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10月の展覧会「南米の土器三人展」

清水匡子・マネノ・ルル「南米の土器三人展」〜南米大陸の動物たち〜
10月26日(土)〜11月3日(日)  11:00〜17:00 会期中無休

ペルーのインカ時代以前から続く古代 土器の村で生まれ育ち、国際的土器作家 として知られるマネノさんと妻の清水匡子さん、長男のルルさんに よる南米土器の3人展です。

匡子さんは滋賀の生まれですが、マネノさんと結婚後ペルーの 村で暮らされ、ここ数年はブラジル、パラグアイなどでも活動、 テラでの展覧会はなんと15年ぶりです!さらにご長男のルルさん も、同じ土器作家の道へと進まれ、今回は3人展となります。

ろくろを使わない独特の技法による成形や、マンゴー の葉で燻し焼成する仕上げなど、プリミティブにして 洗練された土器作品をどうぞお楽しみください。 三者三様の南米大陸の動物たちが主なテーマです。

★10月27日(日)、30日(水)、11月1日(金) 13:30~   ギャラリートーク(制作実演 または お話)

ギャラリートークでは、叩き技法や見事な 磨きなど、土器制作の実演も予定。 南米大陸を股にかけての一家の驚きの 生活の話など、あれこれ聞かせていただく つもりです。お楽しみに!

江崎満展 会場から

昨日は賑やかな1日でした。

昼前から、あじき堂さんのお蕎麦を楽しみに来てくださる方、江崎さんと江崎さんの作品に会うことを楽しみに来られる方など次々と来訪。
おひさしぶり!初めまして。えっ、あなたとあなたは繋がっていたの?
そんな光景が会場のあちらこちらで展開。

午後にはSATOSHI MURAT(ピアノ)とラブシェアリングひろこ(ヴォイス)による「音庭園」のライブ開始。その始まりの少し前には、江崎さんともテラともご縁深き、もう1組のミュージシャンが。大病を乗り越え、ほんの少し前には大腿骨骨折の手術をされたはずの井原伸二・井原久美の「デュオ睡蓮 」のお二人が来訪。音庭園のピアノとヴォイスにツインギターデュオが加わって、豪華セッションとなったのでありました。

江崎さんと作品を中心に、いろいろな出会いが重なり合い、つながりあい、まるい輪っかになったような、さわやかな秋の 1日でありました。

展覧会は9月29日(日)まで。
9月27日(金)午後2時過ぎ頃からも、「音庭園」の会場ミニライブを予定しています。
お時間許す方、作品展と併せてどうぞお聴きください。

江崎さんのパワーに引き込まれる?巻き込まれる?ようにして、サプライズな毎日です。
昨日とはまた違う明日が始まります。

江崎満展、始まりました!

本日より、江崎満展始まりました。

正面には彼岸花とひまわりとツユクサ。

陶の窯は震災で潰れてしまいましたが、オオサンショウウオの大壺は難を逃れました。

2階には野花の小品がずらりと並んでいますよ。

今日は足りない額を持って、かつみゆきおさんも会場に。

こちらちょっとお昼寝中の江崎さん。

展覧会は29日(日)まで。
24日(火)、25日(水)は綾部のそば処「あじき堂」さんの出張そばあり。

25日(水)と27日(金)は、SATOSHI MURATA(ピアノ)とラブシェアリングひろこ(ヴォイス)による「音庭園」のライブ演奏が会場にて予定されています。
会場の作品に囲まれて、その場でしかできない即興による演奏です。


(2022年会場写真)

会場内での投げ銭ライブとなります。ライブ中も作品展もご覧いただけます。
みなさま、どうぞお気軽にお越しくださいね!

訂正とお知らせ

郵送で最新テラ通信を送った方に訂正です。
通信の後半に、これからのテラ催しのご案内日程を書いたのですが、11月の小林斐子展の会期を間違って書いてしまいました。
正しい小林斐子展会期は、11月12日(火)〜11月17日(日)です。
訂正させていただきます。大変失礼いたしました。

下記に、改めて訂正したテラ通信を掲載投稿いたします。

*****テラ通信 2024年9月その2*****

蝉の声はいつの間にか虫の音に変わったけれど、まだまだ暑い!夏はいつまで続くの?と思わずにいられない今夏?秋?です。「それでも暑さ寒さも彼岸まで」と言いますからね。もう少し、もう少し。

