月別アーカイブ: 2021年4月

ふろしき展出展紹介その3 アフリカドッグス

アフリカドッグスは若い会社です。京都生まれの中須俊治さんがトーゴを旅して、その国と人と布に出会い、日本に戻って働く中で、京都の染め工房の職人さんにも出会い、それぞれの素晴らしさや問題点につきあたりながら、トーゴと京都を布で結ぼうと会社を立ち上げました。

昨年春には、その挑戦を『Go to Togo』(烽火書房)という著書も記し、さらに去年秋に西陣の一角(西陣テラから徒歩10分の場所!)に店舗も構えられました。

店舗では生地や製品の販売もしつつ、トーゴの職人さんが、フリーハンドで裁断もし、ミシンも縫うというトーゴ式の仕立てで、服のオーダーも行われています。

そんなアフリカドッグスさんに、風呂敷の制作をお願いしました。大胆な色合いや柄のトーゴの布は、もちろん服もかっこいいけれど、誰でもがどこででも着れるとは限らない、でも、風呂敷だったら、布の良さを大いに楽しめるなあ!と思ったからです。

アフリカのバティックやアフリカンプリントも魅力的ですし、さらに、トーゴのデザインを京都の染め工房で重ね染したもの、そして、中須さんが京都で出会った染め職人、西田さんによる染め布も風呂敷に仕上げていただきました。

アフリカの染め布と京都の染め布、遠く離れたようでいて、どこかつながるところもある人の手の仕事。先進国が途上国を助ける、とか、豊かな国が貧しい国に手を差し伸べる、とかいう論理とは異なる、これまでとは違ったかたちの経済のあり方や世界の未来を中須さんは思い描いているのかな。そんな気がします。

若き起業家のプロデュースしてくれる風呂敷も楽しみにしています。

ふろしき展出展紹介その2 Shoku

Shokuは、ラオスを中心とした手紡ぎ自然染色手織りの綿布を扱う会社です。

ラオスの田舎では、棉を種から植えて栽培し、ワタをとり、手で紡いて糸を作り、さまざまな植物で染めあげ、手織りするという作業が、まだまだ生活の中で当たり前のこととして行われています。現代の日本では、そうした生産は「オーガニック」「貴重な手紡ぎ手織りの草木染め」ということになると思うし、これからはアジアでも本当に少なくなりつつあると思うけれど、Shokuさんは、そうしたラオスの暮らしの中での綿布の素晴らしさに早くから注目し、地域の人々と繋がり、制作指導もしながら、その布を日本に伝える役割を担ってきました。

アジア綿はダウンボールのように空気を多く含み、暖かく、風通しも良い、肌触り良い木綿です。

こうしたラオスの布を生地販売されるほか、服を作ったり、小物を作ったりして販売されています。

今回はそんなShokuさんに風呂敷製作を新たにお願いしました。
ラオス綿の肌触りの良さ、使い心地の良さを、「包む布ー風呂敷」という形の中で生かしてもらえたら素敵だなあ!と思ったからです。

野菜も荷物も手土産もお弁当も包める綿の布。首にも巻けるし、腰にも巻ける。子供のおくるみにだって使える優しい風呂敷を作っていただけたと思います。ぜひ手に取ってご覧ください。

よくみると、こんな可愛いアクセントがついていましたよ! かわいいビーズつき!

Shokuのギャラリートークは18日と25日の午後2時から行います。
Shokuを創業された牧さんご夫妻が来場して、ラオスの布作りとShokuのお話をしてくれる予定です。お楽しみに(25日はすでにご予約が7人となっています。密を避けるため、ご希望の方はご予約状況をお確かめください)。

ふろしき展出展紹介その1 コトノワ

コトノワは京都で伝統的にふろしきを生産販売してきた丸和商業という会社が立ち上げたブランドです。丸和商業さんは、もともと帛紗や冠婚葬祭の絹の風呂敷などを主流としてきたのですが、コトノワでは、北欧やヨーロッパのデザイナーによる新感覚の風呂敷ーフリークロスも発表しています。

これは、フィンランド人のヴィータサロ・ユホがデザインした風呂敷。伝統的な唐草模様にもどこか似ているけれど、確かに北欧のモダンさも感じられるデザインですね。フィンランドの自然や文化を象徴的に表現したデザインだそうです。同じデザインの色違いがこちら。

これも1枚の風呂敷布ですが、別売りの革のベルトで、両端を縛って使用しています。
風呂敷って包み方がイマイチ分からなくって、という方にはとっても簡単で便利。これなら、バッグ感覚で、自由に使えますよね。(革ベルトも会場内で売っていますよ)

同じくフィンランド人のヘイニ・リータフフタがデザインした風呂敷布がこちら。

テーブルウエアーやピクニックの敷物にも使えそうですし、

 

エプロンにもいいかも?!

もちろんランチボックス包みやバンダナにも可愛いな。
素材は面100%ですから、洗うことを躊躇うことなく、ジャブジャブ洗って使えるのもいいですよね。

コトノワさんには、4月20日(火)午後2時ごろからギャラリー会場にて、「風呂敷の使い方講座」をギャラリートークしていただく予定です。包み方がわかんない〜という方、ぜひ、会場にてかっこいい包み方を覚えて帰ってくださいね!

 

4月の展覧会「ふろしき展」

いつになく早い桜の開花に押されるように4月になりました。
4月17日(土)〜4月25日(日)まで、もう一度復活したい暮らしの道具展その1として、「ふろしき展」を開催します。

会期中、出展者の皆さんに、会場内で、作者紹介と作品紹介を兼ねたギャラリートークをしていただく予定です。現段階で日時決定した方々の予定をお知らせします。

17日(土) アフリカドッグス(14:00)アフリカと日本の布をつなぐ
18日(日) 辻中育子(13:30)
Shoku(14:00) ラオスの手紡ぎ手織りの布について
19日(月) sowナラサキシノブ(14:00)
20日(火) コトノワ(14:00)風呂敷の使い方実践講座
21日(水) 三柴啓子(14:00)
22日(木) 南澤洋子(14:00)
25日(日) Shoku(14:00)
*その他の出展者の方も日程が決まりましたら追記します

基本的に、会場に居合わせた方々に聞いていただく予定ですが、あまり密になることは避けたいので、人数オーバーと判断した場合には入場制限をさせていただく場合がございます。ぜひにと思う日程がありましたら、テラまでお電話、FAX、メール、メッセージなどでご予約をお願いします。
なお、会場内ではマスク着用のご協力をお願いいたします。

現在、少しずつ出来上がり作品も手元に届いたり、画像が送られてきたりしています。さまざまな個性の「包む布」が集まってきていて、織り、染め、描き、プリント、パッチワーク、古布、いろいろあり。布好きにはたまらない楽しさあふれそうです。

また少しずつ紹介していきますね。