月別アーカイブ: 2017年6月

濱口祐自ライブ

18日は濱口祐自さんのギターライブの夜でした。

ブルース、カントリー、ジャズ、クラシック、オリジナル、いろんなジャンルの音楽があったと思うのだけれど、いい曲にジャンルなんか関係なく、「これ、ええなあ!」そんな濱口さんのギターの音世界、「濱口ワールド」に、皆があっという間に引き込まれていってしまいました。

勝浦の漁港に生まれ、マグロ漁船に乗ってパプアニューギニアに行ったり、竹で民家を改装した店を作ったり、海外をストリート演奏で旅したり、大体その風貌からして濃厚すぎるイメージの濱口さんですが、その音世界は、とても繊細で技巧的、にもかかわらず、人をキリキリ緊張させない、心が解きほぐれてゆくような穏やかさのある演奏だなあと感じました。

私、中でも格別心惹かれた曲があって、後で「あれ、なんていう曲ですか?」とお聞きしたんです。そしたらそれこそが「Bamboo flower」でした。人をびっくりさせたりする音ではなく、でもさわさわと小さく光り輝くような絶妙なサウンドが心にしみたのですが、その曲は、濱口さんが竹林で出会った光景の中で思いつかれた曲と伺い、ああやっぱり!と思わず頷き共鳴してしまいました。

ライブタイムはあっという間に過ぎ、その後は2階に席を移して「アフターライブ」。こちらも大いに盛り上がり、濱口さん手すりに腰掛け、再び演奏も惜しみなく。

濱口さんを今回の展覧会に誘ってくれた今竹生さんも、竹の笛で1曲共演。

お天気にも恵まれ、川面に飛び交う蛍も見ながら、心地よく、誰もがなごり尽きないライブの夜でありました。

 

 

 

始まりました!「竹の力、蛍のユメ」

今日から展覧会始まりました。竹の紙と竹細工に囲まれて、「竹のチカラ」とよい気が流れる会場です。

そして、すぐ前の清滝川周辺には、夢か幻か、蛍がほのかな光を点滅させています。
明日の夜は、濱口祐自さんのギターライブです。雨の心配はなさそう、きっと心地よい夜になることでしょう。

ライブはまだ若干名席に余裕があります。キャパの許す限りは当日受付もいたしますので、竹と蛍に誘われて会場に足を運んでみようかな、という方がありましたら、どうぞふらりお出かけください。

あ、それから、21日〜23日まで会場では今竹生さんのワークショップ「フットライト作り」が行われています。

この写真がフットライトの見本。蛍をイメージしたほのかな灯り。お好きな竹紙を選んでいただき、今竹生さんとご一緒におしゃべりしながら作りましょう!

今週末から「竹のチカラ、蛍のユメ」

いよいよ今週末から清滝テラにて「竹のチカラ、蛍のユメ」の展覧会が始まります。展覧会が始まる前はいつも期待と不安が交差します。「どんな作品が出来上がってくるかなあ?」「お客さんは来てくれるかしら?」「イベントやライブは首尾よくいけるかな?」楽しみな気持ちと心配な気持ちが大きく絡み合うまま、搬入の日と相成り、会期が始まるわけです。

今回の会期は6月17日(土)~6月25日(日)です。和歌山県龍神村で竹紙を作る 今竹生さん、京都で竹の仕事に取り組む寶介さん、そして6月18日の蛍ライブをお願いしている濱口祐自さんがメンバーです。竹をこよなく愛する3人の実力は存じ上げているつもりですが、今回ここでしかできない展覧会がどのようなものになるかは、蓋を開けてみないとわかりません。みなさんが来てくださって初めて三位一体となって完成するのが展覧会、ライブの面白さと心得ています。

会期中には、濱口さんのライブ(6/18pm18:30~20:00)はもちろんのこと、幾つかのワークショップを開催予定です。

★6月19日(月)、6月24日(土)13:30〜16:30 寳介さんの指導で竹かごを編みましょう!

