清滝テラ」カテゴリーアーカイブ

山岸厚夫展は明日まで

あっという間に会期は過ぎて、明日19日山岸厚夫展最終日です。

テーブル一杯に並べられた圧巻の山岸椀を、皆で取り囲むようにして行われた12日のギャラリートーク。山岸さんの歴史あり、カモシカさんの歴史あり、人類と漆の歴史あり。楽しく深いトークタイムでした。

カモシカの関さんが20年以上使い続けてきたと言う合鹿椀も実際皆で手に取って見せていただきました。一つの暮らしの道具を数十年にわたって使い続けられるって、やっぱり素敵です。古くなって使い込まれて、さらに味わいが深まる道具っていいなと思います。

2階の小部屋には、小品とともに、漆かきした生漆を入れていた木の桶を花入に飾りました。
壁には、無印良品のカレンダーが飾られていますが、こちらは、山岸さんが漆の椀を作る工程をイラストで記していったものです。工房の様子がよくわかるので、来られた方は見ていってくださいね。

さて、名残惜しいですが、展覧会は明日まで。どうぞお見逃しなきように。

 

 

5月の展覧会「Shokuの布〜ラオスの染め・織・布・暮らし〜」

清滝は桜の花吹雪の後、若葉がむくむくと芽吹き始めて、美しい山模様です。

新緑の季節、5月の展覧会をご案内します。
Shokuの布 〜ラオスの染め・織・布・暮らし〜
5月9日(土)〜5月18日(月)11:00~17:00
場所 清滝ギャラリーテラ

ラオスとの出会い、Shokuさんとの出会いについては、このひとつ前のブログ(テラ通信4月号)に記していますので、ぜひ読んでみてください。
https://terra2010.com/?p=5330

今ではもう貴重品とも言えるような、手紡ぎ、草木染、手織りの綿の布を、生活の中で当たり前のように作り使っているラオスの人々の布。世界中が変わりゆく中で、ラオスもいつまでこの世界を持続できるのかわかりません。それでも、Shokuさんのように、その大切さを理解し、サポートしつつ、現地の人にも日本の人にもこの世界を持続していってほしいなあとの思いを込めて、丁寧な展覧会にしたいと思います。

5月9日(土)午後2時〜 牧雄彦さんによるラオスとShokuのお話
5月14日(木)午後2時〜 ラオスの染めと織についてのお話
どちらもラオコーヒ〜とスイーツ付き 参加費1000円 (当日参加も可ですが予約優先)

*会場では、服やストール、寝具、小物などのラオス布製品の展示販売
*ご希望の生地の切り売りもいたします。
*ラオスの民具や手工芸品の展示販売もありますよ。

どうぞお楽しみに!

テラ通信 2026年4月

私がラオスに行ったのは、2011年2月でした。ライフワークとしている竹紙の調査のため、ラオス北部の少数民族の村に入り、共に竹紙を漉いたり、竹紙を使う成人儀礼に立ち合わせてもらうなど、たいへん貴重な体験をすることができました。
ちょうど村はワタの収穫時期で、女性たちがワタを一面に広げて種を取り、糸を手紡ぎし、藍染めし、手織りしていました。衣食住に必要な物を一から十まで自分達の手で作り大切に使い尽くす様を見て感じたのは、それまで聞いていた「アジアの最貧国」といったことではなく、「生きる豊かさを持った国と人々」の姿でした。
帰国後2週間後に、日本では東日本大震災が起こり、私にとって、ラオスの人々の生き方は、さらに大きな意味を持つことになったのでした。

帰国後、ラオスのことを調べていて出会ったのが、Shokuさんです。Shokuの創業者、牧雄彦さんは、貿易のお仕事でアジアを回る中で、ラオスの手織りの布に出会い、その素晴らしさを知ったそうです。でも手仕事の世界なので、大量生産には向かず、大きな企業が扱えるレベルではない。それなら、自分達がその仕事を担おうと、会社を立ち上げ、ラオスの人々と共同作業で、布造りから服や布製品までを作り出してこられました。
空気を多く含むアジア綿を手紡ぎ草木染手織りする現地のやり方を基本として、織作家でもある牧喜代子夫人のアドバイスも加え、日本でも使いやすいデザインや形を模索してきました。

今回は、そんなShokuさんとご一緒に、じっくり展覧会をしようと思います。ラオス綿の服や布製品などをたっぷりご覧いただくとともに、、織りや染めのこと、かつてから現在までのラオスの様子などについてもお話いただきます。30年近く、ラオスと日本を行き来してこられた牧雄彦さんのラオスを描いた水彩画も併せて展示いたします。
新緑美しい清滝で、会場の中も外も、ごゆっくりお楽しみください。

