月別アーカイブ: 2019年10月

「ことばの勉強会」やります

日時 11月9日(土) 13:00~16:30
場所 清滝ギャラリーテラ(京都市右京区嵯峨清滝町11−2
参加費2000円 予約優先(当日も可)

私(テラ代表=小林)の中学校の国語の先生だった「大村はま先生」(今なお国語教育会ではその名を知られる伝説教師です)の教えに学びつつ、小さなギャラリーには贅沢すぎるお二人の講師(苅谷夏子さん 金水敏さん)をお招きして、ことばについて学び考える会を開催します。

内容
13:00〜14:30
講演1.苅谷夏子さん「大村はま先生に学ぶ」(大村はま記念国語教育の会事務局長)
大村はま先生の教え子であり、後年の大村先生を支えながら国語教育研究会や講演活動をおこない、いくつもの著書も記されている苅谷さんに、大村はま先生とその国語教育についてお話いただきます。後半は大村はま先生の模擬授業を、苅谷さんと会場のみなさんと共に実際にやってみましょう!

14:30~15:00  小休憩 ティータイム

15:00〜16:00
講演2. 金水 敏さんによる「ことばの力を語る」  (大阪大学文学部教授・言語学者)
大阪大学文学部長として卒業式で読まれた式辞は多くの人の共感を呼びました。「文学部ってなんの役に立つの?」「ことばってなんの役に立つの?」言語学者として、古典から現代カルチャーまでを幅広く見渡し、ユニークな観点から研究していらっしゃる金水さんに「ことばの力」について語っていただきます。

16:00〜16:30 会場との質疑応答

「ことばではなく心だ」と言う人もいるけれど、私にとって、ことばは心を伝えるための一番の表現手段です。
自分の思いを確かなことばに乗せて伝えたいと思うし、誰かの思いもまちがえることなくしっかり汲み取りたい。そのためには、もっともっとことばを理解し吟味し大切に伝えたい。
今、それがきちんとできていないから、多くの様々な行き違いや問題がおきるのではないかー。そんな思いも抱いています。

ことばについて考える1日をご一緒しませんか?
お申込みはテラまでお電話・FAX・メールでどうぞ。

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「古布創作人形&キリムと絨毯」展終了しました

途中報告する間なく、展覧会が終了しました。

19日のライブの様子。

CHIKOさんの歌声、素晴らしかったです!
アフリカの言葉で歌ったオープニングの歌も、コンゴ出身のお父さんがCHIKOさんんのために作ったという子守唄も、英語の歌も、日本の歌も、どれも圧倒的な迫力で、胸の奥から出てくる歌声は深く心に響きました。

この日はCHIKOさんのお誕生日。歌の合間には、これまでのご自身の歩みを振り返りながらのトークもたくさん語ってくれて、そのお話もまた心に響いたのでした。
そして、「ちこのお誕生日は、私を生んでくれたお母さんの日でもある」そんなことばがサラッと出てくるCHIKOさんを育てたお母さんもまた、すごいエネルギーとポジティブな精神の持ち主だと感じました。

テラのご近所で日頃からお付き合いのあるピアニストの村田聡さんに音響機器を借りたご縁で、CHIKOさんのボーカルと村田さんのピアノのセッションも2曲実現しましたよ。

歌とピアノが響き合いトークするようなセッションは、その場にいた人だけが味わえる臨場感で、演じる人も観客も皆が充実した楽しさを味わいました。

展覧会の後半には、イランのキリムを紹介するアリアナのマルフィーさんが、イランのランチを作ってくれましたよ。

キリムに座って、古布の人形を眺めながらいただくランチは、まさに時間も空間も飛び越えて、自由な異邦人になった気分でしたよ。

またいつか、こんな濃密なひとときを皆さんとともに味わいたいと思っています。

ありがとうございました。

 

搬入完了

キリムと古布創作人形、無事搬入しまして、大体のところ飾り付けも出来上がりました。

それぞれかなり個性的かつ独特の存在感を放つイランのオールドキリムと無国籍な創作人形たちが、互いに引き立てあい、古民家のテラ空間にしっくり溶け込んでいるのは不思議です。

