今年のテラ漆部の締めくくりとして、今年つくった参加者の漆作品を持ち寄り、作品発表会を開催しました。
作品発表会と言っても、私達の漆は日常の暮らしの中で使っていくことを目的としているので、各自つくった漆が生きる形を考え、似合った料理も持ち寄り盛り付けてもらうということにしています。みんながつくった漆の器と様々な料理がテーブルに並びました!
煮物、汁物、揚げ物、寿司、炊き込みご飯、サラダ、発酵食品、和菓子、デザート系など、さまざまな食物が漆の器に盛り付けられて登場しました。なんとも贅沢な気分です!美味しいものが漆の器でさらに美味しく豪華に感じられ、二乗の喜びです。
私は今年、テーブルの塗りにも挑戦しました。料理が乗っているこの台も拭き漆したものです。
かつみゆきおさんにつくってもらったこたつの天板なので、なるべく木目を活かしたいと思い、こちらは薄めの色の仕上げに。
こちらはかまどを使わないときにテーブルとして使えるようにとつくった木の台。水気のものを置いても大丈夫なように、こちらは少し濃い色に仕上げました。
皆で漆のことや木のことなど話が弾み、来年は(大胆にも?分不相応にも?)手びき足びきの轆轤にも挑戦したいと大盛り上がり。さて、どうなっていくことでしょうか?
来年の漆部をお楽しみに。