10月9日(土)〜10月17日(日) 清滝ギャラリーテラにて
塚本猪一郎作品展 + 大歯雄司 似顔絵描きます!
塚本猪一郎さんは、1956年生まれ、佐賀大学特設美術科を卒業後スペイン留学。その後、版画、絵画、立体造形など美術家として活躍を続けるベテランです。国内各地での展覧会はもとより、パリの版画工房での制作など、海外での展覧会、受賞歴も豊富です。詩人、谷川俊太郎さんとのコラボレーションもあり、谷川さんの詩の世界を絵で表現した作品は、展覧会の他、昨年講談社より出版されました。独特の抽象表現の中に、作者のハートが潜んで見えるようです。
会場では、版画を中心とした絵画、立体などの作品を展示するほか、2022年の版画カレンダーも販売します。シルクスクリーンで作者自ら手刷りしたナンバー入りの限定カレンダーで、サイズは394×598mm、4枚組 5,500円(税込価格)。
毎年恒例で新作を作っておられますが、実は、私も30年前からの塚本カレンダーを保存していて、日付部分を切り取って、額に入れて飾っています。5000円で4枚の版画作品が入手できるわけですから、はっきり言ってたいへんお得です。毎年完売の人気カレンダーです。
今回、会場内では、同じく佐賀在住のグラフィックデザイナーにしてイラストレーター、古湯映画祭の代表でもある大歯雄司さんによる「似顔絵描きます!」のコーナーも行います。
10分〜15分であなたの似顔絵を彩色イラストに仕上げてその場でお渡しします。価格はワンコイン500円です。
実は。塚本さんと大歯さんはテラの小林正の45年来の友人です。青春を共に過ごし、その後、互いに進む道はそれぞれことなれど、時間も距離も超えて、どこか通じ合っているようです。
会期中のどこかで、3人交えてのトークタイム、小林の制作した映像も交えたり、知る人ぞ知る「あの」映画人の話なども、できたらいいな、と思っています。