ワタシ的にははじめましての空間にもかかわらず、すっかりくつろいだポーズで寝そべる陶人形たちも、なかなかお気に入りです。「いらっしゃい!」と手を挙げる招き猫たちもいろいろ来ていますよ。

明日10月18日(金)〜23日(水)の会期です。

10月19日のCHIKO弾き語りライブ

さて、来週後半18日からは、清滝で古布を使った創作人形とキリムの展覧会が始まります。
19日午後には、CHIKOさんのライブを開催予定です。
今日はそのご紹介も少ししますね。

CHIKOさんは人形作家の松本昌子さんの娘さんで、お父さんはB.B.モフランさんという著名なコンゴ人のキーボード・パーカッション奏者です。

CHIKOさんは、去年のキリム展のとき、お母さんとともに清滝に遊びに来てくれて、会場でちょっとだけ生声を聴かせてくれたのですが、そのダイナミックな歌声に圧倒されました。
そして、すぐにライブをお願いしたんです。
ジャズ、ポップス、ゴスペル、アフリカ音楽から民謡までなんでもござれ。ジャンルを飛び越えていくというか繋いでいくというか、とにかくすごく魅力的なシンガーです!

子供の頃には、みんなと同じではない自分に悩んだ時期もあったとお聞きしたCHIKOさんですが、今ではみなと同じでないことが自分のスペシャルな個性となって、全国的に大活躍しておいでです(大活躍すぎて、少し前に喉を痛めてしまったとのことで心配ですが、キーボードの弾き語りでゆったりしたギャラリーライブを皆さんとともに楽しみましょうとお願いしています)。

そんなライブ、ぜひ多くの方に聴いていただきたく、「どうぞ、みなさん、来てくださ〜い!」とお誘い申し上げます。
私も9月は義母のことで皆さんへのお声掛けが細やかにできていなかったこともあり、ちょっと焦りながら予約受付中。

10月19日(土)午後1時半〜 料金2500円(飲物と松本昌子さんお手製のスナック付)
「おっ、ちょっとおもしろそうじゃん、行ってみようかな?」という方、テラの小林まで、どうぞメールでも電話でもご一報くださ〜い!!

展覧会は10月18日(金)〜23日(水)まで。
詳しくは下記をご覧くださいね!

安全を願いながら

台風19号が迫る日本列島です。
今の所、近畿は雨だけでさほど風などありませんが、過去に例を見ないほどの規模になるかも、との報道ですし、新幹線や飛行機なども殆ど運休状態になる模様ですから、今日はできるだけ動かないほうがよいでしょう。私もしばらくサボっていたブログの更新などしようと思います。

さて、まず、先日小林斐子さんとご一緒に行ったくつきの草木染め野外教室のご報告を。
「くつきの森」は広大な自然の森の中に、野外学習ができる施設がいくつかあり、私達は屋外に作られた本格ピザ窯の横に草木染めの道具一式を持ち込んで、ワークショップをしました。

この日の染織植物はクルミとウワミズザクラ。木を削り、葉をザクザク切って、材料とします。

ロケットストーブに焚き木を突っ込みながら煮出していきます。

色を十分に引き出してから、いよいよ布や糸を煮染め。

煮る作業のあとは、媒染をして、さらに煮込みます。
茶色はクルミ、赤はウワミズザクラです。

どちらもなかなかいい色に染まりましたよ〜。
シルク、ウール、綿と、素材によって染まり具合や色も異なりますが、それもまた面白いです。

「くつきの森」では、小林斐子さんや森の運営事務をされる海老澤さんに植物ガイドをしていただ来ながら森を散策したり、

みなさんご一緒にピザ作りをしてピザ窯で焼いて食べたり、森の1日を堪能しましたよ。

 

これは私が染めたシルクTシャツとストール。草木染らしい雰囲気あるいい色合いです。
さらにこの日は竹紙作家の菅野今竹生さんもご一緒だったので、竹の繊維も染めました(写真は後日繊維を紙に漉いたものです)。

また機会があれば実施したいですね。やっぱり「森の生活」は自然の恵みがいっぱいあって心楽しいです。