【これからの催し】        会場:清滝テラ

9月21日(土)〜9月29日(日)江崎満 版画と陶 作品展
今年はどんなドラマが待っていることでしょう。いつぞやの年には、台風で清滝はイベント日に停電になったことがありました。それでもガスと水は出たので、お蕎麦もお出しできて、村田聡さんとひろこさんのライブもバッテリー式のデジタルピアノで演奏していただけたのでした。どんな時でも、やろうと思えばできる!江崎展です。
*9月24日(火)と25日(水) 「あじき堂」の出張そばあり! 12時〜15時まで
ご予約お待ちしています。当日も可 売り切れ終了

 

10月26日(土)〜11月3日(日)マネノ・清水匡子・ルル 南米の土器3人展
 ペルーの古代土器の村で生まれ、国際的土器作家として知られるマネノさんと妻の清水匡子さん、長男のルルさんによる南米土器の3人展です。匡子さんはマネノさんと結婚後、ペルーで暮らされ、ロバが水売りに来る村で暮らされていました。ここ数年はブラジル、パラグアイなどでも活動され、テラでの展覧会は15年ぶりです!南米大陸の動物たちが主なテーマですが、アルマジロ、コンドル、ヘビ、種々の鳥、架空の動物も登場するかも?

10/27,10/30,11/1のギャラリートークでは、ろくろを使わないたたき技法や、泥団子もびっくりの見事な磨きを実演する日もあります。南米大陸を股にかけてのこの20年余りの冒険?生活?のお話を聞くのを、私もとても楽しみにしています。今回は匡子さんとルルさんの来日ですが、マネノさんのオンライン参加もありかも。

 

11月12日(火)〜17日(日)小林斐子草木染織展
 滋賀の自然から取り出す色と織、そこから作り出されるコートやチュニックなど楽しみです。今年のワークショップは何になるでしょう?原始機か草木染めか真綿つむぎかと思いますが、、。
最新情報では、11月14日(木)と16日(土)に原始機の体験ワークショップが開催されるそうです。少人数雨ですので、お申し込みはお早めに。各回3,000円

 

12月3日(火)〜8日(日)アリアナキリム展
富山在住、イラン出身の店主によるイランの遊牧民たちの織物「キリム」の展覧会です。店主マルフィーさんの語る遊牧民たちの暮らしと織の話はいつ聞いても楽しいですよ。

*今回、12月8日の最終日には、会場2階にて、ひょんなことから私の手元にやってきたある敷物をめぐって、緞通談義を行う予定です。西域の異国からシルクロードを経て東の日本にやってきた絨毯、敷物、緞通たち。遠い国の織物のはずなのに、どこか懐かしく、変化しながら日本の敷物に。みなさんと膝突き合わせて緞通談義したいと思います。詳しくはまた後ほどに。12/8午後1時半〜

ブログによるテラ通信始めます!

10月から郵便料金の大幅値上げということで、これまで月1回程度郵便で出してきたテラ通信や催物のご案内をどうしたら良いかなあ、と悩んでいました。文章を書いて手紙を出す、というアナログな形に愛着はある一方で、これまで一方的に郵便をお出ししてきた方の中には、もしかすると、あまりご関心のない方や、読みもしないのに毎回送られてもなあ、と御迷惑に思われていた方もあったかもしれないという心配もありました。

今はまだこうしていこう、というはっきりした方針はないのですが、これまで郵便でしか出していなかった「テラ通信」を、これからはこのブログにもアップしていこうと思います。FacebookやインスタといったSNSも便利なツールとして使ってはいますが、次から次へと大量の情報が浮かび上がってきて、流れ去っていってしまうようなところもあると感じます。それに比べると、ブログは多少アナログ感もあるでしょうか。

まずはやり始めてみます。 結局のところは、郵便でもブログでもSNSでも、(実際に会う会わないは別として)、人と人とのつながり、双方向の交流があるかないかが、大事なポイントではないか、と少しずつ感じていますが。そこを大事に考えていきたいと思っています。

 

*****テラ通信 2024年9月*****

猛暑、豪雨、地震、台風。自然の強烈な力を前に、人間の小ささを感じるこの夏でしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。まだまだ暑い日が続いていますが、なんとか山は越えたでしょうか。暑さ寒さも彼岸まで、と言いますから、もう少しの辛抱ですかね。備えつつ体を思いやりつつ、日々を乗り越えていきましょう。

