月別アーカイブ: 2020年6月

かつみゆきお展終了しました

かつみゆきお展無事終了しました。

かつみさんのエネルギーに引き寄せられるように、いろいろな人が来られました。すごく久しぶりの方や、え、この方ともご縁がつながっていたのか?みたいな方も。
かつみさんが最後に登られたカラコルムの難峰に、その前の年に登頂されたという日本人男性も、かつみさんと再会されました。どう考えてもパワーあふれる強運の持ち主と思われるお二人のお話は、見ているだけでも、なんだか強いオーラを感じました。
最高齢92歳の方もひとりでお越しくださいました(めちゃめちゃお元気でかつみさんとカメラ談義に花が咲いていました)。
脳梗塞の後遺症が残る方も来てくださいました。急な階段を登って2階に上がっていただくのはとても無理だろうと、私のほうが尻込みしましたが、その方はぜひとも2階に上がりたいと階段を上がられ、しっかりかつみさんの写真を見て自力で階下に降りてくださいました。

今回は、いつもにもまして、自分の人生をしっかり受け止めて生きている方々にお会いできた気がします。まあ、その代表格がかつみさんだと改めて思いましたが。

かつみさんを囲んで、穏やかな心地よい時間が流れていきました。私も久々に人と会話らしい会話をして、落ち着いた気持になりました。やっぱり、あたりまえだけれど、頭だけで考えながらひとりきりで過ごす時間と、人と過ごす時間空間は違う気持ちになるもんだなあ。

まだまだコロナも心配だけれど、ず〜っと巣の中に籠もってもいられないから、あたりを見回しながら少しずつ進んでいきましょうかね。

「ここにある額を売りつくし、次はもう一回ピレネー山麓にいくぞ〜!」と、額の半額セールを敢行したかつみさん、最終日までに、持ってこられた額はほとんど売り切れ御免となりました。おかげさまで次の旅行が少し近づいたようですよ。

かつみトラックは高速ではなくした道を走り続け、無事静岡に到着されたと、昨日お電話がありました。来てくださった皆様、ありがとうございました。

明日19日からかつみゆきお展始まります!

かつみ展搬入しました。
今回は、明らかにかつみさんの気持ちが旅の写真に向いていて、「ちょっと家具少ないんちゃいますか?」というキライはあるんですが、スーツケース2つ盗難にあって(あ、言っちゃった!)、なおかつこれだけの写真が残ったって、ある意味すごいことです(すべての写真が残っていたら、その数どれほどになったことか、と怖ろしくなりますが)。

1階はモノクロ写真と家具のすっきりした世界、

2階はぎっちり詰め込まれた密な旅写真と小物たち。
どうぞゆっくりご覧になってください。

(明日朝、入り切らない写真をどう詰め込むか、もうひと工夫しなくては!)

写真パネルを前に、旅の思い出を反芻しながら、飾り付けを考えるかつみさん。
この家具を全部売って「早くもう一度スペインに行くぞお!」とおっしゃっておいでです。なんて恐れを知らないポジティブシンキングなんでしょう!

お知らせ

7月末の千日詣りの前後に、ジュエリー作家の清水範康さんと写真家・松岡宏大さんのコラボレーションによる展覧会を予定しておりましたが、先月末、清水範康さんがくも膜下出血で倒れられ、現在は入院中でいらっしゃいます。これまでお元気で制作に励まれ、私達も展覧会を楽しみにしていましたので、突然の報に驚いております。今は状態が快方に向かわれることを祈るばかりです。

展覧会につきましては、どのような形を取ることが良いのか、ご家族、関係する方々とも相談を重ねました。最初は予定通りの催しをすることも考えたのですが、ノリさんは、作品展開催にあたっては、金属作品が一番良い状況でお客さんの前に出せるように手入れを怠らず、また身につける人が一番心地よく使えるように、サイズや個別調節を心がけてこられたとのこと。そのようなものづくりの姿勢を大切に考えるなら、やはり今回は展覧会開催を見合わせ、ノリさんご本人が快復されてから、しっかり立ち会っていただけるときに改めて展覧会を開催しましょう、ということになりました。
現在はご病状の快復を心よりお祈りして時を待ちたいと思います。

また、恒例の愛宕山の千日詣りにつきまして、先日愛宕神社より、今年は新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑みて7月31日の夜間拝観は中止するとの発表がありました。代わりに7月23日〜8月1日の昼間を千日詣りの拝観の期間とされるそうです。

そんな事情があり、7月下旬の展覧会につきましてはどうしたものかと考えた結果、いつもピンチのときに助け舟を出してくれる、龍神村の竹紙作家・菅野今竹生さんにお願いすることにしました。もともとゴールデンウィークのときに予定しておりました「竹紙の可能性を考える」展覧会を、千日詣りの時期に開催したいと思います。ネット上で紹介していた「世界の竹紙」につきましても、この時期に合わせて再展示してみようと思っています。

会期は7月23日から8月1日を予定しております。
会期中のどこかで、想像と破壊のチャイや「Watte chai」さんにも素焼きのカップで頂くチャイを出展頂く予定です。

 

 

梅雨の合間の清滝で

梅雨の合間の今日の清滝です。
明後日18日にはかつみトラックが家具と写真を積んでやってくる予定です。搬入のお手伝いを龍神村の竹紙作家・菅野今竹生さんにお願いしました。かつみさんも今竹生さんのことを「龍神さん」と呼んで親しくしておられます。がらんとしていた清滝テラに久々に人の声が響きそうです。

 

 

かつみゆきお 傘寿ひとり旅の写真展と 木の仕事

6月の展覧会をご案内します。
コロナウイルスの感染拡大を受けて、清滝テラも長らくお休みしておりましたが、少しずつ動き出そうと思います。再開の第一弾は、木工作家のかつみゆきおさんです。

昨年12月に、コロナ襲来を受ける前のスペイン、ポルトガル、フランスを一ヶ月間一人旅されてこられて、さまざまな体験、発見をしてこられたとのこと。その写真と旅の日記も展示します。

もちろん、本業である家具、テーブル、椅子、額、木の小物などの木の仕事も展示します。
かつみさんは会期中会場にお泊り予定です。
清滝テラは、山と川に囲まれた自然の中にある古民家で、もともと訪問者数も限られていますので、三密とは縁遠いとは思いますが、安全、衛生に気を配りながら、ゆっくりしたペースで展覧会を送りたいと思っております。