5月20日

今日は胸が熱くなる1日でした。
清滝テラの会場に甲谷さんが来てくれました。


ギャラリーの壁面には甲谷さんの絵が並び、絵に取り囲まれた中に甲谷さんがいて、お知り合いのALSの方もいらして、車椅子は2台。来訪者の方々も見守ります。
その中で、一畳の畳を結界として、由良部さんが踊り続けられました。


静かだけれど激しくて、穏やかなようでいて研ぎ澄まされていて。
吹き抜ける風のようでもあり、とどまることなく流れてゆく水のようでもあり。
ああ、私はこの光景を思い描いて、この展覧会を企画してきたんだなあ!


由良部さんに、甲谷さんに、ともに居合わせてこの場を作ってくださった全ての方に、たくさんのたくさんの感謝の気持ちです。

ちなみに今日の甲谷さんは、朝からお出かけとわかって?ウキウキ?そわそわ?していらしたとのこと。
そして、会場で、以前甲谷さんの看護をしていらしたという、看護師の女性と久々の再会された時のこと、「甲谷さん、〇〇です、お久しぶりです!」と声をかけられると、甲谷さん、明らかに目が輝き、生き生きとした表情になりました。
な〜んだ、甲谷さん、みんなちゃんとわかっているんじゃん!
コミニュケーション手段がないなんてこと、ないんだね。
いろんな形で発信している!私、確信しましたね。
なんか、(もうちょっと)ちゃんと生きなあかんなと思いました。