さて、10月からの郵便料金の値上げに伴い、今後のテラのお知らせをどのようにしていこうかと前回のテラ通信で書きましたところ、何人の方からご意見いただきました。
ブログやFacebookで情報は見ているので郵送は不要と言う方もありましたし、全国津々浦々に同じ料金で手紙が届く郵便システムは、これまでが安すぎたのだと思う、と言うご意見もありました。私自身、手紙も好きなので、郵送を全て止めようとは思っていませんが、もしも、こうしたご案内を不要に思っていらっしゃるのに郵送してしまっている、なんていう方がありましたら、今後のご案内は控えたいとも思います。そのような場合には、お手間ですが、テラまでご一報いただけましたら従います。ギャラリーやお店をしていらっしゃる方々とは、今後互いのフライヤーを交換していけたら、交流もできて良いかなと思ったりもしています。
また、ネット上でのご案内(HPブログ、Facebook、インスタなど)も、今後さらに充実させていきたいと思っておりますので、どうぞそちらもご覧ください。今後のご案内をメールやメッセンジャーなどで差し上げていくことも可能ですので、ご希望の方は、一度下記テラ宛にメールやメッセンジャーなどでご連絡いただきましたら、アドレスなど間違いなく送信することができます。。
情報ツールもあれこれ多様化し、どのような形が望ましいのか、まだまだ悩んでおりますが、模索してまいりたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

【これからの催し】        会場:清滝テラ

9月21日(土)〜9月29日(日)江崎満 版画と陶 作品展
いよいよ江崎満さんが清滝にやってきます!作品はもちろんのこと、1月の震災以降のよろみ村の様子、能登全体の様子など、江崎さんからお話を聞けることを楽しみにしています。


テラを通して義援金のご協力をいただいた皆様も、ぜひこの機会にお越しいただけると嬉しいです。
よろみ村の窓口となった龍昌寺からは、よろみ村で作っている無農薬米の玄米餅を、皆様へのお礼としてこの会期に合わせて送ってくださると聞いています。
もちろん、よろみ村のことを知る人も知らない人も、どうぞ、江崎作品と江崎さんに出会ってみてください。自然の中で生きものが育ち花が咲く、そんな命のパワーに励まされることでしょう。

9月24日(火)と25日(水) 会場にて「あじき堂」の出張そばあり! 12時〜15時まで
綾部で手打ちそばの店を営む「あじき堂」店主・安喰健一さんは、江崎さんの旧友で、2年に1度の江崎展には毎回来てくれています。 予約、当日、受付可 売り切れ終了 お待ちしています。

10月26日(土)〜11月3日(日)マネノ・清水匡子・ルル 南米土器3人展
ペルーのインカ帝国時代から続く古代土器の村で生まれ育ち、国際的土器作家として知られるマネノ・フアレスさんと妻の清水匡子さん、長男のルルさんによる南米土器の3人展です。
匡子さんは滋賀の生まれですが、マネノさんと結婚後ペルーの村で暮らされ、ここ数年はブラジル、パラグアイなどでも活動、テラでの展覧会はなんと15年ぶりです!さらにご長男のルルさんも、同じ土器作家の道へと進まれ、今回は3人展となります。プリミティブにして研ぎ澄まされた生命力、存在感溢れる土器、どうぞご覧になってみてください。制作実演のワークショップやトークも予定しています。

 

9月の展覧会 江崎満木版画と陶展

9月の展覧会のご案内です。
いよいよ江崎満さんが清滝にやってきます!

9月21日(土)〜9月29日(日)江崎満 木版画と陶展
9月24日(火)25日(水)会場にて「あじき堂」の出張そばあり

能登の震災で大きな被害に遭われ、陶窯も崩れてしまいましたが、版木は無事で、制作も続けておられます。若かりし頃、ユンボを運転して解体のバイトをしていた経験が生きて?、数十年ぶりにユンボ運転の腕を振るっているとのこと。よろみ村の住民は生きる力を持った人たちですから、住民はもちろん、友人たちもそれぞれの技を活かして駆けつけ、自給自足の復興が、少しずつ進んでいるようです。

テラを通して義援金のご協力をいただいた皆様、本当にありがとうございました。ぜひこの機会にお越しいただき、現在のよろみ村の様子、能登半島全体の現況など、お聞きいただければと思います。

そして何より、そんな中でも、変わらず命輝き続ける花、鳥、虫、木々、それらを描く江崎さんとそのの作品と出会っていただければ嬉しいです。

9月24日(火)25日(水)の2日間は、江崎さんの旧友で、綾部で誠実な蕎麦作りを営む「あじき堂」さんの出張そばが、会場で食べられます。
予約、当日可(売り切れ終了) 12時~15時まで。


お越しをお待ちしています!

