よろみ村義援金第2回分送金

能登地震よろみ村義援金第2回分として、1月19日に、皆様からテラにお寄せいただいた金額85,000円を、よろみ村の龍昌寺に送金いたしました。
多くのご協力に心より感謝申し上げます。

能登でも、京都でも、東京でも、離れていても、どこかでそれぞれが暮らしを日常を頑張っているんだ、と顔を思い浮かべて思うことが、自分への励ましにもなっているように感じるこの頃です。

ずっと昔、越前海岸から持ち帰った(と亡き義母から聞いた)水仙の花が、今年も花を咲かせ始めました。まだ寒さは続くと思うけれど、春も遠からず。

引き続き、龍昌寺でも、テラでも、義援金受付中です。

能登よろみ村その後

本日「よろみ村義援金」としてテラで取りまとめた第1弾の義援金(本日までの受付分)を、よろみ村の窓口である龍昌寺の郵便口座に振り込んできました。

皆さんから心寄せていただいたテラ取りまとめ金額は、74万円になりました。
みなさんそれぞれに日々の暮らしの中で、いろいろな事情を抱えておいでと承知しております。そんな中で、たくさんの貴重なご支援をいただきましたこと、心より深く感謝申し上げます。

お金はもちろんですが、皆さんの顔が、心配する、励ます、応援するみなさんの気持ちが、きっとよろみ村の人々を励まして、すこーし暖かな元気な気持ちにしてくれることでしょう。そして前を向いて進んでもらえれば、きっとまたよろみ村は再興していくことでしょう。
次世代へと受け継がれ、新しくなりながら。

義援金を寄せてくださった方々の、氏名、金額、連絡先のほか、どなたがどのような方か、よろみやテラとの関係も含めて、わかるようなお一人ずつの一言紹介もまとめてメールに送っておきました。

そして、能登でもみんなが頑張っている顔を思い浮かべながら、私たちも、私たちの暮らしのなかで、できることを頑張っていきましょう!
わたしもです。さあてと。
まずは御礼とご報告まで。

なお、義捐金は、今後も継続して受け付けてまいります。
テラに寄せてくださっても結構ですし、よろみ村の窓口である龍昌寺に直接お送りいただいても構いません。どちらも最終は同じ口座にまとめられて、5世帯の家族が住むよろみ村で共有され、復興資金として使われます。

*よろみ村義援金窓口 龍昌寺
【龍昌寺振込口座】
銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 079
預金種目 当座
店名 ○七九店(ゼロナナキユウ店)
口座番号 0002706
〒 929-2361石川県輪島市三井町与呂見根-72 龍昌寺
yoromimuraryoun@gmail.com

*よろみ村義援金 テラ受付分
【振込先】
郵便振替口座 記号番号 00940-7-139544 有限会社テラ
または
ゆうちょ銀行 記号14490 番号12864401  有限会社テラ
(テラ受付分について)
*郵便振替は、郵便局備え付けの郵便振替用紙を使い、住所、氏名、連絡先、金額をご記入の上、通信欄に「よろみ村義援金」とご記入ください(メッセージもこちらに書いてください)。
*郵便振込手数料は、恐縮ですが各自ご負担くださいますようお願いいたします。
*振込用紙を使わず、ATMの口座間送金などで上記に振込される方は、テラへのメールやメッセージなどで、必ず、住所、氏名、連絡先、義援金額(もしあればメッセージも)をお知らせくださいますようお願いします。

なお、よろみ村の震災後の様子などについては、テラ小林のフェイスブックに、よろみ村の方々の報告をまとめて掲載していますので、以下でご覧いただくことができます。https://www.facebook.com/ari.kobayashi.5/

1月12日の最新報告です。
この日、ユンボを借りることができて、よろみ村から下に降りる道路(陥没して通行不可)をならすことに成功、車の通行がなんとか可能になったとのこと。
村人たちは、留守番組を残して、一旦村からおりて、子供たちの住む家などに避難したとのことでした。よかったあ。

 

