sow&zucaナラサキシノブさんと桂野和美さんの「布と革の手仕事展」会期終了しました。
会期中にはお二人の展示に加え、3回のワークショップも行われました。
ナラサキさんのワークショップは、インドの手織り布に小豆を入れておもいおもいの水玉を作る、細かな豆絞りに縫い絞りを加えて藍染めしました。細かい作業に思いの外時間がかかりましたが、お昼は千原佳世さんのトルコ風ランチプレートをいただき、午後には袋物を仕上げる縫い物作業にかかりました。
チクチクお針を動かし、だんだん時間が迫ってきて、最後はナラサキさんの素早いミシンワークの助けも借りて、夕方なんとか袋が出来上がりました。
桂野さんには革のバッグを作るワークショップをしていただきました。
皆、革を縫うというのは初めてで、最初はチクチク縫えばいいのかな、くらいにしか思っていませんでしたが、細かいパーツを一つ一つ用意し、下作業をして、針穴を開けて、手縫いする(しかも2本の針を同時に使って!)という、たくさんの手順を経て初めて出来上がる手仕事の過程を身を以て知ることになりました。
こちらもやはり時間はかなりオーバーして、辺りが暗くなりだして、帰りの時間が気になったことでしたが、ここでやめるわけにはいかないと皆さん最後まで頑張られて、ついに全員自分だけのマイオリジナルバッグが出来上がりました!
どちらも想像以上に時間がかりましたが、一つ一つの仕事を積み重ねていかないとものは出来上がらないこと、綺麗な仕上がりのためには丁寧な下準備が必要なこと、など学ぶところは大で、さらに出来上がったものは長く大事に使いたくなる愛おしさも大と、手仕事の醍醐味を味わうワークショップになった気がしています。
そう思ってみると、展示されている作品もまた違う目で見ることになり、作家さんへの尊敬の念も湧いてくるようでした。
楽しかった会期もあっという間に終わり、みなさんとの出会いに感謝申し上げます。またお会いしましょう。