 

展覧会レポート

展覧会も残すところあと1日となりました。

毎日が「筋書きのないドラマ」です。
私は、会場に来られた方々から、齋藤さんのことをたくさん知ることができたように思います。

作品は、どうしたって、つくった人を映し出す鏡のようなものです。
作者の風貌と作品は一見かけ離れて見えることもありますが、それでもやっぱり作品には作る人のどこか一面が見え隠れするのはまちがいないでしょう。
作品を見ながら、つくった人のことを想像するのも、私の密かな楽しみです。

昨日は「音庭園」のSATOSHI MURATAさんとラブシェアリングひろこさんによるミニライブを会場で行っていただきました。

夏の終わりの風が吹き抜ける中、涼やかに演奏は始まりました。
心地よいピアノの音色とソフトなヴォイスの響き、二人の音楽は、あらかじめ出来上がった音楽ではなく、その空間やそこにある作品、居合わせた人々があって初めて生み出される即興音楽です。


背面に飾られた古代文字の作品は「そらにひかり やまにはあめ ひとはうまれ のにはへいわ つちにかえり そらにひかり」
奏でる音楽は、この言葉ともぴったりだなあなんて思いながら聞いていましたが、2曲ほどが終わったところで、ピアノの村田さんが話し出しました。

「齋藤さんのこの作品の下には、制作年月日のような時間が記されています。それは、 広島と長崎に原爆が投下された日時と時間だそうです。それを知ってこの作品を見ると、言葉の持つ意味もまったく違う意味に感じられます。次は僕がそこからインスパイアされた曲を演奏します」

今度はそれまでとは打って変わった激しい曲調のピアノとなりました。稲妻のような空の光、噴き上がるキノコ雲、黒い雨、行き惑う人々、そんなシーンが見えてくるような、そこで人が感じた恐れや怒りや悲しみが伝わってくるような鋭く厳しい演奏でした。


私が呑気に、光溢れる自然を感じる良い言葉だなあ、なんて思っていた作品に、この人はこんな思いを読み取っていたのか、予想していなかった驚きを持って、演奏を聴きました。
そして、その想いは、齋藤さんも作品に込めていた思いでもあったのでしょう。

作品を作る人、会場でそれを見る人、それぞれのさまざまな思いがあり、読み解き方もそれぞれあることと思いますが、今日は音楽で、その受け止めを見せていただけたなあ、と感慨深い想いでした。

今日は今日で面白い1日でした。
明日の最終日にはどんなドラマが待っているでしょうか?

作品の上にはいつの間にか、カマキリの来訪者。
自然の造形物?展示に加わってくれていたみたいです。

緊急!8月21日のキルトお話会中止のお知らせ

緊急のお知らせです。
明日8月21日(水)午後、齋藤洋さんによるメモリアルキルトのお話の会を予定していましたが、齋藤さんの急なご病気(コロナ陽性)のため、お話し会は中止とさせていただきます。
大変残念ですが、今は齋藤さんのご回復を祈りつつ、またの機会が持てますことをお待ちしたいと思います。
なお、内山さんとテラ小林には全く症状がありませんが、念のため、コロナ検査キットにて検査の上、展示会を続けて参りたいと存じます。

なお、お話会の中止をご存知ないまま会場に来てくださった方々には、キルトをご覧いただきながら、齋藤さんよりお預かりしておりますキルトの動画映像をご覧いただこうと存じます。ご了承くださいませ。

内山貞和・齋藤 洋 二人展

8月19日〜25日、ベテランお二人による展覧会が開かれます。

お二人は、まだ20代の頃に、京都でご一緒の場で働かれた時代があるそうです。
内山さんは造形、齋藤さんは染色と、お仕事のジャンルは違ったけれど、互いに刺激を受けあい、その後の道に進まれたとのこと。
それから数十年を経て、それぞれベテラン作家としてご活躍されるお二人が、夏の終わりの清滝テラで、展覧会を開催してくださることtなりました。

内山さんは、縄文から人新世に至るまでのさまざまな素材(人が作り出してきたもの)を使い、身につける彫刻、レリーフを造形しています。

齋藤さんは「染め」が基本。服やストールになることもあれば、タペストリーやハギレを使った造形作品もあり。ご自身で刺し子を施した作品も魅力的です。
さまざまな形に変化しつつも、その根には「染め」があり、齋藤さんは「染め」から世界に繋がっているのだなあと思います。

今回は、齋藤さんが長年取り組んできた活動の一つ。メモリアルキルトの作品も特別に3点出品予定です。

このキルトについては、齋藤さんからお話とご紹介の場を設けたく、8月21日(水)午後2時〜会場にてお話ししていただきます。
作品を見て、ゆっくりお茶を飲みながら、双方向に語り合う場にしたいと思いますので、ぜひ皆様お気軽にお越しくださいね!

会期中は、内山さんも齋藤さんも会場に在廊してくださる予定です。