2024年新年に

あけましておめでとうございます、という言葉も吹き飛んでしまった、能登半島大地震。
時間と共に大きな被災状況が見えてきています。

テラで何度も展覧会を行い、20年来親交深い、能登よろみ村の禅寺・龍昌寺の村田さんご一家、同じ敷地内で版画と陶をつくる江崎満さんご一家のお住まいも、人命こそご無事でしたが、家も周辺道路も激しく損壊、電気も通信も途絶え、周辺道路も陥没分断された中で、孤立状態が続いています。
自給力のある方々なので、今はなんとか助け合って過ごしていると思いますが、今後、復興に向けて、多くの援助が必要と感じます。
そこで、テラでも義援金の募集を立ち上げようと思います。

この義援金は、私たちにいつもたくさんの元気や学びや安らぎを与えてくれてきたよろみ村の方々に、私たちの心配や応援や励ましの気持ちを伝え、ささやかでも良いので、顔の見える距離の中で繋がっていることを伝えたい、との思いからおこなうものです。
義援金の送り先は、龍昌寺、江崎家を中心としたよろみ村の人々です。

西陣テラ(小林)に現金を直接お持ちいただいても構いませんし、テラの郵便振替口座を利用していただいても結構です。皆様のご住所、氏名、連絡先、義援金額のほか、振替口座用紙の通信欄には短いメッセージをつけることが可能です。そのコピーを義援金と共に送付させていだただく予定です。金額は少なくても多くても、ご自身のご事情で構いません。

振込先
郵便振替口座 記号番号 00940-7-139544 有限会社テラ または
ゆうちょ銀行 記号14490 番号12864401  有限会社テラ

*郵便振替は、郵便局備え付けの郵便振替用紙を使い、住所、氏名、連絡先、金額をご記入の上、通信欄に「よろみ村義援金」とご記入ください(メッセージもこちらに書いてください)。
*郵便振込手数料は、恐縮ですが各自ご負担くださいますようお願いいたします。
*振込用紙を使わず、ATMの口座間送金などで上記に振込される方は、テラへのメールやメッセージなどで、必ず、住所、氏名、連絡先、義援金額(もしあればメッセージも)をお知らせくださいますようお願いします。
*現在、道路も至る所で分断され、交通もままならない状況ですので、物資の支援はご遠慮させていただきます。

きっとみなさん、離れていても、何か自分にもできることはないのか、でも今一体自分に何ができるだろう、そんな気持ちを抱いていることでしょう。私も同じです。そんな気持ちを身近な個から個へ、ささやかな形にしたいと思います。

現況について
・地震直後の江崎たんぽぽさん、村田遼雲さんからの第一報で、人命は無事と聞いています。
・写真は1月4日に一時的に通信ができる状況下となった時、村田鹿さんから報じられた龍昌寺の様子です。

よろみ村について
石川県輪島市三井町にあり、曹洞宗の禅寺・龍昌寺を中心に、志を同じくした五つの世帯が集まって構成された村です。米や野菜や麹などを作りつつ、それぞれの家庭がときに力を合わせ、ときにそれぞれのモノづくりをしながら暮らしています。

昨秋テラの展覧会でお世話になった龍昌寺の村田啓子さんと息子さんの遼雲さん、弾さん、「厨 鹿」を営む三男の村田鹿くんもお正月でご実家に帰宅中に被災されたそうです。鹿くんは当面自分のお店を休業して、実家の復旧にあたられるとのこと。近くに暮らす村田家の娘さん、風ちゃん一家も、二人目の子供さんが生まれて間もないはずです。山林の開墾から始めて龍昌寺をここに築き、よろみ村を作ってきた村田和樹さんは、今は住職を長男の遼雲さんに譲り、新たに七尾の荒寺の構築を始めたところです。

江崎満さんは、版画家にして陶芸家。その圧倒的なバイタリティーや自然と共に生きる姿に、これまでも多くの人が惹きつけられ、励まされ、力をもらってきました。今は停電が続き、直接連絡が取れていませんが、きっと、苦境の中でも、今できることを力一杯されているに違いないと思っています。
それでも、山の上のお家や、版画や陶器作品はどうなったでしょう?
今年9月には清滝テラでも展覧会を予定していますが、江崎さんにも作品にも会うことが叶うでしょうか?そして、江崎家の猫ちゃんや冬眠中のはずの亀の行方は?と気になります。

