12月14日(日)、光清寺さんで開催した「ブンナよ、木からおりてこい」の若州人形座公演が無事終了しました。
大人100人、幼児、小中学生38人、0歳児から後期高齢者まで合わせると、なんと合計138人もの人がお寺の本堂に一緒に集い、みんな一緒に「ブンナ」を見ることができました!

子供たちは舞台前の最前列の畳席でした。
舞台はかぶりつきの目の前、同じ高さの1メートル先で、ブンナの竹人形や語り部たちの迫力の演技や朗読を見聞きします。
大人はその後ろの座布団席と椅子席です。
演技中には、子供たちがふらふら立ち上がったり、飽きておしゃべりしたり、出入りするかもしれないなあ。まさか舞台に入ってしまったり、演技中に仕掛けを触ったりはしないかなあ。大人はそうした子供たちをうるさいと思ったりはしないかなあ。
そんな心配もあったのですが、蓋を開けてみれば、
ほとんどの子供たちが、1時間の公演中、席を立つこともなく、おしゃべりもなく、ほぼ集中して、釘付け状態で芝居を見ていました。
人形座メンバーの迫力の演技や声に圧倒されて、動くことなどできなかったのかもしれません。
構成も、竹人形あり、影絵あり、芝居あり、の変化に富んだ朗読劇で、内容も動物たちが次々登場しては、なかなかリアルな目に遭う物語ですから、飽きる暇はなかったのかもしれません。
いや、それどころか、蛙のブンナが木に登るシーンでは、ブンナが木のてっぺんまで登り終えたところで、自然に観客から拍手が湧きました。そして、それに応えて、演技者もさらに盛り上がり、という感じで、
やっぱり芝居は、演技者と観客が共に盛り上げていくものだなあ、と思える豊かな舞台となりました。
幼いお子さんには、物語の奥深いところまでは難しいところもあったかもしれませんが、みんなと一緒に見た生の芝居のリアルな衝撃は、きっとそれぞれの子どもたちの心のどこかに残っていくことでしょう。その時々の理解で捉えてくれたら良いし、いつかどこかでそんな思い出が結び付けられていくときもあるかもしれません。
今回は、長年素晴らしいと思いながら見てきた若州人形座の世界を大人も子供も一緒になって楽しみたい、そして次の世代につなげていきたい、ということが大きな目標でしたので、それがなんとか実現できて幸せな気持ちです。
今回の開催にあたっては、早い段階からご相談に乗っていただいてきた会場の光清寺さんをはじめとして、実行委員会の有志の皆さんのご協力なしには、実現できなかったと思います。
そうして、みなさんと共に何かを作り上げていく作業は、楽しく、心強いものでした。
人形座の皆さん、お越しいただいた皆さん、関わってくださった皆さん、本当にありがとうございました。

これは最後の最後に形座メンバー(最前列の5人)と手伝ってくれた残っていた人たちで撮った写真。本当は実行委員もっといるんですけれど、潔く、全く写真撮らなかったんです。公演は心にだけ残るたった一度の舞台。


