日別アーカイブ: 2024年10月24日

小林斐子草木染織展のご案内

11月12日(火)〜17日(日)
小林斐子草木染織展 2024初冬彩点

清滝の山や川が紅葉で染まる頃、毎年恒例の小斐子さんの染織展が行われます。
滋賀県の安曇川に暮らし、40年余り自然の中から色を取り出し、糸を染め、手で折る日々を続けています。

さらには、織りあがった布にハサミを入れ、ジャケットやコートに仕立てます。
反物や着物にこだわらず、日々の暮らしの中にこそ、本物を取り入れることを目指しています。

会期中には、原始機の体験ワークショップも行われます。
小林さんたちが草木染めした絹糸を使って自由に糸を組み合わせ、原始的なシンプルな方法で、手織りしていくというものです。折というものの構造がよくわかる体験です。
織りあがったものは、お持ち帰りいただけますので、早い人だとストールが織り上がる人もいますし、ゆっくりや細い糸の方は、ミニタペストリーというところでしょうか。いずれにせよ、自分で追った織物は、なんとも言われぬ試着が湧きます。
(本年は、すでにお申し込みが多く、満員御礼となっております)

展示は、会期中11時〜17時までご自由にご覧いただけます。
パンツ、ストール、綿のTシャツやハンカチ、絹の靴下やネックウォーマーなども、丁寧に草木染めされて販売されていますよ。

会場の中も外も、秋の色でいっぱいになる、展示会です。
皆様のお越しをお待ちしております。

南米土器到着しました!

ドキドキ(土器土器?)しながら到着を待っていた、マネノ・清水匡子・ルル「南米土器三人展」の人と作品が、どちらも無事清滝へ到着しました。

数日前に現在暮らすパラグアイを出発、2日がかりでブラジルサンパウロまでバスに乗り、そこから電車でサンパウロの空港へ。そこからは飛行機でワシントンへ、さらに成田へ、さらに関空へと移動を重ねた匡子さんと3人の子供たち、そして作品の詰まった7個のスーツケース!

飛行機の乗り継ぎがうまくいかず予定便に乗り遅れたり、スーツケースが積み残しになったり、と、想像した通り色々なことがあったようですが、ともかく、今は清滝へ到着し、ホッとしています。

いや、正確に言えば、2個の作品が移動中のどこかで割れてしまったそうで、それは残念過ぎるのですが、はっきり言って、この長距離飛行機移動の過程で、2個の破損で済んだということの方が、ラッキーと言って良いかもしれないと、密かに思ったりもしています。

ともかく、そんな大変な思いをして日本に、清滝に来てくれた作者にも作品にも感謝です。
本日1日前倒して作品搬入と設営を始めました。

さまざまな鳥、コンドル、オオハシ、名を知らぬ鳥、アルマジロ、アリクイ?、カメ、ヘビ、猫、架空の生き物、南米の生き物たちが、大物小物合わせて200以上も並び始めています。

展覧会は10月26日(土)〜11月3日(日)まで。
15年ぶりの展覧会、ご期待ください!