【これからの催し】

5月9日(土)〜5月18日(月)Shoku ラオス布のある暮らし   清滝テラ
上記に書きそびれました。Shokuさんが今年ラオスに行かれて持ち帰られたラオスの民具や手工芸品も会場にやってきますよ。ラオスのかわいいおひつや竹製品、刺繍品などもあるかな?と私も楽しみにしています。お話し時にはラオコーヒーとスイーツもありますよ。

 

6月3日(水)〜10日(水)かつみゆきお木の仕事と写真展   清滝テラ       木工職人70年、86歳になられた静岡のかつみさんの木の仕事をご覧いただきましょう。無垢の木を使ったテーブルや椅子、家具から小物、額類まで、あれこれやって来る予定です(何が来るかはまだわかりませんが)。かつてはカラコルムの未踏峰の岩壁登山家でもあったかつみさんに会い、その仕事と生き様に触れられることが、この展覧会のなによりの醍醐味かもしれません。
さて、どんな展覧会となり、どんな出会いがありますことか?

明日はイベント日です!

会期中イベント

★ 4月12日(日)12:00〜14:00 の間のお好きな時間にお越しください
テラ会場にて、 発酵食堂カモシカ特製「ピリ辛発酵ラーメン」が食べられます!

・今回の展覧会作家である山岸厚夫さんの漆椀や漆箸を使って発酵ラーメンが食べられます。
・店主関恵さんの出張調理です
・1500円で、発酵ラーメンのほか、発酵茶である阿波晩茶とぬかスルメ(イカスルメではありませんよ、野菜のぬか漬けを乾燥させたくせになる陳褘です)
・(限定数につき、売り切れ終了でdす)

なお、14時からはギャラリいートークが始まります。


* 4月12日(日)14:00〜15:00 テラ会場にて
?発酵食堂カモシカ店主関恵さん、夫のカモシカ氏、山岸厚夫さん、妻の敏子さん、4人のギャラリートークです。
テーマは「漆と食と発酵と」

お気軽にお越しください!

 

明日から始まります!

山岸厚夫さんと敏子夫人が到着されました


「山岸厚夫の漆椀まつり〜!」って言いたくなるほどすごい数の漆椀が並びましたが、それだけではありません。

ロックな魂を彷彿とさせる漆絵ジャンバー、


モネの「睡蓮」を思わせる心静かな漆絵、

ちょっとポップな漆絵入りの小物、

 

どっしり構えた合鹿椀や永平寺仕様の応量器など、

 

さまざまな表情を見せる山岸厚夫漆ワールドです。どうぞお楽しみください!

テラ通信2026年3月

テラ通信3月号のアップが3月の最終日になってしまいました。
遅ればせ(すぎ)ですがアップします。

****テラ通信 2026年3月 ****

いよいよ桜の季節となりました。西陣の我が家の小さな庭にも、コブシ、ボケ、レンギョウ、スミレなど、いろいろな花が咲き始め、春の訪れを知らせてくれています。と同時に、花粉の季節も到来し、黄砂やpm2.5も加わってか、目も鼻もぐずぐずです。

でも、そんなことより何よりも、世界のあちこちで、今日もミサイルが飛び交い、戦争で人が殺されているという現実におののく毎日です。

何度でも過ちを繰り返す愚かな人間に比べると、自然はなんと揺るぎないことでしょう。冬の寒さに耐え、季節が来たら芽を吹き、花を咲かせ、実をみのらせ、種を残して土に帰ってゆく植物たち。きっと彼らなりにも栄枯盛衰はあるのでしょうが、やっぱり大きな自然の中では調和共存している気がします。それに比べて人間ときたら。

3月の清滝は、まだ寒かったですが、川にはオオサンショウウオが姿を現わしていました。昨夕は、その数日前に私たちがお茶会をしていた岩のすぐ近くで、大きな白いサギが1羽、すっくと立っていましたよ。

自分は何をすべきか、何ができるのか、あれこれ思い迷いますが、まずは身近なことから、手の届くところから、一つ一つやったほうがよいと思うことを進めていくことかなと思っています。

【これからの催し】

4月11日(土)〜4月19日(日)山岸厚夫漆作品展      清滝テラ
山岸さんはポジティブの人です。今回も「展覧会どうしましょうか?」とお尋ねしたところ、即答で「やりましょう!」とお返事いただきました。そして、素早く次々作品写真も送ってきてくださいました。抱える苦労もおありなはずなのに、「こうしよう」と思ったことにはいつも前向き。その姿勢があるからこそ、国内でも国外でも果敢に道を切り開いておられるのだと思います。そして、そんな山岸さんの作品は、山岸さんらしい前向きポジティブな魅力を持っていて、私たちの生活を明るく生き生きしてくれる気がするのです。そして気取らず使いやすい。是非、会場で手に取ってみてください。

