月別アーカイブ: 2026年4月

山岸厚夫展は明日まで

あっという間に会期は過ぎて、明日19日山岸厚夫展最終日です。

テーブル一杯に並べられた圧巻の山岸椀を、皆で取り囲むようにして行われた12日のギャラリートーク。山岸さんの歴史あり、カモシカさんの歴史あり、人類と漆の歴史あり。楽しく深いトークタイムでした。

カモシカの関さんが20年以上使い続けてきたと言う合鹿椀も実際皆で手に取って見せていただきました。一つの暮らしの道具を数十年にわたって使い続けられるって、やっぱり素敵です。古くなって使い込まれて、さらに味わいが深まる道具っていいなと思います。

2階の小部屋には、小品とともに、漆かきした生漆を入れていた木の桶を花入に飾りました。
壁には、無印良品のカレンダーが飾られていますが、こちらは、山岸さんが漆の椀を作る工程をイラストで記していったものです。工房の様子がよくわかるので、来られた方は見ていってくださいね。

さて、名残惜しいですが、展覧会は明日まで。どうぞお見逃しなきように。

 

 

5月の展覧会「Shokuの布〜ラオスの染め・織・布・暮らし〜」

清滝は桜の花吹雪の後、若葉がむくむくと芽吹き始めて、美しい山模様です。

新緑の季節、5月の展覧会をご案内します。
Shokuの布 〜ラオスの染め・織・布・暮らし〜
5月9日(土)〜5月18日(月)11:00~17:00
場所 清滝ギャラリーテラ

ラオスとの出会い、Shokuさんとの出会いについては、このひとつ前のブログ(テラ通信4月号)に記していますので、ぜひ読んでみてください。
https://terra2010.com/?p=5330

今ではもう貴重品とも言えるような、手紡ぎ、草木染、手織りの綿の布を、生活の中で当たり前のように作り使っているラオスの人々の布。世界中が変わりゆく中で、ラオスもいつまでこの世界を持続できるのかわかりません。それでも、Shokuさんのように、その大切さを理解し、サポートしつつ、現地の人にも日本の人にもこの世界を持続していってほしいなあとの思いを込めて、丁寧な展覧会にしたいと思います。

5月9日(土)午後2時〜 牧雄彦さんによるラオスとShokuのお話
5月14日(木)午後2時〜 ラオスの染めと織についてのお話
どちらもラオコーヒ〜とスイーツ付き 参加費1000円 (当日参加も可ですが予約優先)

*会場では、服やストール、寝具、小物などのラオス布製品の展示販売
*ご希望の生地の切り売りもいたします。
*ラオスの民具や手工芸品の展示販売もありますよ。

どうぞお楽しみに!

テラ通信 2026年4月

私がラオスに行ったのは、2011年2月でした。ライフワークとしている竹紙の調査のため、ラオス北部の少数民族の村に入り、共に竹紙を漉いたり、竹紙を使う成人儀礼に立ち合わせてもらうなど、たいへん貴重な体験をすることができました。
ちょうど村はワタの収穫時期で、女性たちがワタを一面に広げて種を取り、糸を手紡ぎし、藍染めし、手織りしていました。衣食住に必要な物を一から十まで自分達の手で作り大切に使い尽くす様を見て感じたのは、それまで聞いていた「アジアの最貧国」といったことではなく、「生きる豊かさを持った国と人々」の姿でした。
帰国後2週間後に、日本では東日本大震災が起こり、私にとって、ラオスの人々の生き方は、さらに大きな意味を持つことになったのでした。

帰国後、ラオスのことを調べていて出会ったのが、Shokuさんです。Shokuの創業者、牧雄彦さんは、貿易のお仕事でアジアを回る中で、ラオスの手織りの布に出会い、その素晴らしさを知ったそうです。でも手仕事の世界なので、大量生産には向かず、大きな企業が扱えるレベルではない。それなら、自分達がその仕事を担おうと、会社を立ち上げ、ラオスの人々と共同作業で、布造りから服や布製品までを作り出してこられました。
空気を多く含むアジア綿を手紡ぎ草木染手織りする現地のやり方を基本として、織作家でもある牧喜代子夫人のアドバイスも加え、日本でも使いやすいデザインや形を模索してきました。

今回は、そんなShokuさんとご一緒に、じっくり展覧会をしようと思います。ラオス綿の服や布製品などをたっぷりご覧いただくとともに、、織りや染めのこと、かつてから現在までのラオスの様子などについてもお話いただきます。30年近く、ラオスと日本を行き来してこられた牧雄彦さんのラオスを描いた水彩画も併せて展示いたします。
新緑美しい清滝で、会場の中も外も、ごゆっくりお楽しみください。

【これからの催し】

5月9日(土)〜5月18日(月)Shoku ラオス布のある暮らし   清滝テラ
上記に書きそびれました。Shokuさんが今年ラオスに行かれて持ち帰られたラオスの民具や手工芸品も会場にやってきますよ。ラオスのかわいいおひつや竹製品、刺繍品などもあるかな?と私も楽しみにしています。お話し時にはラオコーヒーとスイーツもありますよ。

 

6月3日(水)〜10日(水)かつみゆきお木の仕事と写真展   清滝テラ       木工職人70年、86歳になられた静岡のかつみさんの木の仕事をご覧いただきましょう。無垢の木を使ったテーブルや椅子、家具から小物、額類まで、あれこれやって来る予定です(何が来るかはまだわかりませんが)。かつてはカラコルムの未踏峰の岩壁登山家でもあったかつみさんに会い、その仕事と生き様に触れられることが、この展覧会のなによりの醍醐味かもしれません。
さて、どんな展覧会となり、どんな出会いがありますことか?

明日はイベント日です!

会期中イベント

★ 4月12日(日)12:00〜14:00 の間のお好きな時間にお越しください
テラ会場にて、 発酵食堂カモシカ特製「ピリ辛発酵ラーメン」が食べられます!

・今回の展覧会作家である山岸厚夫さんの漆椀や漆箸を使って発酵ラーメンが食べられます。
・店主関恵さんの出張調理です
・1500円で、発酵ラーメンのほか、発酵茶である阿波晩茶とぬかスルメ(イカスルメではありませんよ、野菜のぬか漬けを乾燥させたくせになる陳褘です)
・(限定数につき、売り切れ終了でdす)

なお、14時からはギャラリいートークが始まります。


* 4月12日(日)14:00〜15:00 テラ会場にて
?発酵食堂カモシカ店主関恵さん、夫のカモシカ氏、山岸厚夫さん、妻の敏子さん、4人のギャラリートークです。
テーマは「漆と食と発酵と」

お気軽にお越しください!

 

明日から始まります!

山岸厚夫さんと敏子夫人が到着されました


「山岸厚夫の漆椀まつり〜!」って言いたくなるほどすごい数の漆椀が並びましたが、それだけではありません。

ロックな魂を彷彿とさせる漆絵ジャンバー、


モネの「睡蓮」を思わせる心静かな漆絵、

ちょっとポップな漆絵入りの小物、

 

どっしり構えた合鹿椀や永平寺仕様の応量器など、

 

さまざまな表情を見せる山岸厚夫漆ワールドです。どうぞお楽しみください!