投稿者「chikushi」のアーカイブ

ブログによるテラ通信始めます!

10月から郵便料金の大幅値上げということで、これまで月1回程度郵便で出してきたテラ通信や催物のご案内をどうしたら良いかなあ、と悩んでいました。文章を書いて手紙を出す、というアナログな形に愛着はある一方で、これまで一方的に郵便をお出ししてきた方の中には、もしかすると、あまりご関心のない方や、読みもしないのに毎回送られてもなあ、と御迷惑に思われていた方もあったかもしれないという心配もありました。

今はまだこうしていこう、というはっきりした方針はないのですが、これまで郵便でしか出していなかった「テラ通信」を、これからはこのブログにもアップしていこうと思います。FacebookやインスタといったSNSも便利なツールとして使ってはいますが、次から次へと大量の情報が浮かび上がってきて、流れ去っていってしまうようなところもあると感じます。それに比べると、ブログは多少アナログ感もあるでしょうか。

まずはやり始めてみます。 結局のところは、郵便でもブログでもSNSでも、(実際に会う会わないは別として)、人と人とのつながり、双方向の交流があるかないかが、大事なポイントではないか、と少しずつ感じていますが。そこを大事に考えていきたいと思っています。

 

*****テラ通信 2024年9月*****

猛暑、豪雨、地震、台風。自然の強烈な力を前に、人間の小ささを感じるこの夏でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。まだまだ暑い日が続いていますが、なんとか山は越えたでしょうか。暑さ寒さも彼岸まで、と言いますから、もう少しの辛抱ですかね。備えつつ体を思いやりつつ、日々を乗り越えていきましょう。

さて、10月からの郵便料金の値上げに伴い、今後のテラのお知らせをどのようにしていこうかと前回のテラ通信で書きましたところ、何人の方からご意見いただきました。
ブログやFacebookで情報は見ているので郵送は不要と言う方もありましたし、全国津々浦々に同じ料金で手紙が届く郵便システムは、これまでが安すぎたのだと思う、と言うご意見もありました。私自身、手紙も好きなので、郵送を全て止めようとは思っていませんが、もしも、こうしたご案内を不要に思っていらっしゃるのに郵送してしまっている、なんていう方がありましたら、今後のご案内は控えたいとも思います。そのような場合には、お手間ですが、テラまでご一報いただけましたら従います。ギャラリーやお店をしていらっしゃる方々とは、今後互いのフライヤーを交換していけたら、交流もできて良いかなと思ったりもしています。
また、ネット上でのご案内(HPブログ、Facebook、インスタなど)も、今後さらに充実させていきたいと思っておりますので、どうぞそちらもご覧ください。今後のご案内をメールやメッセンジャーなどで差し上げていくことも可能ですので、ご希望の方は、一度下記テラ宛にメールやメッセンジャーなどでご連絡いただきましたら、アドレスなど間違いなく送信することができます。。
情報ツールもあれこれ多様化し、どのような形が望ましいのか、まだまだ悩んでおりますが、模索してまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【これからの催し】        会場:清滝テラ

9月21日(土)〜9月29日(日)江崎満 版画と陶 作品展
いよいよ江崎満さんが清滝にやってきます!作品はもちろんのこと、1月の震災以降のよろみ村の様子、能登全体の様子など、江崎さんからお話を聞けることを楽しみにしています。


テラを通して義援金のご協力をいただいた皆様も、ぜひこの機会にお越しいただけると嬉しいです。
よろみ村の窓口となった龍昌寺からは、よろみ村で作っている無農薬米の玄米餅を、皆様へのお礼としてこの会期に合わせて送ってくださると聞いています。
もちろん、よろみ村のことを知る人も知らない人も、どうぞ、江崎作品と江崎さんに出会ってみてください。自然の中で生きものが育ち花が咲く、そんな命のパワーに励まされることでしょう。

9月24日(火)と25日(水) 会場にて「あじき堂」の出張そばあり! 12時〜15時まで
綾部で手打ちそばの店を営む「あじき堂」店主・安喰健一さんは、江崎さんの旧友で、2年に1度の江崎展には毎回来てくれています。 予約、当日、受付可 売り切れ終了 お待ちしています。