 

4月12日には山岸さんの漆の器クォオープン当初から使い続ける発酵食堂カモシカさんの出張「ピリ辛発酵ラーメン)も食べられます。カモシカさんと山岸夫妻によるギャラリートークもありますよ。

5月9日(土)〜5月18日(月)Shoku ラオス布のある暮らし   清滝テラ

ラオスの手紡ぎ・自然染色・手織り綿布の魅力を、現地と日本を結んで伝え続けて26年になるShokuさんと展覧会を行います。創業者の牧雄彦さん喜代子さん、その長女で現在事業を受け継ぐ松井久仁子さんらは、ラオスの人々の伝統や手業を守り育みつつ、日本で服などに仕立て、その心地よさを使いやすい形にしています。ラオスは、私も竹紙調査で訪れて、その自然と人とのあり方に大きな影響を受けたところです。布や服を中心に、ラオスの食や雑貨や文化も紹介しつつ、楽しい展覧会にしたいと計画しています。

 

5月9日(土)と5月14日(木)には、ラオスの暮らしと染め、織りなどについてのギャラリートークを予定しています。ラオコーヒーとスイーツ付きで、お待ちしています!

 

 

4月の展覧会「山岸厚夫作品展」

4月の展覧会
「山岸厚夫作品展」〜着古したジーンズのように漆を〜
会期 4月11日(土)〜4月19日(日)11時~17時
場所 清滝ギャラリーテラ(京都市右京区嵯峨清滝町11−2)

福井のベテラン漆作家、山岸厚夫さんの作品展です。
越前漆器の伝統を受け継ぎつつ、日常で自由に使えるジーンズのような普段着の漆器を目指して、工夫を重ね、作品を作っています。
長く安心して使える漆器です。

会期中イベントも予定しています。
4月12日(日)発酵食堂カモシカさんとのコラボランチ
12時〜14時まで(予約優先、売り切れ終了)
ギャラリー会場にて、カモシカ代表の関恵さんに出張料理していただき、山岸さんの漆の器や箸を使って、「発酵ピリ辛ラーメン」をお召し上がりいただけます(発酵ラーメンのほか、阿波番茶、ぬかスルメがついて1500円)

14時~15時には、山岸厚夫さん、敏子夫人、カモシカ代表関恵さん、カモシカ氏、の4人によるギャラリートークを予定しています(ラーメンご注文の方は優先します、無料)
漆のこと、発酵のこと、食のこと、縄文のことから現代未来まで、話の振れ幅大きそうですよ。楽しみ!

ご希望の方メールでもお電話でもご一報いただけると嬉しいです。

 

 

12日のコーヒー茶会は

12日は、清滝川でのコーヒー茶会を予定しています。

コーヒーの生豆を、向坂さん作陶の焙烙(ほうろく)で焙煎して、コーヒーを淹れ、アフタヌーンティーならぬアフタヌーンコーヒーみたいにしたいな、って思っているのですが、気になるのはこの寒さです。

向坂さんと会場予定地に下見に行ってみました。

なるべく近場を会場にしようと思い、考えている候補地はここ。
ピーンと張り詰めた空気と澄み切った清流が流れて、気持ちの良いところなんですが、いや、なかなかに寒い。皆さん大丈夫だろうか? 少し迷うところです。

向坂さんと持ち運ぶ道具のことなどと合わせ、お天気と睨めっこしています。
雨模様だったらギャラリー2階で、と思いますが、できればここでやってみたいなあと。

さて、どうなりますか。

金継ぎワークショップの日

今日は清滝ギャラリーテラで「簡易金継ぎワークショップ」を実施しました。


それぞれ直したい器を持ってきていただき、向坂典子さん指導のもと、欠けや割れの部分をパテで繋ぎ、人工漆に金継ぎしていきます。


早春の山の空気を吸いながら、初めての人同士もいつのまにか和やかにおしゃべりしつつ、お気に入りの器を新たに蘇らせることができました。

3月7日〜15日までの「町家の日」のイベントも、京都をはじめ、いくつかの地域で開催中です。

いよいよ始まります!

「還暦」は暦がひと回りして戻ることを言うそうであるが、まさに展覧会オープンの日に、二回り目の暦にに入る向坂典子さんの新境地やいかに!?
3月6日(金)〜3月15日(日)まで、「向坂典子作品展」
いよいよ始まります!