それでも、私たちは私たちで、今できることを精一杯に。
小さな思いをカタチにと。
みなさんのご協力をお願いいたします。

文責 有限会社テラ代表 小林亜里
有限会社テラ
竹紙専門店 テラ(西陣テラ)
〒602-8357 京都市上京区下長者町通七本松西入る鳳瑞町240番地
ギャラリーテラ(清滝テラ)
〒616-8452 京都市右京区嵯峨清滝町11-2
TEL&FAX 075-204-8122
テラ HP http://terra2010.com/

振込先
郵便振替口座 記号番号 00940-7-139544 有限会社テラ または
ゆうちょ銀行 記号14490 番号12864401  有限会社テラ
*郵便振替用紙に、住所、氏名、連絡先、金額をご記入の上、通信欄に「よろみ村義援金」とご記入ください。
*郵便振替用紙を使わずに振り込まれる方は、別途メールやメッセージで、住所、氏名、連絡先、金額 などをテラまでお知らせください。
*西陣テラに直接現金でお持ちいただく形も受け付けます(留守する場合もありますので、お電話で事前にご一報くださいね)

小林斐子展開催中

小林斐子さんの草木染織展、開催中です。

野山の植物と、自然の色が会場いっぱいに展示され、にぎやかに、バタバタと、日が過ぎています。あと土日を残すところです。

15日と16日には、会場内で原始機の体験教室も開催されました。
会場はさながらアジアか中南米の農村みたいです。
女性たちが座って、腰で糸を張って、ごく単純な仕組みの道具で、織物を織っていきます。

時におしゃべりし、時に黙々と、手と口を動かしながら作業する風景は良いものです。

こんな感じにできました!

長い人は首にも巻けそう、ちょっと短めの人はタペストリーに飾ってもいいかな?
それぞれの個性とペースで、自由に織った作品は、どれもすてきです!

お疲れ様でした!

 

西陣ピック終了

織田信長ゆかりの寺としても知られる、上京区の妙覚寺さんで行われた「西陣ピック」、無事終了しました。

1日の野外イベントで、時間をどう過ごすかな、なんて思っていましたが、始まってみれば、子供たちが次々訪れて、一緒に型染めワークショップをすることに追われ、あっという間に時間が経ち夕方になりました。

50人以上の子供たちが来て参加してくれました。

いろいろな型を作ったけれど、一番人気は来年の干支の「たつ」だったかな。
子どもたちの自由な創造力は、想定を超えていて、同じ色で、延々と紅葉の葉っぱを型染めしていく子がいたり、龍野模様に、細かくびっしり鱗を描いていく子がいたり、クリスマスの飾りの周りにカラフルな雪をハガキ全面に描く子がいたり、いやいや、「今どきの子たちも、なかなかやるやん!」ものづくりの心は失われていないと思った次第です。

その自由はなっそうに、こちらも固定的な考えに凝り固まっていてはいけないと、触発された思いです。

会場には、一般的なマルシェとはまた一味変わったものづくりのブースがいくつも出ていて(3Dプリンター持ち込んでいる人や、ペットボトルで三味線作って弾いている人も)、そうした方々のものづくりを見ているのも楽しかったです。が、予想以上に忙しかったので、他のブースでぶらぶら遊び暇が少なくて残念(でも、忙しくて嬉しいことでした)。

テラのブースは、本堂のすぐ前で、朝の搬入時にはお堂から厳かな読経が響く中で設営、イベント中にも、ご近所のお年寄りが覗きに来られて、お寺の歴史を話してくださったりもして、地域の中で催しをする意味も感じられてよかったです。

西陣ピックに出展します

明日11月12日(日)は、上京区の妙覚寺で行われる「西陣ピック」に出展します!


