽しいものでした。

かつみ工房より送っていただいた静岡名物「黒はんぺん」もフライにして、皆さんでいただきました。

 

時間のあるときには散歩を楽しまれ、本を読み、地図を広げて、行きたい山の登山ルートをあれこれ考えておいででした。
山で知り合った方、旅先で知り合った方、家具を通して出会った方、様々な出会いが継続していらっしゃるのは、やはりお人柄というものでしょう。

今日は搬出前に家具のお届けにも行き、搬出では重い家具もひょいと担ぎ上げて荷をトラックに運び、帰り前には兵庫へのお届けにも立ち寄って、静岡に帰路につかれる予定です。

 

かつみさんが出立された後のテラの玄関には、なぜか1匹の蛍が止まっていましたよ。
そういえば、昨晩は清滝川の蛍たち、きれいに点滅していましたよ。