ふろしき展出展者紹介その5 三柴啓子

以下はご本人の言葉です。
「三柴啓子は魚が好き、ずっと好き。海に潜っても、本を見ても、図鑑を見ても、見飽きない。ついでに両生類や海洋生物も好き…。形や色で色々なことを表すのが、自分にはピッタリ合っていて、いつまででも出来る。つまり自分は、色と形でモノを考えている、と最近思います。
地球を出来るだけ汚さないのも良い。で、餅粉、米粉、塩…食べられる物で防染し染める糊型染が1番性に合ってる、と悟って以来、江戸時代の宮崎友禅斎さんと同じ技法で、性懲りも無く染めています…。」

テラの小林と三柴啓子さんは、福音館書店より『町の水族館と町の植物園 さかなやさんとやおやさん』という絵本を共著しています。魚屋さんを町の水族館に見立て、八百屋さんを町の植物園に見立て、たくさんの魚屋さんや八百屋さんを観察しスケッチし食べて絵本を作りあげました。1995年の出版ですが、現在12刷の小さなロングセラー。一緒に絵本を作ろうとお声かけしたきっかけのひとつが、当時見た啓子さんの魚の型染めがとても魅力的だったからでした。

4月21日午後2時よりギャラリートークを予定しています。