*****テラ通信 2024年11月*****
暖かすぎた秋の日から、急に冬の寒さがやってきました。
気がつけば、もう今年もあとひと月と少しです。
テラも様々な催しがありましたが、いよいよ12月初めが今年最後の展覧会となります。
なんだか一年、あっという間でした。みなさまはどんな一年でしたか?
【これからの催し】
12月3日(火)〜8日(日)アリアナキリム展 会場:清滝テラ
富山在住、イラン出身の店主による手織り絨毯、キリムの展覧会です。
イランでは、遊牧民や地域によって異なる部族の人々が、それぞれ特徴あるキリムや絨毯を手織りしてきました。敷物でもありますが、移動しながら暮らす人々にとっては、ときに物を包み、食べ物を入れる布にもなり、日本の風呂敷のような役割も果たしてきたように思います。旅や移動の話、母から子へと伝わる模様の話など、店主マルフィーさんの語る西域の人々の暮らしと織の話は、いつも楽しいですよ。
*12/6、12/7の2日間、会場2階でヒーリング・マッサージとイランランチがあります
夏にテラで行った「すっぴんマルシェ」の折、アリアナ店主夫人の松井美佳さんが来られて、この3人のヒーリングとマッサージを受けられ、とても心地よかったので、会期中にできればいいな、と言ってくださり、このコラボレーションが実現しました。
・ビーイングタッチ&ヴォイスヒーリング ラブシェアリングひろこ
・アロマヒーリングとフットマッサージ サロンAmana ちあき
・ハンドマッサージ 河村ひろこ
*11時〜17時まで(16時受付終了) 各々15分〜30分で1000円〜1500円
*ヒーリング、マッサージの前後にアリアナ店主によるイランランチ(主食と温かいスープなど)を食べる事ができます(1200円)。茶器サモワールで淹れる紅茶はサービス。
*予約、当日いずれも可
ゆったりした気分で、キリムもヒーリング・マッサージもランチも楽しんでいただければと思います!
*12/8午後、会場2階にて、私の手元にやってきた謎の敷物をめぐって、緞通談義を行います
13:30〜15:30 (要予約)
いつどこで誰がなんのためにどういう素材で作った敷物なのか、何もわからず、手探りで調べていくうちに、敷物の模様は赤穂緞通の模様である事がわかってきました。
赤穂といえば「忠臣蔵」。「一網打尽」で悪を成敗する意味も持つ忠臣蔵ゆかりの模様のようです。
そこから赤穂緞通の織り手さんや研究者、博物館学芸員の方々との繋がりも生まれ、これまで知らなかった赤穂緞通の独特の成り立ちについても知ることとなりました。赤穂、鍋島、堺など、緞通に関わるさまざまな方々も、この紙の敷物に興味を持ってくださりつながってゆきました。
そこで、この敷物のお披露目を兼ねながら、皆で膝突き合わせて、緞通談義をしましょう!ということとなったというわけです。
わかってきたこと、わからないこともたくさんある敷物ですので、皆で自由に語り合い、西の国から日本に伝わり、歴史と文化の中で変遷してきたであろう織敷物で、この展覧会を締めくくりたいと思います。
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