江崎満展のご案内

9月1日(土)〜9月9日(日)江崎満 木版画と陶展 開催します。

能登の山中で木版画を彫って刷り、土をこねて壷や皿を作り、海でカヤックを漕いで魚を釣り、野花や昆虫や鳥を見守り、我が命を生き切る、江崎満さんの展覧会です。

これは先日、大物の鯛を釣り上げた江崎さん。かなりの大物を釣り上げた直後で、顔もワイルドな感じですが、実物の方がもう少しチャーミング、と思いますよ。

会期中は、能登より江崎さんが会場に滞在されて、たくさんの作品とともにガッツリ向き合ってくださるのはもちろんのこと、江崎さんと縁を結ぶミュージシャンの方々の投げ銭ライブもあります。

9月1日(土)14:00~15:00 デュオ睡蓮(井原伸二さん、久美さんによるツインギターとボーカル)

井原さんは古くからの江崎さんのご友人ですが、デュオ睡蓮のオリジナル曲には、江崎さんの作品「春の太陽」にインスパイアーされて生まれたという同名の作品もあります。お二人にとって、江崎さんの作品はジャンルを超えて響き合うものがあり、大きな意味があるのだと思います。会場で作品を眺めながらお二人の演奏と伸びやかな歌声をお聞きできることを楽しみにしています。

9月5日(水)8日(土)14:00~15:00 音庭園(村田聡さん、ひろこさんによる即興ピアノと声の調べ)

村田さんは、かなり頻繁に清滝山中にある空也の滝で滝行をされているピアニストです。数年前、江崎さんの展覧会の最中に偶然立ち寄ってくださったのがご縁の始まりですが、やはりジャンルを乗り越えて響き合うものがあったのだと思います。即興のピアノと、ひろこさんの「声」、声って楽器だったんだなあと思うお二人のセッションが独創的で素敵です。

さて、今回の展覧会では、綾部のこだわりの手打ちそば処「あじき堂」の創作蕎麦が食べられる日もあります。

9月5日(水)6日(木) 12:00〜14:00ごろ。あじき堂の安喰健一さんも、江崎さんとは福井で修行されていた頃からの古いご友人ですが、今は綾部で農業とそば作りを営んでおられて、次に展覧会をする時には、そばも食べられるようにしよう!と以前から江崎さんよりお話が出ていました。

あじき堂では、夏限定で「鶏トマトそば」という創作そばのメニューを出すのだそうですが、店でこのそばを出す時には、江崎さんの「トマト羅漢」という木版画を飾っているのだそうです。「確かにな!」と思わせられる楽しいコラボだと思いますよ。

まさに人と人、作品と音楽と料理がコラボレーションした展覧会となる予定です。
まだまだ暑い今年の夏ですから、会期中に川遊びをしたり、お散歩に出かける日もあってもいいねと、江崎さんと話し合っています。

いろいろ書いていたら、江崎さんの作品の解説が少なくなりましたが、またおいおい紹介していきたいと思います。どうぞ会場にお運びくださいね!