月別アーカイブ: 2019年6月

「愛宕山千日詣りの前後に

7月27日(土)〜8月1日(木)『土の器であること。』

「土の器」にこだわり、野焼きで土器を作る石田佳織さんと、彼女と縁を結ぶ「生きる」を楽しむロック魂の人々が、千日詣り前後の愛宕山の麓に集結します。沖縄、和歌山、大阪、京都、インドを股にかけて、大地のエネルギーをそれぞれの形で表現します。31日夜はオールナイトの予定です。登山、お詣り予定の方は、ぜひお立ち寄りください。作家や作品とじっくり向き合いたい方も歓迎します。どうぞごゆっくりお越しください。

清滝ホタルライブ終了

清滝ホタルライブ、無事終了しました。


「無事」って言っていいのかな?
というのも、ライブ前半は水辺で川の水とまわりの青もみじと空がピアノと声と溶け合って、ほんといい雰囲気だったんだけれど、

ライブが佳境に入った頃に、ポツン、と来たかなと思う間もなく、ザア〜ッとバケツをひっくり返したみたいな雨になってしまい、お客さんには予め渡してあったビニール袋をかぶってギャラリーに逃げ帰ってもらったものの、演奏者・音庭園のお二人は、楽器や機材を動かすこともできない状態となり、雨が小止みになるまで、機材を守ってずぶぬれのまま雨の中にいるしかなかったんです。

それでも、なんとかギャラリーに戻ったあとは、すばやく室内ライブの用意をしてくださり、かまどごはんの夕食後は室内ライブの第2ラウンドが実現しました。

 
でも、雨の影響で夜10時まで開いているはずだった駐車場は夜8時で閉まることとなってしまい、車組はなんとかちらりとホタルが見られたかなあ?(電車組はその後ゆっくりホタルを堪能できましたが)。

自然はなかなか私たちの思う通りにはなってくれません。それが自然っていうものなのでしょう。それもこれもそっくり受け入れていくしかないのが自然とともに生きる私たちなのでしょうね。

それにしても、あんな雨の後にも何事もなかったようにふうわりふうわり飛び交っていたホタルたち。毎年、暑かったり寒かったり、豪雨があったり日照りだったり、天候状況もいろいろですが、それでも毎年この地に飛び交って、子孫を残し、繁殖を続けているわけですよね。あんなに儚いイメージなのに、ホタルってすごいなあ。
私達はホタルにもかなわないなあ、なんて思ったりしました。

ピアノ、ボイス、ハープ、スティールパン、この日の音色が、来られた方々の心に心地よく響いていたら幸いですが。

家具とかつみさんと清滝の不思議な時間

昨日は風吹き渡る初夏の爽やかなお天気で、今日は一転一日雨模様でした。
展覧会中に雨が降ると、私はつい「こんな天気じゃあ、清滝まで来てくれる人は少ないだろうなあ」とちょっと悲しい気分になります。でも、かつみさんは、「今日は誰が来てくれるかなあ。こんな日はゆっくりお喋りができていいぞお」と楽しそうに言います。
そして今日もそのとおりの日となりました。


こんな雨の日に来てくださる方は、かつみさんやかつみさんの家具にしっかり向き合おうと思ってきてくださることが多いのです。互いに気持ちも落ち着いて、じっくりゆっくりお話できて、面白い話が聞けます。

 

いろいろなテーブルや椅子に座ってみながら、木の感触を確かめたり座り心地を試したりしつつ、お茶を飲んだり、様々なお話をしたり、木をめぐる物語を聞いたりする時間は、なかなかいいものです。時間が伸びたり縮んだりフッと消えたりするようなひとときがすぎてゆきました。

かつみさんの穏やかでポジティブな思考回路が、そんな気を育んでいるようです。「ここは桃源郷のような不思議なとこだなあ」とかつみさんが言いますが、その気を生んでいるのは、かつみさんの方だと思います。終わってみれば、おだやかで楽しい雨の1日でありました。

かつみトラック参上!

かつみさんがトラックを運転してやってきました!
実は先週にも一度荷物を積んできていたので、二度目の荷降ろし。ものすご〜く重たい2m40サイズのテーブルが一つあり、これがいちばん苦労しましたが、息子に休みを確保してもらっていたので、何とかなりました。
チラシのメインになったライティングビューロー(パタンと倒す書物デスクといくつもの引き出しが組み合わされていて実用の美です)や丸や四角のテーブル、様々なデザインの椅子など、所狭しと来ています。漆塗りの大物小物も来ていますよ。
ま、なんと言っても一番の大物は、「かつみゆきおさん」御本人ですけどね。意外とお元気なご様子でちょっと安心しました。
いよいよ明日6月6日〜12日まで展覧会開始です。