10月26日(土)〜11月3日(日)マネノ・清水匡子・ルル 南米土器3人展
ペルーのインカ帝国時代から続く古代土器の村で生まれ育ち、国際的土器作家として知られるマネノ・フアレスさんと妻の清水匡子さん、長男のルルさんによる南米土器の3人展です。
匡子さんは滋賀の生まれですが、マネノさんと結婚後ペルーの村で暮らされ、ここ数年はブラジル、パラグアイなどでも活動、テラでの展覧会はなんと15年ぶりです!さらにご長男のルルさんも、同じ土器作家の道へと進まれ、今回は3人展となります。プリミティブにして研ぎ澄まされた生命力、存在感溢れる土器、どうぞご覧になってみてください。制作実演のワークショップやトークも予定しています。

 

9月の展覧会 江崎満木版画と陶展

9月の展覧会のご案内です。
いよいよ江崎満さんが清滝にやってきます!

9月21日(土)〜9月29日(日)江崎満 木版画と陶展
9月24日(火)25日(水)会場にて「あじき堂」の出張そばあり

能登の震災で大きな被害に遭われ、陶窯も崩れてしまいましたが、版木は無事で、制作も続けておられます。若かりし頃、ユンボを運転して解体のバイトをしていた経験が生きて?、数十年ぶりにユンボ運転の腕を振るっているとのこと。よろみ村の住民は生きる力を持った人たちですから、住民はもちろん、友人たちもそれぞれの技を活かして駆けつけ、自給自足の復興が、少しずつ進んでいるようです。

テラを通して義援金のご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました。ぜひこの機会にお越しいただき、現在のよろみ村の様子、能登半島全体の現況など、お聞きいただければと思います。

そして何より、そんな中でも、変わらず命輝き続ける花、鳥、虫、木々、それらを描く江崎さんとそのの作品と出会っていただければ嬉しいです。

9月24日(火)25日(水)の2日間は、江崎さんの旧友で、綾部で誠実な蕎麦作りを営む「あじき堂」さんの出張そばが、会場で食べられます。
予約、当日可(売り切れ終了) 12時~15時まで。


お越しをお待ちしています!

 

展覧会レポート

展覧会も残すところあと1日となりました。

毎日が「筋書きのないドラマ」です。
私は、会場に来られた方々から、齋藤さんのことをたくさん知ることができたように思います。

作品は、どうしたって、つくった人を映し出す鏡のようなものです。
作者の風貌と作品は一見かけ離れて見えることもありますが、それでもやっぱり作品には作る人のどこか一面が見え隠れするのはまちがいないでしょう。
作品を見ながら、つくった人のことを想像するのも、私の密かな楽しみです。

昨日は「音庭園」のSATOSHI MURATAさんとラブシェアリングひろこさんによるミニライブを会場で行っていただきました。

夏の終わりの風が吹き抜ける中、涼やかに演奏は始まりました。
心地よいピアノの音色とソフトなヴォイスの響き、二人の音楽は、あらかじめ出来上がった音楽ではなく、その空間やそこにある作品、居合わせた人々があって初めて生み出される即興音楽です。


背面に飾られた古代文字の作品は「そらにひかり やまにはあめ ひとはうまれ のにはへいわ つちにかえり そらにひかり」
奏でる音楽は、この言葉ともぴったりだなあなんて思いながら聞いていましたが、2曲ほどが終わったところで、ピアノの村田さんが話し出しました。

「齋藤さんのこの作品の下には、制作年月日のような時間が記されています。それは、 広島と長崎に原爆が投下された日時と時間だそうです。それを知ってこの作品を見ると、言葉の持つ意味もまったく違う意味に感じられます。次は僕がそこからインスパイアされた曲を演奏します」

今度はそれまでとは打って変わった激しい曲調のピアノとなりました。稲妻のような空の光、噴き上がるキノコ雲、黒い雨、行き惑う人々、そんなシーンが見えてくるような、そこで人が感じた恐れや怒りや悲しみが伝わってくるような鋭く厳しい演奏でした。


私が呑気に、光溢れる自然を感じる良い言葉だなあ、なんて思っていた作品に、この人はこんな思いを読み取っていたのか、予想していなかった驚きを持って、演奏を聴きました。
そして、その想いは、齋藤さんも作品に込めていた思いでもあったのでしょう。

作品を作る人、会場でそれを見る人、それぞれのさまざまな思いがあり、読み解き方もそれぞれあることと思いますが、今日は音楽で、その受け止めを見せていただけたなあ、と感慨深い想いでした。

今日は今日で面白い1日でした。
明日の最終日にはどんなドラマが待っているでしょうか?

