6月の展覧会 かつみゆきお木の仕事

6月17日〜25日、かつみゆきおさんが清滝テラにやってきます!

現在83歳ながら、今なお新作を作り続け、自らトラックを運転して、北へ南へと駆け巡る驚異の木工職人です(ご自身のことを「作家」と言ってくれるな、俺は「職人」だ、とおっしゃいます)。

無垢の自然木、曲がっていたり、穴や亀裂が入っている木も厭わず、木と向き合い、その木の特徴を生かしてつくるテーブルや椅子、食器棚や家具、仏壇など、かつみさんご自身の生き方を映し出すような「木の仕事」の数々を展示販売いたします。

若き日にカラコルムの岩壁登山に挑み続け、「ピンチはチャンス」と笑って言える明るさと肝の太さ、それでいて、さまざまな経験を乗り越えてきたからこその、人の気持ちへの優しさが、皆を惹きつけ、励ますのだと思います。

会期中、かつみゆきおさんはずっと在廊、清滝に滞在します。
作品はもちろんのこと、かつみさんとのお話を楽しみに来る人も、いつも絶えることがありません。

会場には、家具類を作る端材から生まれる、さまざまな広葉樹の額類や、自ら漆を塗った皿、椀類などの木の小物もありますよ。
お越しをお待ちしています!

かつみさんは、実はなかなかの読書家で、パソコンにいつも日記(本人がおっしゃるには「メモ」)をつけておられます。その文章がとても魅力的なのです。
すでにご自身の文章と写真をまとめた本も出されていますが、今回も近年のメモをまとめた冊子を製作中です。展覧会に間に合ったらいいなと思っていますが、仕上がりまで間に合うかどうか、なかなか切羽詰まった情勢にあります、、、が、もし間に合えば、ぜひ併せてご覧いただきたいものです。

かつみゆきお木の仕事
会期 2023年6月17日(土)〜25日(日)
時間 11:00〜17:00(会期中無休)
会場 清滝ギャラリーテラ(京都市右京区嵯峨清滝町11−2)