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6月の展覧会と蛍ライブ

6月16日(土)〜6月24日(日)には「牧喜代子染織作品展&SHOKUラオスの布展」を開催します。手紡ぎ自然染色手織りのラオスの綿織物の布、服、布小物などの展示販売と、長年ラオスで布作りの生産指導をしてこられた牧喜代子さんの染織作品展を合わせて展示予定です。
6月は清滝川にゲンジボタルが舞い飛ぶ時期でもあります。会期中には、蛍ライブも開催予定。ラオスの伝統楽器「ケーン」(日本の「笙」の原型とも言われる竹の民族楽器です)の演奏会も開催予定です。ラオス料理やラオス文化を紹介するイベントやワークショップなどもありますので、どうぞみなさまお楽しみに!イベントのご予約も受け付けております。

 

清滝テラのお手入れ

清滝周辺は、今フジの花の花盛り。

山のそこここに薄紫の藤の花がかんざしみたいに下がっているのが見られます。

さて、清滝テラの方は、今月は展覧会がありません。雨の多い季節になる前に、久々のメンテナンスをしようかと思ったりしています。セルフリノベーションなんてかっこいいものではありませんが、予算のこともありますので、できることは自分たちでなんとか。

湿気の出やすい山側の廊下の扉の下の方を切って新しい木材を入れてみたり、そこに防虫防カビ効果のある柿渋を塗ってみたり、ちょっと日曜大工に励んでいます。(この柿渋、西陣テラに昔から生えている渋柿から作った自家製です。毎年少しずつ作っていますが、これは2010年もので、いい色になっています)

梅雨の前に、廊下の屋根のメンテナンスや土壁塗りもできないかなあ、と思ったりしていますが、どこまで自分たちでできるか、まあ、できることからぼちぼちやっていきたいと思っています。

6月中旬には、ラオスで手紡ぎ自然染色手織りの布の生産指導そしてこられた牧喜代子さんとオファーさんの布や服、布小物の展覧会を予定しています。会期中には、今年の蛍ライブとして、日本の「笙」の原型とも言われるラオスの民族楽器「ケーン」の演奏会を予定しています。

展覧会会期は6月16日〜24日、蛍ライブは22日夜です。会期中に幾つかのイベントも予定していますのでお楽しみに!

皐月

しばしご無沙汰しているうちに5月となりました。もう夏のように暑い日があったり、まだ肌寒い日があったり、季節がめまぐるしく変わりますが、ここのところは、基本西陣テラをベースに過ごしています。

4月、毎年タケノコでも竹紙の材料でもお世話になっている西山の竹林に、今年も出かけました。もう30年余りも通っているタケノコ農家で掘りたてのタケノコを分けてもらい、気持ち良い草むらでお弁当を食べる。毎年変わらぬ季節の行事を楽しみました。

西陣テラでは、小さな庭にも次々に季節の花が咲き、春先のスミレ、ハナダイコン、ヤマブキ、カラスノエンドウ、シャガ、ホウチャクソウ、フタリシズカ、バイカウツギなど少しずつ変化して行っています。

「やる!」と宣言してからもうずいぶん日が経ってしまった西陣テラの一角に畑を作る「街を耕す」(アスファルトの駐車場の一部を土に戻して畑にする)計画も、遅々としてではありますが、進んでいます。

その畑の一角に漆の苗木を植えました。テラうるし部の部活の一環ですが、漆塗りを楽しむだけではなく、国産うるしを育てていかなくては、という思いもあり、京北の方にも植樹の試みをしたのですが、鹿の害でなかなか進まない、という話もあり、ならば鹿のやってこない西陣テラの一角にうるしの苗木を植えてみようということになったのでした。

3本の苗木を植えました。

日差しが暖かくなるにつれて、新芽が出てきています。10年ぐらいたったら西陣テラで育ったうるしの木で漆掻きができるかもしれません。そしたら西陣テラさんの漆で拭き漆をしてみたいものです。気長な取り組みですが、見守っていきたいと思っています。