作品の上にはいつの間にか、カマキリの来訪者。
自然の造形物?展示に加わってくれていたみたいです。

緊急!8月21日のキルトお話会中止のお知らせ

緊急のお知らせです。
明日8月21日(水)午後、齋藤洋さんによるメモリアルキルトのお話の会を予定していましたが、齋藤さんの急なご病気(コロナ陽性)のため、お話し会は中止とさせていただきます。
大変残念ですが、今は齋藤さんのご回復を祈りつつ、またの機会が持てますことをお待ちしたいと思います。
なお、内山さんとテラ小林には全く症状がありませんが、念のため、コロナ検査キットにて検査の上、展示会を続けて参りたいと存じます。

なお、お話会の中止をご存知ないまま会場に来てくださった方々には、キルトをご覧いただきながら、齋藤さんよりお預かりしておりますキルトの動画映像をご覧いただこうと存じます。ご了承くださいませ。

内山貞和・齋藤 洋 二人展

8月19日〜25日、ベテランお二人による展覧会が開かれます。

お二人は、まだ20代の頃に、京都でご一緒の場で働かれた時代があるそうです。
内山さんは造形、齋藤さんは染色と、お仕事のジャンルは違ったけれど、互いに刺激を受けあい、その後の道に進まれたとのこと。
それから数十年を経て、それぞれベテラン作家としてご活躍されるお二人が、夏の終わりの清滝テラで、展覧会を開催してくださることtなりました。

内山さんは、縄文から人新世に至るまでのさまざまな素材(人が作り出してきたもの)を使い、身につける彫刻、レリーフを造形しています。

齋藤さんは「染め」が基本。服やストールになることもあれば、タペストリーやハギレを使った造形作品もあり。ご自身で刺し子を施した作品も魅力的です。
さまざまな形に変化しつつも、その根には「染め」があり、齋藤さんは「染め」から世界に繋がっているのだなあと思います。

今回は、齋藤さんが長年取り組んできた活動の一つ。メモリアルキルトの作品も特別に3点出品予定です。

このキルトについては、齋藤さんからお話とご紹介の場を設けたく、8月21日(水)午後2時〜会場にてお話ししていただきます。
作品を見て、ゆっくりお茶を飲みながら、双方向に語り合う場にしたいと思いますので、ぜひ皆様お気軽にお越しくださいね!

会期中は、内山さんも齋藤さんも会場に在廊してくださる予定です。

すっぴんマルシェ終了!

愛宕山千日詣りの期間に行われた「すっぴん!マルシェ」、3日間の日程を終え、無事終了となりました。

「出展者もお客さんも楽しもうね!」が合言葉でしたので、会期中はもちろんのこと、準備の日には空也の滝に行き、最終日、片付けの合間に清滝川で泳ぎ、夏を満喫してのマルシェとなりました。  

またお会いできる日を楽しみに!

すっぴんマルシェ!

祇園祭の前祭巡行が終わり、京都はいよいよ夏本番を迎えた気配です。

さあ、次の清滝テラでの催しは、
7月30日〜8月1日までの「すっぴん!マルシェ」です。

ご覧の通り、いろんなジャンルの皆さんが繋がり、出展します。

【展示販売】1階では、さまざまな展示と販売が行われます
*ラオス布グッズ、シルクスクリーンのTシャツ、エコバッグ(南澤ようこ) このフライヤーも南澤さんの制作です。
*アフリカ布グッズ(和田かよこ)
*消しゴムはんこ・布グッズ(川勝みゆき)
*絵・紙と布の上での遊び(畑中直子)
*竹紙・竹紙で作るもの(Terra)そう、今回はテラも出展者として参加しますよ。みなさん遊びにきてね!

