月別アーカイブ: 2017年1月

竹紙照明の合評会へ

京都精華大学プロダクトデザイン学科の小山格平先生の授業にて、竹紙を素材に使っていただき、学生さんたちが思い思いの竹紙照明を作るという課題が行われました。

今年初めの授業で、私が竹紙についてのレクチャーを行い、竹紙をお渡しして、大学で学生さんたちの制作が続いていましたが、27日が制作発表日のことで、私も合評会に参加してきました。

どんな部屋のどんな場所に置くか、から始まって、自由なイメージで、「竹紙を使う」という以外は思い思いにつくられた照明。

「たけのこ」「観葉植物」「かぐや姫のマンション」「シャンデリア風」「障子・行灯風」などなど、和洋も発想もいろいろで、もちろん完成度に差はあれど、アイデアの芽がそこここに感じられ、小山先生のツッコミも的確愉快で、私にとっても新鮮な楽しさのある合評会でありました。

  

    

私が一番面白いと思った(独断と偏見ですが)作品には、ささやかな「テラ賞」をお出ししました。

この作品です。

 

照明を考える時、大概は、光源をどう覆い隠そうかと考えることが多いですが、この作品は竹ヒゴを紙で挟んだべっこう飴状の竹紙を林立させ、それぞれが向きを変えられる作りになっていて、陰影にも変化があり、ちょっと角度の違う発想とその効果に「いいね!」と思ったのでありました。

最後にみなさんとご一緒に記念撮影。みなさんお疲れさまでした!

小山先生ありがとうございました!

CD発売されました!

昨年清滝テラで蛍ライブをしてくださった村田聡さんのライブ時のピアノ演奏が、CDリリースされました!
村田さんは、清滝奥にある空也の滝で滝行しながら作曲とピアノ演奏を続けているピアニストです。
今回のCD内容は、江崎満さんの展覧会にコラボして行われたテラでの蛍ライブそのものです。ライブは、あの時、あの会場で、あのメンバーだからこそ生まれた、偶然のようでありながら必然だったとも思われる即興演奏で、皆の心に深く残るものでありました。

ジャケットは江崎さんの作品、野の花漢字図です。
そんな音楽の誕生に立ち会えたことを、とても嬉しく思っています。下記に購入できるサイトも載っていますので、ご関心ある方は覗いてみてくださいね(テラ小林にお尋ね頂いてもOKですよ)。

初仕事

今年の初仕事、京都精華大学にて竹紙の講義。

竹紙のレクチャーをして、竹紙を渡し、学生たちはこれから照明の製作にかかります。月末には作品が出来上がるそうなので、また完成時には合評会に参加させてもらう予定です。


竹紙への思い、伝わったかな?

 


(ついでに家の中がきれいに片付いたので、ちょっと写真を撮ってみました)

2017年新年の初めに

あけましておめでとうございます。
年末は、大掃除、餅つき、おせち作り、除夜の鐘つきなど、恒例行事に追われまくってふうふう言っておりましたが、年が明けてみれば、穏やかな正月です。
95歳年女のおばあちゃんから23歳年女のニューフェイスまで、家族揃って手作りの白味噌雑煮とおせち料理をいただきました。
おせち料理も一旦作ってしまえば、3が日はあれこれ考えずそれを食べ続けていれば良いということで、案外便利にも思えます。
近くの北野天満宮に初詣に行った後は、3が日のんびり過ごします。

ここ数年恒例になった手作り白味噌も美味しく仕上がりました。

 

 

年末のお餅つきの時のこと、ハッとしたことがありました。縁側で搗いたお餅を丸めていたのですが、餅箱の重ねようが悪く、何個かの小餅がつぶれていたのです。「ああ、こんな置き方して、せっかくのお餅つぶれてるやん」とわたしがくどくど文句を言っていたところ、来ていた6歳の女の子がそれを見て、きっぱりこう言いました。「そんなんまた作ればいいだけのことやん」。
いやいや目が覚めました。はい、その通りです。「また作ればいいだけのこと」を、私は何をぐずぐず言っていたのでしょう。
失敗したらやり直せばいい。物事では10か0だけではない。5からでも1からでも、また積み重ねていけばいいのでした。

今年はもっと気持ちに余裕を持って、おおらかに日々を送っていくことにしましょう。「失敗したら0になる」のではなく「またやり直せばいいだけのことやん」と思いながら。


みなさま、今年もよろしくおつきあいのほどお願いいたします。