2021年 新年の始まりに

遅ればせですが、あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いのほどお願い申し上げます。

コロナに揺さぶられて先の見えないる年の始まりとなりましたが、皆様どのように新年を迎えられたでしょうか?

私は静かに自宅で年末年始を迎えました。
我が家では、毎年30日に家で餅つきをしています。いつもは親戚や友人たちを招いて賑やかに餅つきするのですが、今年は家族だけで静かにおこないました。白味噌もここ数年手作りしています(今年はここ数年で一番上手くできましたよ)。

おせち料理は、伝統的なものを少しだけ我が家風にアレンジしながら手作りします。

数の子、たたきゴボウ、ごまめ。黒豆、紅白なます、蒲鉾、卵焼き、栗きんとん、棒鱈、レンコン、有頭海老、そしてお煮しめなど、、。

毎年似たようなものを作っていますが、今年はいつもより少し気合を入れて作ったつもりです。
昔の人は、自然災害や疫病など、自分の力ではどうにもできないことも多く、折に触れて、さまざまな願いを神に祈ることも多かったのでしょう。健康長寿や子孫繁栄、疫病退散、商売繁盛、、正月料理の一つ一つにも、そうした願いが込められていると伝え聞きます。
今はコロナで人間の思い通りにはならないことも多いですから、こりゃあ、神様やご先祖さまにもよ〜くお願いするしかなかろうがと思い、正月料理にもやや力を入れたのでありました(ふだん不信心なのにこんな時だけすみません!)
でも、信心の有無やその見返りの有無ではなく、正月料理を丁寧に作ることで、自分の心に少し気合を入れて、より良い未来への祈りを込めたというのが正直な気持ちだったかもしれません。

今年もなんだか先は見通せず、その先には必ず明るい未来が待ち構えている、なんて今は気楽に言えそうにありません。それでも、今日を一生懸命生きることで明日が見えてくるのだと思うし、今日をうつむいて生きていたら、今日も明日も楽しくないでしょう。大体、暗い気分で日々を過ごしていたら、免疫力が低下し、どこかから隙間風のように病魔や疫病神が迷い込んでくるやもしれません。

今は、多くの人と気楽に出会ってガハハと笑いながら思いっきりおしゃべりしたり、大勢で一緒にご飯を食べたりすることはむずかしいけれど、できないことではなく、できることを考えて、心の免疫力も高めたいと思っています。
科学は科学でしかと受け止めながら、今本当に大切なことは何か、自分の目や頭でしっかり考え、判断力を磨き、心の自由は奪われず、今日を生き生きと暮らしていきたいです。

皆さんとも、心折れそうな時には励まし合い、互いに足りない力を合わせながら、今日と明日を生きていけたらー、テラがそんなことのほんの小さな支えにでもなれば嬉しいです。
私もまた皆さんに励まされ支えられつつおります。