月別アーカイブ: 2025年6月

かつみゆきお展後半へ

 

昨日の京都は気温36度越えだったそうですが、清滝テラはそれほど暑さを感じません。

山と川が近いせいもありますが、漆喰の古い建物自体が、蔵の中のようにひんやりしていて、さほど暑さを感じない気がします。それと、裏山から吹きおろす水を含んだ冷たい空気が、天然冷房の役割をしてくれているようです。裏口前が会場内の特等席ですよ。

2階にはずらりとかつみさんの旅の写真を展示しましたが、1階壁が空いていたので、そこにも少し額の写真を展示しました。
トルコ・イスタンブール、、ギリシャ・エーゲ海のミコノス島、ギリシャ・メテオア、スイス・グリンデルワルト、アイガー北壁。

こちらは木曽のサワラの木で作ったボックス。以前は白木で仕上げていましたが、今回は漆を塗って仕上げましたのでより変色や水にも強くなりました。並べてもよし、重ねてもよし、自由に使えるのが便利です。

かつみさんは大変お元気に過ごしておいでです。
今回は、主に夜間は西陣テラに泊まっておいでですので、早朝のお散歩に、西陣の街をぶらぶら歩くのを楽しんでおいでです(どこにいても「行きあたりばったりの一人旅」ですね)。

 

かつみゆきお展開催中!

!土日と降った雨も上がり(気温も上がり始めました)、展覧会も盛り上がってきています。
懐かしい方、毎年感謝!の方、愛宕山帰りの方、バイクで3時間半かけての方、若い方から80代の方まで、さまざまな方が来られるのも清滝ならでは、かつみさんならではの展覧会風景です。

ぐーんとカーブしているこのテーブルは、栓(セン)の木のテーブル。
北海道に生えていた木だそうで、北側は年輪が密になっていて、南側は年輪が租になっている、部分によって木の表情にも差がある天板だそうです。ともすれば、狂いが出やすく嫌がられがちは木を巧みに生かして作品に仕上げるのは、かつみさんのお得意とするところです。

奥に写る衣桁は販売作品なのですが、なぜか、いつもかつみさんのさしこの上着が、まるで自分の部屋のようにかけられています。まあ、このように使えますと言うことでお許しくだされ。

こちらは胡桃の丸テーブル。オイル仕上げですが、少し木目に癖のある木で、オイルの染み込みに差が出るそうですが、そこがまた面白味になっていて、味わいがあります。

これはかつみさんの定番「イギリス人の椅子」肘付き布張りです。布張り部分は、今年101歳で亡くなられた柚木沙美郎さんの染織作品が座面に使われていて、座面にそれを使っちゃうところが、かつみゆきおさんならでは。なかなか大胆でおしゃれです。

 

 

明日からかつみゆきお展

 

本日無事搬入が終わり、明日からいよいよかつみゆきおさんの「木の仕事」展始まります。

自然木のテーブル、旅から帰ってから作った新作の丸テーブル、たくさんの椅子、ちょっと不思議な格子オブジェ(これ、かつみさんは中空に吊って展示したいとおっしゃったのですが、、私が安全上の理由から却下し床置きに_その発想斬新すぎます)などなど

2階は旅の写真がずらりずらり。
あれっ、いつもたくさん持ってきている売り物のさまざまなサイズの額や木の小物は?

旅の写真の展示のことで頭の中も車の中もいっぱいで(?)、今回は持って来られなかったみたいです、、、。もし、必要な方、ご希望の方あれば、サイズ表を見て注文いただければ、取り寄せ可ですので。

かわりにって言ってはなんですが、使いやすそうな、サワラの木のボックスが、たくさん、漆で塗られて到着しましたよ。これ、重ねてもよし、並べてもよし、テーブルの足代わりにしてもよし、多様に使えそうな優れものです。

搬入を手伝いがてら、久々に立ち寄ってくれた、龍神村の菅野今竹生さん、夜は旅の土産のジョニーウォーカーで一献酌み交わし、現在お二人とも我が家で就寝中。

さあ、明日からの展覧会、どんな出会いがありますか、楽しみです。

かつみさんの本が出来上がりました!

お待ちかねのかつみゆきおさんの本の印刷が出来上がってきました!

『遊びが仕事で仕事が遊びⅢ』〜行きあたりばったりの一人旅〜

これは、かつみさんの旅の話でもあるけれど、85年の生き方の話でもあると思います。

本の中のかつみさんのメモ(日記)に、スーパーで100本で200円台の竹の箸を買う話が出てきます。その安さに驚きながら、かつみさんは、その使い捨ての竹の箸に漆を塗ろうと考えます。

「安価な竹の箸を、使い捨てでない箸に変身させようとしている。これはどう見ても遊びだね、されど仕事だね」

その考え方が好きです。
そして、85歳のかつみさんのことばに、胸熱くなったり、心励まされたりしている私です。
(まあ、しばしば、振り回されたりもしているわけですが)

さあ、明後日13日には、かつみさんご本人が清滝に到着されて、搬入予定です。
展覧会期は6月14日(土)〜22日(日)まで。
もちろんかつみゆきおさんご本人は会期中全日会場にいらっしゃる予定です。

「木の仕事」も、「旅の写真展」も、出来立てホヤホヤの「本」も、ご覧いただけると嬉しいです。

 

 

テラの遠足「すっぴんマルシェ in 大山崎」

6月7日(土)と8日(日)の2日間、テラは大山崎で行われる「すっぴんマルシェ in 大山崎」に参加します。

日時 6月7日(土)11:00~17:00    6月8日(日)11:00~16:00
会場 京都市乙訓郡大山崎町大山崎谷田40-2 和装ハーブサロン くつろか
JR山崎駅、阪急大山崎駅より 徒歩7分

昨夏、清滝テラでも開催しましたが、今回の会場は大山崎美術館近くの和草ハーブサロン・くつろかさんです。

内容は、アロマやヴォイスヒーリングなどのリラクゼーション・ヒーリングと、ラオス布やアフリカ布のクラフト、型染め、刺繍、絵など、さらにモノづくりワークショップやヒーリングライブなども加わっての楽しい2日間です。

テラも竹紙あれこれ持って展示販売に出かけます。
さらに、2日間のお好きな時間に、型染め竹紙のワークショップも行う予定。友禅の型染めと同様のやり方で、柿渋型紙を使い、顔彩で竹紙ハガキに型染めしてみます。
ハガキ3枚1200円〜でご希望があれば、大判型染めも可能。

会場の和草ハーブサロンくつろかさんのある場所は、日本のモダン建築の設計者として知られる藤井厚二氏が自邸として建てられた「聴竹居」のお隣。そのお庭や建物を借景のように眺められるスペースで、こちらも藤井氏のお弟子さんが建てられた建物とか。

建物にもレトロモダンの香りが残り、縁側から聴竹居の建物を眺めながらぼうっと時を過ごすのも楽しそう。思い思いのリラクゼーションやワークショップをしながら、心も体も言った地緩める2日間をご一緒にどうぞ!

私(テラ小林)も、自分のギャラリーだと、ホスト役の務めを果たすことに追われてしまいがちですが、今回は、一参加者の立場で、その場を楽しみ、皆さんとおしゃべりや交流をして、ゆったりすっぴんになりたいなあって思っています。

今回は飲食出店はないので、会場でサービスする和草茶を飲むもよし、おむすび持ってきて、会場で食べるもよし、です。
お時間許す方、ぜひご一緒に楽しみましょう!お越しをお待ちしています。