月別アーカイブ: 2018年9月

暮らしを彩るキリム展

10月4日(木)〜9日(火) 11:00~17:00  清滝ギャラリーテラ
併設展「写真で綴るペルシャの眺め」
 
ペルシャキリムの展覧会を開催します。
キリムは天然素材で自然染色、地域ごとに異なる様々な伝統模様があり、母から娘へと受け継がれてきた手織物です。今回の展覧会では、年月を経てなお魅力輝く一点もののオールドキリムを中心に、キリムやジャジム、ノマディック絨毯など、遊牧民の織物をご紹介します。

ご案内役は、イラン出身で富山在住、アリアナキリム店主マルフィーさんです。しばしばイランを訪れてキリムを仕入れてきていますが、今回は、近年のイラン渡航で撮影した写真も併設展示し、日本で暮らすイラン人の目で見る「写真で綴るペルシャの眺め」もお伝えしたいと思います。

観光客は入れない古い村の風景や伝統的なレストラン、はたまた現代のカフェの様子など、日本に暮らすイラン人であるマルフィーさんならではの視点や思いもつたわってくることでしょう。

さらに、会期中の10月5日(金)〜10月8日(月) 12:00~13:00
「マルフィーさんのギャラリートーク」ランチまたはお茶付です

イラン伝統の茶器で入れるお茶とお菓子、イランの家庭料理のスープとパンなど、お料理上手のマルフィーさんが用意してくださいます。

毎日少しずつ話題を変え、撮影した写真も交えながら、みなさんとご一緒に、「キリムと私と故郷のこと」をお話しします。キリムのある暮らし今昔、写真で見るペルシャの眺め、キリムお手入れ方法など、お役に立つこと、マルフィーさんの日本とイランへの思いなど、語っていただこうと思います。お気軽にご参加ください。 

 *イランの軽食もご用意しています(5日〜8日)。
パンとスープ付800円、 お茶とお菓子付500円
予約優先、当日も可 売り切れ終了

江崎展終了しました

9月9日江崎展の最終日の朝。江崎さん、村田聡さん、ひろこさん、私(テラ小林)で空也の滝に出かけました。

途中の山道にはたくさんの倒木があり、送電線にもたれかかった木も数多く。


空也の滝の入り口では、谷を風が吹き抜けたように木がなぎ倒され、
赤い木の鳥居が無残に崩れていました。(大きな岩も上から落ちてきていましたが、石の鳥居と石橡類は無事です)。


滝の水量はこれまで見たことないほど激しく、いつもは足首くらいまでしかない滝壺部も水深く、鳥居の外まで水しぶきが飛んできます。

村田さんはきびきびと準備を整え、激しい水流の中に入っていきます。水圧ではね飛ばされないだろうか、首は大丈夫か、心配になり、思わず手を合わせます。
この季節だったら私も入れるかなあなんて思って着替えを用意をしていましたが、この水量ではとても無理と断念。でも、台風や地震などいろいろなことがあったこの1週間を思い、祈りを託すような気持ちで村田さんを見守りました。

人生は、明日終わることがあるかもしれないし、100歳まで続くこともあるかもしれない。いつ何が起きるかは計りようもないけれど、いつ何があっても良いように、不確かな今を一生懸命生き抜けますようにと、手を合わせて祈りました。

最終日の展覧会には、またまた思いがけない来訪者や出会いがあり、そうこうしているうちに、あっという間に展覧会も終了となりました。

ご来場いただいた皆さま、江崎さん、デュオ睡蓮さん、あじき堂さん、音庭園さん、ご一緒に貴重な時を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。

江崎展開催中です!

9月5日(水)、台風の嵐が通り抜けた翌日、展覧会、あじき堂さんのお蕎麦、音庭園のライブ、どれも無事開催できました(清滝全域、停電中ではありますが、清滝川も清滝テラも無傷です。水もガスもトイレも使えます)。

あじき堂さんは、朝3時からそば打ちをしてくださったそうで、早くから清滝入りして、薄暗い中で、ご夫妻キビキビとお蕎麦を作ってくださいました。シンプルなおろし蕎麦と個性的な鶏トマト蕎麦がともに味わえる贅沢な楽しみ、堪能しました。

ライブの方は、一番心配したのはピアノでした。なにせ停電中ですから、電子ピアノの音が出せるか?出せなかったらどうする?!と焦りましたが、村田さんが朝のうちに電池を買い込み、バッテリーなど工夫してくださって、演奏が始まってみれば、ノープロブレム。
聡さんのピアノにひろこさんの伸びやかな声が呼応し合い、途中からは来場してくださった方の磐笛や打楽器ジャンベ(これを叩いてくださったのは和太鼓奏者)の音とリズムも加わり、見事なセッションとなったのでした。

 

「電気のない暮らし」でもなんとかなる(でも電気のある暮らしもちょっとありがたいもんだなあ、こんなところにも電気使っていたんだなあ)、なんて思いながら、この特別な1日を、居合わせた方々と一期一会で楽しみました。

そして、9月6日(木)もあじき堂さんが来てくださり、美味しいお蕎麦に舌鼓を打ちながら、江崎さん共々、来てくださった皆さまと賑やかに楽しい1日を過ごしました。

 

清滝は相変わらず停電継続中です。昨日真っ暗闇だった清滝トンネルは、今日入り口付近が明るかったので、「やったあ、停電回復か?」と思ったのもぬか喜びで、20メートルほど進むと、やっぱり真っ暗闇でした。

展覧会は自然光の元でご覧いただいています。トイレには電池式の小さなライトをつけました。水もガスも使えますから、ちょっと不便なのはスポットライトがなく版画の色が美しく見えないこと、冷蔵庫が使えないこと、くらいでしょうか。

電気の力も実感しつつ、電気がなくてもやっていけるのか、試されている気もしています。

JRや阪急電車、京都バスなど、交通状況は問題なし、道路状況も大丈夫です。

音庭園のライブは、8日土曜にも開催します。
江崎満さんの展覧会は9日日曜までです。どうぞ皆様のお越しをお待ちしています!

