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漆部作品発表会

今年のテラ漆部の締めくくりとして、今年つくった参加者の漆作品を持ち寄り、作品発表会を開催しました。

作品発表会と言っても、私達の漆は日常の暮らしの中で使っていくことを目的としているので、各自つくった漆が生きる形を考え、似合った料理も持ち寄り盛り付けてもらうということにしています。みんながつくった漆の器と様々な料理がテーブルに並びました!

煮物、汁物、揚げ物、寿司、炊き込みご飯、サラダ、発酵食品、和菓子、デザート系など、さまざまな食物が漆の器に盛り付けられて登場しました。なんとも贅沢な気分です!美味しいものが漆の器でさらに美味しく豪華に感じられ、二乗の喜びです。

私は今年、テーブルの塗りにも挑戦しました。料理が乗っているこの台も拭き漆したものです。
かつみゆきおさんにつくってもらったこたつの天板なので、なるべく木目を活かしたいと思い、こちらは薄めの色の仕上げに。

こちらはかまどを使わないときにテーブルとして使えるようにとつくった木の台。水気のものを置いても大丈夫なように、こちらは少し濃い色に仕上げました。

皆で漆のことや木のことなど話が弾み、来年は(大胆にも?分不相応にも?)手びき足びきの轆轤にも挑戦したいと大盛り上がり。さて、どうなっていくことでしょうか?
来年の漆部をお楽しみに。

 

 

 

竹紙干支はりこ注文受付中!

毎年恒例で作っている竹紙干支はりこが出来上がってきました!
来年は「子(ね)」ですね。向坂典子さんが陶器で型から作り、竹紙を重ね貼りして仕上げています。写真の白い竹紙は仲瀬俊平さんの竹紙、キナリの竹紙はテラの小林が漉いたものです。

ひとつずつの手作りですので、現在少しずつ在庫が増えてきていて、今月中には数が揃うと思います。
西陣テラで販売しています(1500円+税)が、ご遠方の方にはご送付もいたします。ご希望の方はどうぞお声掛けくださいね!

小林斐子展終了しました

今年は穏やかなお天気に恵まれました。
外は紅葉真っ盛り。内は染色と手織りの洋服がせいぞろい。

 
会場真ん中にはドド〜ンと柿やカラスウリ、ナンキンハゼ、ソヨゴ、椿、アジサイ、などの植物が活けられ、すっかり秋色で満たされました。

原始機のワークショップは、人気につき、日数を増やして実施され、連日会場に座り込み、体を張って機を織る方々の姿がありました。

 

 

手紡ぎ、草木染め、手織りの自分だけの絹糸のストールです。時間はかかりましたが、皆さんそれぞれに個性的で素敵な仕上がりでした。
楽しい時間でした!

今年の清滝の紅葉は、ここ数年で一番きれいだった気がします。

そろそろ紅葉見頃です!

今年は暖かいせいか、少し紅葉が遅いなあと思っていましたが、このところのお天気と朝晩の冷え込みで、紅葉の色づきが進んできました。
鳥居本の平野屋さんあたりはちょうど今が見頃、愛宕寺から清滝は、まだ少し緑がかっていますが、緑や黄色や赤の紅葉が入り乱れてさまざまに色づいている自然の景色が私は好きです。
たぶん、この1週間がこのあたりの紅葉は盛りとなりそうです。
日に日に変化していく色合いを楽しみたいと思います。

「ことばの勉強会」を終えて

11月9日、「ことばの勉強会」が終了しました。

苅谷夏子さんと金水敏先生、お二人のお話を聞き、ご参加いただいたみなさんともいろいろなお話をしながら、ことばの海に学び遊んだ一日でした。あらためて、日本語は豊かな言語なのだなあと思いました。

日常的なコミュニケーションの中でことばが大切なのはもちろんのこと、医学でも技術でも契約でも取扱説明書でも、ことばを理解していなければ大変困ります。また、人は話すことばを通じて、相手がどういう人かを知り、その人の立場を知り、役割を演じることもできる。さらに、ことばの端々からは、その心の奥に潜む小さな思いまでを汲み取ることもできるのだと感じました。

苅谷さんの授業(大村はま先生の中学生向けの単元学習をそのまま参加者の皆さんとやるのです)は、隅田川の花火大会の新聞記事を4紙見比べて表現の違いを比べる学習でした。大人でも漠然と考えると難しい学習と思いましたが、そこは大村先生のてびきの技が光ります。ちょっとした「観点」を持って考えていくと、不思議なほど具体的に違いが浮かび上がってくるのに驚きました。ちょっとしたマジックショーのような授業でした。

