月別アーカイブ: 2017年10月

草木染めワークショップの色と日時

草木染めワークショップの色と日時が決まりだしてきました。

15日(水)コブナグサ(黄色系)

18日(土)栗(茶系)

19日(日)茜(赤系)

まだ各日とも参加者募集中です。どれも植物そのものを煮出すところから始めて、ご一緒に作業をしていきます。会場にドカンと生けられた野の花や実もの植物も多くは染色に使われる植物なので、それらの説明もしてくださることと思います。お申し込みお待ちしています!参加費2000円 時間は午後1時からです。

これは斐子さんの家のお庭です。いろいろな野花、染料植物で庭中が覆われていて、私なんか何が何だかさっぱりわからなくなりますが、斐子さん、ささっと見つけ出して「これはね、、」と教えてくださいます。そんな話も楽しいんです。

小林斐子草木染織展のご案内

11月の清滝テラの催しをご案内します。

11月14日(火)〜11月19日(日)11時〜17時(最終日16時まで)

毎年紅葉の季節に清滝で作品展を開催し、自然の植物から色を見つけ、染めと織りの作品を作り披露してくれる小林さん。武蔵野美大で日本画を学び、郡上紬の人間国宝、宗廣力三氏に紬織を学び、染め織40年のベテランです。本格的な織や染めを日常の暮らしの中に導きたいと、着やすい服やコートの形で作品を発表しています。

ジャケットやコート、ストールなど様々な作品を展示販売しますが、今年は「スカーフを草木染めしましょう!」の体験コーナーもあります。

会期中の水、土、日の3日間開催予定で、染色材料はコブナグサ、栗、アカネの3色です(1日1色)。先着でご希望をお聞きしながら、何曜日にどの色を染めるか決定していきたいと思います。ご関心ある方は、お友達などとお誘い合わせの上、お早めにご相談ください。(1日10人程度まで受付可、要予約 参加費2000円)

ちょうど展覧会の頃は清滝の紅葉の季節です。清滝の自然と小林さんの服の自然の彩りを、共に楽しんでいただきたいと考えています。

布と革の手仕事展終了

sow&zucaナラサキシノブさんと桂野和美さんの「布と革の手仕事展」会期終了しました。

 

会期中にはお二人の展示に加え、3回のワークショップも行われました。

ナラサキさんのワークショップは、インドの手織り布に小豆を入れておもいおもいの水玉を作る、細かな豆絞りに縫い絞りを加えて藍染めしました。細かい作業に思いの外時間がかかりましたが、お昼は千原佳世さんのトルコ風ランチプレートをいただき、午後には袋物を仕上げる縫い物作業にかかりました。

チクチクお針を動かし、だんだん時間が迫ってきて、最後はナラサキさんの素早いミシンワークの助けも借りて、夕方なんとか袋が出来上がりました。

桂野さんには革のバッグを作るワークショップをしていただきました。

皆、革を縫うというのは初めてで、最初はチクチク縫えばいいのかな、くらいにしか思っていませんでしたが、細かいパーツを一つ一つ用意し、下作業をして、針穴を開けて、手縫いする(しかも2本の針を同時に使って!)という、たくさんの手順を経て初めて出来上がる手仕事の過程を身を以て知ることになりました。

こちらもやはり時間はかなりオーバーして、辺りが暗くなりだして、帰りの時間が気になったことでしたが、ここでやめるわけにはいかないと皆さん最後まで頑張られて、ついに全員自分だけのマイオリジナルバッグが出来上がりました!

どちらも想像以上に時間がかりましたが、一つ一つの仕事を積み重ねていかないとものは出来上がらないこと、綺麗な仕上がりのためには丁寧な下準備が必要なこと、など学ぶところは大で、さらに出来上がったものは長く大事に使いたくなる愛おしさも大と、手仕事の醍醐味を味わうワークショップになった気がしています。

そう思ってみると、展示されている作品もまた違う目で見ることになり、作家さんへの尊敬の念も湧いてくるようでした。

楽しかった会期もあっという間に終わり、みなさんとの出会いに感謝申し上げます。またお会いしましょう。