・大サイズ 直径35センチほど 10,000円 ・小サイズ 直径25センチほど 7,000円 大サイズは結構大ぶりですので、花かご、物入れなどいろいろに使えそうです。大サイズも小サイズも編み方はほぼ同じですので、どちらも3時間ほどで編みあがるそうです。

実のところ、竹細工をうまく仕上げるコツは、基本となる竹のひごをいかに上手に作るか、というところにポイントがあると思うのですが、今回は寳介先生がひごを用意してくださいますから、初心者の方もきっとかご作りはうまくいくはずです。まだどちらの日も人数に余裕がありますので、できるかしら?と怖がらずに、どうぞお気軽にお申し込みください!ご連絡お待ちしています!!

 

★6月20日〜23日は今竹生さんと竹紙を使ったワークショップ開催予定です。

竹紙を使ったフットライト(4000円くらい)とギャラリー裏に生える竹で骨から作り竹紙を貼って仕上げるうちわ作り(2000円くらい)を予定しています。今竹生さんからフットライトの見本が未だ届きませんので、見本をお見せできずにおりますが、ご本人は早くから「蛍をイメージした灯り」とおっしゃっていましたよ。

うちわの方は、よく使われるものよりやや大ぶりの予定です。私の感覚では、竹紙の風は柔らかく感じますよ。(空いていれば当日も可ですが、予約優先ですので、どうぞ希望の日などありましたらお声掛けください!)

そして、今回の展覧会では、昼の展示に加えて、夜の蛍がどうなるか、これまた蓋を開けてみなくてはわからないのです。ライブの日の天気もどうかな?といつもドキドキですが、全くの自然環境下でのゲンジボタルながら、年によって差こそあれ、これまでのところ、蛍が飛ばなかった年はなく、いつも自然の力って強いもんだなあと感心しています。

 

竹伐りの日

今日は竹紙作りのための竹を伐りに出かけました。ここ30年余り毎年美味しいたけのこを分けていただいている西山のたけのこ農家さんで、横の方から伸びた竹を伐らせていただいています。

夫は力仕事が出来ないし、一人で竹伐りせねばなあと思っていましたが、今日はなんと偶然にも助っ人現る!
私たち同様にこの風景がお好きでよくここを訪れておいでの女性写真家(その方のことは以前からお聞きしていました)のご夫君がいらして、初めてお会いしたにもかかわらず、同じ地を愛でていたという小さなご縁から、厚かましくもその方にすっかり竹伐りをお手伝いいただいてしまいました。感謝です!

輝くような空と風と竹林と里山の中で、小さな出会いとお茶の時間も楽しみ、気持ちの良い1日を過ごさせていただきました。

帰ってからは、竹の漬け込みに向けて、作業を進めています。
季節と共にやらねばならない旬の仕事いろいろです。

ゴザ編み再講習の会

5月のツバル展で完成に至らなかったゴザ編みワークショップ、今回は会場をもんでん奈津代さんのお宅に移して、完成を目指した再講習の会が実施されました。

朝10時から開始し、持ち寄りのお昼も挟んで執念の講習7時間。


夕方5時、ついに完成しました!

時間はかかったけれど、大満足の出来上がり。やっぱり、自分の手で作り上げた作品は、苦労しただけに、愛着ひとしおです!

参加された皆様、お疲れ様でした!

(内緒の追記)参加者4人の方々は本日完成に至りましたが、実は小林はまだ完成に至っておりません。でも、最初の「ナンノコッチャ、言ってることさっぱりわからん」状態から少しずつ理解し始めているのは確かで、まあ私の場合は、気長にゆっくり理解し完成を目指すことにしようと思っております。いつの日か、ツバルの女性のように、自分が寝るためのゴザをスイスイ編める日を遠く夢見ながら、、、。