月別アーカイブ: 2019年5月

いよいよ15日から朗読公演です

さて、いよいよ15日からは若州人形座の朗読公演が始まります。


水上勉先生の随想『閑話一滴』(PHP文庫刊)その3
今回の演目は ・奇妙な桜 ・竹の力 ・竹の面 ・鎮守 ・土の花 ・天気予報の悲しみ ・イカ釣り船の灯に

水上先生の随想は、ウィットに富んでいて、ちょっと皮肉なところもあるけれど、弱いものには優しく、おかしいと思ったことには断固厳しかった、水上先生の地の面影が一番感じられるように思います。書かれてから時間を置いても、まったく古さを感じず今なおみずみずしいです。

朗読を演じるお二人は、飛鳥井かゞりさんと静永鮮子さん。飛鳥井さんは若州人形座の竹人形公演ではずっと語りを担当、すべての役の「声」からナレーション部分までをすべて一人で演じる離れ業をやってのけています。
そして、静永さんは人形座の座長さん。ふだんは人形の主遣いをつとめていますが、彼女が人形を手にした瞬間から、人形は息が通い魂が宿った人になるようです。

そんなお二人が朗読しての『閑話一滴』。幸 晃彦さんの演出で、単なる朗読とは一味違う趣向に仕上がっているはず。
明日には2階が舞台に変身予定。通し稽古もあり。
いよいよです。

観覧ご希望の方、どうぞご一報お待ちしております!

高橋弘子竹面展始まりました

本日より「高橋弘子竹面展と若州人形座朗読公演」の展示が始まりました。


壮観な眺めです!なにせ、この会場だけで90人を超える人と神様と生きものがいるんです!
これだけの異なる顔を作れる高橋弘子さん「すごいな!」と思います。いつどこでこんなにたくさんの人の顔を頭の引き出しにしまっていたのでしょうか?
この大勢の「顔」を見るだけでも、会場に足を運ぶ価値アリと思います。

今展では、『竹取物語』の展示にも工夫をこらしてみました。どんな展示の仕方にするか、どんなポーズにするか、飾る前にはたいへん悩みましたが、会場である古民家の家の造りを生かしつつ、「竹」にもこだわり、竹紙の衣をまとったかぐや姫がここに暮らしているかのように?仕上がりました。ぜひ可憐なかぐやに会ってほしいものと思います。かぐやを見守る男たちの表情も見ものです。

さらに今回は『越前竹人形」の主役のお二人、玉枝と喜助にもご来場いただいています。


「なあ、お前、ここどこやろ?えらい遠くに来てしもたんと違うか?」「そやけどあんたといっしょやったら、どこでもよろしいわ、ここもそうわるないえ」
そんな会話が聞こえてきそうです。

普段は西陣の家で販売している竹紙も会場に運んでいます。竹紙と竹面、竹人形は、もともと同じ素材からできているいわば兄弟分です。いずれも水上勉先生が竹にこだわりつつ、試行錯誤で作り始められたものですから、こうしてみな一緒に展示できることは嬉しい機会です。

展示会期は5月11日(土)〜19日(日)11時~17時まで 入場無料
人形座の朗読公演は15日(水)〜18日(土)14時〜
入場料2000円(茶菓、アフタートークつき)
16日はすでに満員ですが、他の3日間はまだ余裕がありますので、どうぞぜひご予約お待ちしています!