展覧会、お蕎麦、ライブ、開催します

ひゃ〜、清滝全体停電中です。でも、清滝テラは無傷です。ガス、水道は大丈夫。電車、バス、道路も問題なし。展示(スポットつかないのでちょっと暗めですが)もお蕎麦もライブもやります!
一つ問題はピアノ。テラには普通のピアノがないので電子ピアノを持ち込んでいただく予定でしたが、これが使えない。でも、なんとか工夫してみるということで、さて、どんなライブになりますことか。
でも、何かあった時、どう切り抜けるかも人の知恵でしょう。電気のない暮らしを試されているのかも。来られた方と、限られた環境で楽しみましょう!

明日9月5日開催します

台風の嵐が過ぎてゆきました。

西陣の家は屋根の一番上の瓦(棟?)が飛び去り、代わりにどこかのトタン屋根が飛んできたりして、幾つか修理が必要ですが(ご近所も軒並み瓦飛んでます)、まあともかく人はみな無事です。
江崎さん共々、明日は朝なるべく早く清滝に向かいます。

あじき堂の安喰さんは、明日未明からそば打ちをはじめ、綾部から清滝へ向かってくださる予定です。
音庭園の村田聡さんひろこさんのお家も、木戸が飛んだり庭木が倒れたり幾つか被害があったとお聞きしていますが、明日来てくださる予定です。

いろいろなことが起こりますが、良いと思う道を選び、一つ一つ乗り越え、明日お目にかかれる方々とご一緒の時間を精一杯楽しみたいと思っています。

お蕎麦もライブも当日参加可です(お蕎麦は材料なくなりましたら終了)ですので、明日という時間をご一緒できる方、どうぞお越しをお待ちしています。

9月4日のみ展示休止

本日9月4日、昼から夕方にかけて台風上陸、暴風の危険ありとのことですので、本日の展覧会のみ休止とさせていただきます。
江崎さんは午前中に西陣テラに移動していただく予定です。
台風は夕方には日本海側に抜けるようなので、明日のお蕎麦とイベントは予定通り開催できるかと考えています。
どうぞよろしくお願いいたします。みなさんどうぞお気をつけて!

台風接近

明日の台風が気になる清滝テラの小林です。江崎さんは、泰然と構えておいでですが、山あいの地だけに、いろいろな状況も考えておかねばと、私は少し頭を悩ませています。

5日はあじき堂のお蕎麦と音庭園のライブの日、多分この日までにはもう台風は抜けていることでしょう。

今の予報だと、近畿地方の雨風が強いのは4日昼から夕方のようです。今はまだ結論が出ておりませんが、状況によっては、明日の展示を臨時休業させていただく場合もあるかもしれません。そんな場合には、フェイスブックとテラHPブログに掲載いたしますので、どうぞご案内を注意してご覧ください。

みなさま、どうぞご無理と危険のないようにご判断いただきたいと存じます。自然の力には勝てませんので、祈るばかりですが。

江崎展始まる

9月1日、江崎満作品展オープンしました。

そして、デュオ睡蓮のお二人によるオープニンングライブが開催されました!

今回は全ての曲がお二人の作詞作曲によるオリジナル曲。しかも、江崎さんの作品に触発されて生まれた曲や、2年前に清滝に来られて出来上がった最新曲「ほたる」も初お目見えして、とても贅沢なライブ構成になりました。

ボーカル久美さんの不思議な体験も伺いながら、皆ちょっとエアーポケットに入ったような気分にも。

そして、江崎展ではいつも何かしら面白い出会いがあります。
1日目、江崎さんの作品を最初に持ち帰ってくださったお客様は、本日全く偶然に昼食を食べる店を尋ねるためにギャラリーを覗かれた、ドイツからの若い青年でした。
テラで、江崎さん、睡蓮さんとご一緒にちらし寿司を食べることになり、ライブ5分前まで、日本とドイツの戦後復興のあり方の違いについて語り合い、ライブも聞いてくださり、江崎さんの作品も連れて帰っていただくことになりました。

2日目の思いがけないお客様は、関東から駆けつけてきてくださった女性でした。古本屋さんで江崎さんの絵本と出会われ、子供さんとご一緒に何度も絵本を愛読、実際の江崎さんと江崎さんの作品に出会うべしと、夜行バスで清滝まで来てくださったのでした。もちろん江崎さんとはこれまで全く交流なし。1冊の絵本との出会いだけの接点が、こんな風に大きく膨らむなんて、全く予期せぬ展開です。でも、出会いってそんなものでしょうか。

江崎展は、いつもちょっと不思議で楽しい時間と空間がいっぱいです。江崎引力のなせる技でしょうか。さあて、これからはどうなりますことか。毎日が楽しみです。