師走も半ば近くとなり、今年も押し迫ってきました。
明日12月14日は、若州人形座による「ブンナよ、木からおりてこい」の公演が行われます。

今回の公演は、テラ小林が呼びかけ人となり、実行委員会形式で開催しています。
私は作家の故水上勉先生に学び、30年近く前から手漉き竹紙の制作と販売を行ってきました。今回公演を行なっていただく若州人形座は、竹紙と同じく、水上勉先生が創設したプロの役者たちによる竹人形劇団です。来年設立40周年を迎えます。
若州人形座は、本拠地である若州一滴文庫をはじめ、全国各地で公演を行ってきました。テラでも、2001年より「越前竹人形」「はなれ瞽女おりん」「曾根崎心中」「五番町夕霧楼」など、上演していただく機会がありました。
人形遣いが操ることで命が吹き込まれたように生き生き動き出す竹人形の世界は、すばらしく魅力的で、また語り手と人形遣いが一体となって作り出す竹人形文楽は、ぜひとも次世代まで伝えていってもらいたい文化だと、かねがね思ってきました。
これまで、若い人や子どもたちに見せられる演目がないのがずっと気がかりでしたが、今回、新たに出来上がったのが『ブンナよ、木からおりてこい』です。原作は、水上先生が子ども向けに書かれた児童文学で、蛙のブンナを通して、わかりやすい言葉で、生きることの意味や命のつながりが語られています。

今回は、大人も子供も若い人も、一緒に気軽に見られる会場での公演ができたらいいなあ!と思い、大きなホールではなく、地元のお寺での公演を企画しました。
会場は、ご近所で長年家族ぐるみで親しくお付き合いさせていただいている禅宗のお寺、光清寺さんです。企画運営は、光清寺さんを始め、地域の親しい友人たちに協力してもらい、ボランティアによる実行委員会形式で開催することにしました。
この「ブンナよ、木からおりてこい」は、竹人形あり、影絵あり、朗読あり、芝居ありの総合的に楽しめる劇です。大人も子供も一緒になって、身近に、でも本物の生の劇を楽しんでもらえるはず、と思います。
明日の公演に向けて、最終準備が進んでいます。おかげさまでほぼ定員となりました。
演じ手もお客様も主催者も、大人も子どもも若者も、一緒になって皆で楽しめる舞台になったらいいなあ、と心より願っています。
さて!