【飲食】テーブルではお食事やスナック、飲み物をどうぞ!
イートインもテイクアウトも可ですよ。
*30日と31日には、会場で北インドの本格カレーとスナックが食べられます(「ブッダガヤガヤレストラン」コック:ロウトバブル)
*31日には素焼きの器で飲むインド街角のチャイをどうぞ。飲み終わったら割ってチャイ!(Watte chai) この素焼きのチャイカップを綺麗に割りたいためにチャイ飲む人もいるとか。でも持ち帰りたい人は持ち帰りもあり。ちっちゃな植木鉢にもなります。
*てすこの焼菓子(内田さゆり)は30日のみです。いろんなレパートリーがあるようですよ。今回はどんなお菓子が来るかなあ?
いずれも予約も予約なしもありですが、売り切れにて終了となります。

【マッサージ・ヒーリング】2階ではヒーリングやマッサージを行います
*ラブシェアヒーリング(ラブシェアリングひろこ) ビーイングタッチとヴォイスヒーリング。
*アロマヒーリングとフットマッサージ(Salon Amana ちあき)
*ハンドマッサージ(河村ひろこ)
*イトオテルミー温熱療法(山本かなこ)
暑い時期なので、、手や足を洗うタライなど用意してお待ちしています。
山帰りの方も気楽にどうぞお立ち寄りを。

【イベント】清滝ならではのお楽しみ満載
*空也の滝ツアー(詳細は事前連絡にて)
*即興ピアノ&舞&うた(音庭園) ・31日の日中か夕方、時間は決めていませんが、人の流れを見ながら、会場で何回か予定しています。コンサート、みたいな形ではなく、居合わせた方も自由に参加する形でどうぞ(投げ銭ご協力お願いします)。天気次第では川縁でもいいかなあ。
*かまどご飯と川遊び ・8/1イベント打ち上げを兼ねて、出展者で昼から予定していますが、ご希望の方は宜しかったらご一緒にどうぞ。

体も心もすっぴん!になれる3日間。どうぞお気軽にお越しくださいね!
ご予約も承ります(もちろんフリーもOKですよ)。

「すっぴん!マルシェ」フェイスブックページ https://www.facebook.com/events/438386569136440/
出展者情報も「ディスカッション」のところで次々アップされていますからのぞいてみてくださいね!
お問い合わせ lovesharing165@gmail.com (マルシェ事務局)

 

注意)
ちなみに、今年の愛宕山千日詣りは7月31日の夜間参拝が行われません。
頂上までの電気配線の法改正?や人力、費用のことなど?での決定のようで、今年は7月23日〜8月1日の昼間が千日詣り期間となるそうです。
来年以降はなんとか夜間参拝の伝統も復活してもらいたいと願いますが、今年はこのように決定していますので、お間違えなきよう。
なお、毎年の車両の通行規制はないそうですが、会期中は駐車場も混み合うことが予想されますので、なるべく公共交通機関のご利用をお勧めします。

かつみ展後半へ

さて、かつみゆきお展も中盤戦から後半へと差し掛かってきました。
夏のような天気や曇り空の日もありますが、幸いまだ本格的な梅雨模様にはなってきていません。

これは栂の木の漆塗りテーブル。
チラシにも書いてあった巨木の栂の木から作られたテーブル。
拭き漆で、漆塗りしてから時間も十分経っているので、透明感が出て、木目が美しいテーブルです。

この看板は、かつみゆきおさんの文章を滋賀のお寺のご住職(書家でもある)が書かれたものだそうです。書かれている内容に、かつみさんのものづくりの姿勢がよく表れています。

こちらは、「しおじ」という木で作られた漆塗りのタンス。

そうそう、昨日はテラの前に、こんな通行人?が登場。
かつみさんが「オイ!」と呼んだら振り返って目が合いました。
アナグマみたいですね。人を怖がる様子もなく、トコトコ歩いていましたよ。

かつみゆきお展始まりました

本日よりかつみゆきお展開催となりました。

1階には、栂の木や胡桃の木の一枚板のテーブル、椅子(リビング用、キッチン用、回転椅子、ゆり座椅子、丸椅子など各種)、タンス、チェスト、鏡、仏壇などあれこれと。

2階には、大小様々の額、仏壇、漆塗りの板皿、小物類など様々来ています。

そして、会場には、作者であるかつみゆきおさんが会期中在廊していますので、木の話、山の話、旅の話、聞いているだけでも面白いこと間違いなし。

かつみさんともども、清滝テラにて、お越しをお待ちしていま〜す!
会期は6月15日(土)〜23日(日)11時〜17時までです。