テラは
・竹紙の紹介と販売
・竹紙ハガキに型染め (ワークショップは300円〜)
予約不要、子供でも大人でも、誰でもどうぞ!
10時〜16時まで会場にてやっています(売り切れ終了)。

西陣地区の30余のいろんなモノづくりの店や、フード関係もあれこれ出るそうです。
テラは、山門入って一番奥、本堂向かって右側にテントと机出してま〜す。

竹紙ハガキ、がんばっていっぱい漉きました。
柿渋紙で型もあれこれいろいろ作りました。
紅葉もクリスマスバージョンも来年の干支の龍もあり。
間際のお知らせですが、お時間許す人、ぜひぜひ遊びにきてくださいね!!

詳しくはこちらに。
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=9105
https://nishizine.city.kyoto.lg.jp/event/nishijin_pic2023/
#西陣活性化プロジェクト
#西陣ピック
#まるごとマルシェ
#妙覚寺
#myokakujitemple
#NISHIJENE
#ワークショップ
#もの作り体験
#子供#親子でワークショップ

保育園の子どもたちと紙漉きしました!

ご近所の保育園の年長さん23人の子どもたちが、西陣テラに竹紙漉きにやってきました。

来る前は、子どもたち、うまく漉けるかなあ?
大人でも20人なんて人数まとめきれないのに、5歳児23人なんて、私、大丈夫か?
てんでバラバラに行動し出したら、収拾つかないことにならないかしら?

なんて心配もしていたのですが、どうしてどうして、子どもたちは、私の言うことも、先生の言うことも、ちゃんと聞いてくれて、一人ずつちゃんと順番も守って紙を漉いてくれたのでした。

しかも、意外にもスイスイ漉くのがうまいです!
無心で漉くからうまくいくのか?子どもって水遊びが得意だからうまいの?

流石に大判は、体が小さいので少し難しそうでしたが、それでもとっても上手に、混乱なく、紙が漉けました。

あらかじめ漉いておいた紙で、型染めにも挑戦してもらいました。
クリスマスカードや動物模様、来年の干支のたつなど用意しておきましたが、ちょっと滲みながらも、皆一生懸命難しい型染めに挑戦してくれました。中には配色や配置デザインなど、なかなか良いセンスの子もいたみたいですよ。

案ずるより産むが易し。
終わってから「楽しかった?」って聞いてみたら、大きな声で「たのしかったあ!」って答えてくれたのが、とても嬉しかったです。

「西陣ピック」に参加します!

来る11月12日(日)、西陣エリアの魅力を多くの人に知っていただく体験型イベント「西陣ピック」に出展参加します!10:00~16:00 場所:妙覚寺(京都市上京区下清蔵口町135)

  市民新聞11月号より

これまで、百貨店や野外イベントにはあまり参加することのなかったテラですが、私たちが住まう西陣地域と、この地域の大きな特色である「ものづくり」の魅力を伝える「西陣ピック」というイベントが、今年初めて開催されることになり、市の西陣活性化プロジェクトよりお誘いいただき、出展参加させていただくことになりました。

テラは、
・「手漉き竹紙」の紹介と販売
・「型染め竹紙」づくりのワークショップ
を行います。

小中学生も多く来られるイベントとのことですので、子供たちが来てその場でパッとできることがいいなと思い、着物の友禅で伝統的に用いられてきた伊勢型紙を使い、竹紙に顔彩で型染めをしてもらおうと思います。
子どもさんがお小遣いでワークショップできるよう、リーズナブルな価格を予定していますが、子どもだけでなく、大人の方も参加可能です。

「西陣ピック」では、テラ以外にも西新エリアでお店を出しているところや、伝統産業、ものづくりをしているところなど、いろいろ出展される予定だそうです。食べ物も出店もあれこれあるようですので、お時間許す方は、どうぞお越しください!

詳細はこちら
https://nishizine.city.kyoto.lg.jp/event/nishijin_pic2023/
https://www.city.kyoto.lg.jp/sogo/page/0000317864.html

会場となる妙覚寺は、織田信長ゆかりの寺としても知られ、足利義輝、織田信長、伊達政宗らが宿所として利用し、千利休が茶会を開いたことでも知られるお寺です。

この時期は、この地域一帯で、スタンプラリーやフォトコンテストもやっているようですので、併せてご参加してみてはいかがでしょう?

