7月の展覧会「デボラと寛太郎の七夕展」

7月2日(土) 〜10日(日)
デボラと寛太郎の七夕展 〜創作和紙と手描き友禅〜

デボラ・スタウトさんは、オーストラリア出身の和紙の作家です。

庭でコウゾを育て、紙料を作り、和紙を手漉きし、さまざまな空間、平面作品を作っています。前田寛太郎さんは手描き友禅作家として活躍され、デボラさんの良きパートナーでもありましたが、3年前惜しくも逝去されました。デボラさんの手元にのこされた多くの作品を拝見しながら、七夕の日に、お二人の作品を同じ空間に飾ってみたいと思いました。織姫と彦星が年に一度会うことができるように。

私、テラ小林は、デボラさんと交友のある友人の方々よりデボラさんを紹介されました。
昨年秋からは、時折デボラさんの家を訪れて、コウゾの刈り取りや、皮剥、叩解、紙漉き作業などもご一緒させていただいてきました。

少しは作業のお手伝いもしましたが、

四季折々に変化する庭を楽しませていただいたり、

皆で持ち寄った美味しい昼食をいただいたり、

そんな中で、デボラと寛太郎さんの作品を見せていただき、二人の作品を、七夕のシーズンにテラで一緒に展示しましょうということになったのでした。

展示にあたっては、私よりもデボラさんのことを以前から知っているご友人の方々が、ご一緒してくださいました。企画検討、写真、広報、展示補助、通訳、ライブ演奏など、いろいろな形で参加してくれています。

7月7日(木)午後2時からは、デボラさんのギャラリートークと、ご友人の一人、山口ともさんのギターと歌のミニライブを行います。通訳やお茶とお菓子など、ご友人たちの協力のもとに開催予定です。どうぞお楽しみに。(なるべくご予約ください)

7月8日(金)には、デボラさんの和紙を使って、和紙に刺繍というワークショップを予定しています。和紙は字を書くもの、という、そんな固定観念を吹き飛ばす、新鮮なワークショップです。
お茶とお菓子付き、3000円です。(テラまでご予約ください)。

そのほか、会期中に簡単にできる、和紙を使ったものづくりワークショップや願い事を書く笹飾りなど、ご用意しています。

大人の七夕をお楽しみくださいね!