金水先生は、話し言葉の研究がご専門で、その代表とも言えるのが「役割語」の研究です。「役割語かるた」はとてもわかり易くおもしろい!老人や子供やお嬢様やおっちゃんや奥さんの絵札と話しことば札の組み合わせがピッタリはまったりずれたりすると「な〜るほど!」と膝を叩くようで、ことばと役割の関係が明らかになっていくのでした。

後半は、村上春樹の小説と方言の関係を紐解く講演で、実は関西出身である村上春樹が関西弁を封印して標準語で小説を書いていったこと、そして再び関西弁の封印を解いていくさまを、その精神的な背景とことばの関係から明らかにしていくという、ちょっと心理学的な推理小説のようなことばの世界へのアプローチでした。(そこには金水先生ご自身の若き日の大阪ー東京体験もオーバーラップされていたのです)

あっという間に時間は過ぎて、質疑応答から懇親会へとみなの会話は途切れることがなく、みなさんのことばを巡る話題もその振れ幅の広かったこと!

贅沢な会をさせていただきました。ありがとうございました。

竹紙を漉くのにうってつけの日

パソコンで経理事務をしていたのだけれど、急に水上勉先生の「こんな天気のいい日に紙を漉かなくてどうします」という声が思い出されて、外に出て久々に紙漉きを開始。
台風が吹き荒れた10月が終わり、ようやく訪れた小春日和の1日。
無心な時間が心地よい。

小林斐子草木染織展のご案内

毎年紅葉の時期に開催している滋賀のベテラン作家・小林斐子さんの草木染織展〜2019初冬彩点〜を開催します。今年は11月19日(火)〜24日(日)までの会期です。

会期中の水、土、日の3日間、原始機でミニストールを織るワークショップを開催します。ごくごく単純な手作りの原始機で、腰で糸を張って支えながら織っていくやり方ですが、小林さんが草木染めしたシルクの糸を使って、自由な色の組み合わせで、自分だけのオリジナルストールを編むことができます。(時間は仕上げまでに3〜4時間かかります)

 

「ことばの勉強会」やります

日時 11月9日(土) 13:00~16:30
場所 清滝ギャラリーテラ(京都市右京区嵯峨清滝町11−2
参加費2000円 予約優先(当日も可)

私(テラ代表=小林)の中学校の国語の先生だった「大村はま先生」(今なお国語教育会ではその名を知られる伝説教師です)の教えに学びつつ、小さなギャラリーには贅沢すぎるお二人の講師(苅谷夏子さん 金水敏さん)をお招きして、ことばについて学び考える会を開催します。

内容
13:00〜14:30
講演1.苅谷夏子さん「大村はま先生に学ぶ」(大村はま記念国語教育の会事務局長)
大村はま先生の教え子であり、後年の大村先生を支えながら国語教育研究会や講演活動をおこない、いくつもの著書も記されている苅谷さんに、大村はま先生とその国語教育についてお話いただきます。後半は大村はま先生の模擬授業を、苅谷さんと会場のみなさんと共に実際にやってみましょう!

14:30~15:00  小休憩 ティータイム

15:00〜16:00
講演2. 金水 敏さんによる「ことばの力を語る」  (大阪大学文学部教授・言語学者)
大阪大学文学部長として卒業式で読まれた式辞は多くの人の共感を呼びました。「文学部ってなんの役に立つの?」「ことばってなんの役に立つの?」言語学者として、古典から現代カルチャーまでを幅広く見渡し、ユニークな観点から研究していらっしゃる金水さんに「ことばの力」について語っていただきます。

16:00〜16:30 会場との質疑応答

「ことばではなく心だ」と言う人もいるけれど、私にとって、ことばは心を伝えるための一番の表現手段です。
自分の思いを確かなことばに乗せて伝えたいと思うし、誰かの思いもまちがえることなくしっかり汲み取りたい。そのためには、もっともっとことばを理解し吟味し大切に伝えたい。
今、それがきちんとできていないから、多くの様々な行き違いや問題がおきるのではないかー。そんな思いも抱いています。

ことばについて考える1日をご一緒しませんか?
お申込みはテラまでお電話・FAX・メールでどうぞ。

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