 

 

 

11月の展覧会 小林斐子染織展

ようやく暑い夏が過ぎた、と思ったら、いきなり朝晩の冷え込みに寒さを感じるこの頃です。それでもこのところ秋晴れの日が多く、気持ち良い日々が続いています。夏冬物の入れ替えや、冬の薪の準備など寒さの備え、長年の課題だった、清滝の山側通路の補修工事も検討しています。

11月14日〜11月19日までは小林斐子さんの染織展を開催予定です。
自然の植物から色を取り出し、シルクやウール、木綿など、手染め 手織りの軽くて着心地よい服に仕立てています。

小林斐子草木染織展 2023初冬彩点
会期  11月14日(火)〜11月19日(日) 時間 11:00〜17:00(最終日16時)
会場  清滝ギャラリーテラ 会期中無休
★原始機体験教室 参加費3,000円
11/15日(水)、11/16日(木) 11:00~
織の原点とも言える原始バタで真綿(シルク)のストールを手織りします。できた長さのお持ち帰り。どちらも4名まで 要予約(先着順)

■小林斐子さんより■ 熱月の盛夏は、大根のために土を耕すこと、 そして織をすることでのりきれたか。 それにしても、国の軍備強化をおそれる。戦争は犯罪だ。 78年前を振り返るべき。争いをなくすよう、手をつくすべき。 ビワ、葛、ナンキンハゼなどで染めました。 コート、タペストリー、チュニックetc、出展します。 ぜひ、おこし下さい。

小林斐子略歴
武蔵野美術大学日本画卒業。
宗廣力三氏に紬織りを学び 染めと織りを40年続ける。
滋賀県高島市在住

季節はちょうど清滝周辺が紅葉の見頃となる頃です。昨年はここ10年で一番とも言えるくらい、紅葉が綺麗でした。今年の紅葉はどうでしょうか?
会場の中でも外でも自然の色をふんだんに味わえます。
みなさんどうぞお楽しみに!

 

「色と食と植」展終了しました

9月28日、29日には村田啓子さんの料理会がありました。
メニューは
・おくどさんで炊いたご飯
・味噌汁(煮干しだし、えのき、なす、とうふ)
・大根葉のお好み焼き(大根間引き菜、玄米餅、チーズ、オイルサーディン、三升漬け乗せ)
・きゅうりとツルムラサキの酢の物(柿酢)
・小松菜の胡麻和え(自家製胡麻)
・れんこん、じゃがいも、ナスの重ね焼き(しそ漬け乗せ)
・カボチャコロッケ

この料理を作るために材料を揃えて、ということではなく、今手元にあるものを使って、素材を生かした組み合わせや料理方法を考えていく啓子さんの料理スタイル。肉や魚もあまり使わず、かといって精進料理です、という気負いもなく、それでも十分にボリュームもあって食べ応えがあるのです。

私が気に入ったのは大根葉のお好み焼き。キャベツと豚肉がなくてはできない気がしていたけれど、あれ、こういう材料でもいけるんだ。しかもお好みソースでなく、「三升漬け」というトウガラシと醤油と麹を混ぜて漬け込んだものをちょこっとかけていただく味は、ヘルシーで飽きのこないお好み焼きでした。
カボチャコロッケも、肉類は全く入っておらず、カボチャと玉ねぎと椎茸のみが材料。それでも全然物足りないことはなく、素材の味が美味しく味わえて、ちょっとカルチャーショックの一品でした。

2日間の食事会には、飛び込みの参加者もあり、1日目にはドミニカとレバノン出身の2人の女性が参加。2日目には「お腹ぺこぺこなんだけど」と吸い寄せられるように入ってきたフランスとスウェーデンの若者2人が参加となりました。

私自身、旅に出て、地元の人や食べ物に触れ合うことは大きな楽しみでもあったので、こんなふうに家庭料理を食べられる機会って、きっと嬉しかったのではないかしら。こちらとしても楽しいサプライズでありました。

今回は、他にも海外からのお客さまが多く、インバウンド回復や、ちょっとコアでディープな旅行の楽しみ方など感じることが多かったです。

今回の展覧会はこれにて終了。
村田啓子さんは能登のよろみ村に帰っていかれました。10月5日には、よろみの稲刈りだそうです。