いよいよ明日、緞通談義を開催します。
親子のように赤穂の緞通と紙の緞通が並び、それを見るだけでなんだか胸がいっぱいになります。
イランのキリム、鍋島の緞通、そして赤穂の古緞通と紙緞通を会場に置きました。
西から東へシルクロードを渡り、時代と歴史を超えて現代につながる織敷物の変遷とそこに伝わるものを、みなさんと共に眺めてみたいと思います。
心からワクワクしています!
ご参加希望の方あればどうぞ。
いよいよ明日、緞通談義を開催します。
親子のように赤穂の緞通と紙の緞通が並び、それを見るだけでなんだか胸がいっぱいになります。
イランのキリム、鍋島の緞通、そして赤穂の古緞通と紙緞通を会場に置きました。
西から東へシルクロードを渡り、時代と歴史を超えて現代につながる織敷物の変遷とそこに伝わるものを、みなさんと共に眺めてみたいと思います。
心からワクワクしています!
ご参加希望の方あればどうぞ。
会期半ばのアリアナのイラン手織り絨毯・キリム展。
今日と明日は、会場2階にて、それぞれに活動する3人によるヒーリング、マッサージとイランランチをやっています!
ハンドマッサージは河村浩子さん、ビーイングタッチとヴォイスヒーリングはラブシェアリングひろこさん、アロマヒーリングとフットマッサージはサロンAmanaのちあきさん。それぞれ1000円〜1500円で体験できます。
そして、この2日間はアリアナさんによるイランの家庭料理が会場にて食べられます。
今日のイランランチは「キャラフス」.セロリがたっぷり入ったグリーンシチュー。
カレーのようにご飯にかけていただきます。ご飯はおくどさんで薪で炊いています。副菜はヨーグルトサラダとチョバンサラダでした。
チャイカップによるアリアナブレンドの紅茶もついて、1200円です。
明日は「ゲイメ」トマト味のシチューだそうですよ。
キリムとリラクゼーションとイランランチ、最後の紅葉も楽しめる清滝にて、極上のひと時をどうぞ!
12/8午後は、私の手元にやってきた謎だらけの紙緞通をめぐる緞通談義。
予定にはありませんでしたが、この日もイランの家庭料理をお昼に食べられることになりました。
8日のメニューは「アダスポロ」肉団子入りレンズ豆の炊き込みご飯ですよ。
もうてっきり紅葉シーズンは終わっているはず、と思っていましたが、
なんと、清滝の紅葉は今がベストシーズンかも!
そんな中で、「イランの手織り絨毯・キリム展」が明日始まります。
順調に搬入、設営も終了しました。
もちろん、薪ストーブも暖かく燃えています。
外で紅葉を楽しみ、中で絨毯に座って薪ストーブの火を眺め、6、7日にはイランのスープをいただきながら、リラクゼーションのひとときを。
なんだか今年最後のご褒美みたいな時間がやってきそうです。
まさしく、秋の夕日に 照る山 もみじ !
*****テラ通信 2024年11月*****
暖かすぎた秋の日から、急に冬の寒さがやってきました。
気がつけば、もう今年もあとひと月と少しです。
テラも様々な催しがありましたが、いよいよ12月初めが今年最後の展覧会となります。
なんだか一年、あっという間でした。みなさまはどんな一年でしたか?
【これからの催し】
12月3日(火)〜8日(日)アリアナキリム展 会場:清滝テラ
富山在住、イラン出身の店主による手織り絨毯、キリムの展覧会です。
イランでは、遊牧民や地域によって異なる部族の人々が、それぞれ特徴あるキリムや絨毯を手織りしてきました。敷物でもありますが、移動しながら暮らす人々にとっては、ときに物を包み、食べ物を入れる布にもなり、日本の風呂敷のような役割も果たしてきたように思います。旅や移動の話、母から子へと伝わる模様の話など、店主マルフィーさんの語る西域の人々の暮らしと織の話は、いつも楽しいですよ。
*12/6、12/7の2日間、会場2階でヒーリング・マッサージとイランランチがあります
夏にテラで行った「すっぴんマルシェ」の折、アリアナ店主夫人の松井美佳さんが来られて、この3人のヒーリングとマッサージを受けられ、とても心地よかったので、会期中にできればいいな、と言ってくださり、このコラボレーションが実現しました。
・ビーイングタッチ&ヴォイスヒーリング ラブシェアリングひろこ
・アロマヒーリングとフットマッサージ サロンAmana ちあき
・ハンドマッサージ 河村ひろこ
*11時〜17時まで(16時受付終了) 各々15分〜30分で1000円〜1500円
*ヒーリング、マッサージの前後にアリアナ店主によるイランランチ(主食と温かいスープなど)を食べる事ができます(1200円)。茶器サモワールで淹れる紅茶はサービス。
*予約、当日いずれも可
ゆったりした気分で、キリムもヒーリング・マッサージもランチも楽しんでいただければと思います!
*12/8午後、会場2階にて、私の手元にやってきた謎の敷物をめぐって、緞通談義を行います
13:30〜15:30 (要予約)
いつどこで誰がなんのためにどういう素材で作った敷物なのか、何もわからず、手探りで調べていくうちに、敷物の模様は赤穂緞通の模様である事がわかってきました。
赤穂といえば「忠臣蔵」。「一網打尽」で悪を成敗する意味も持つ忠臣蔵ゆかりの模様のようです。
そこから赤穂緞通の織り手さんや研究者、博物館学芸員の方々との繋がりも生まれ、これまで知らなかった赤穂緞通の独特の成り立ちについても知ることとなりました。赤穂、鍋島、堺など、緞通に関わるさまざまな方々も、この紙の敷物に興味を持ってくださりつながってゆきました。
そこで、この敷物のお披露目を兼ねながら、皆で膝突き合わせて、緞通談義をしましょう!ということとなったというわけです。
わかってきたこと、わからないこともたくさんある敷物ですので、皆で自由に語り合い、西の国から日本に伝わり、歴史と文化の中で変遷してきたであろう織敷物で、この展覧会を締めくくりたいと思います。
★来年の竹紙干支はりこ「巳」販売中です!()1個1650円(送料250円)テラまでお声かけください!いつものように、向坂典子さんが手作りしてくれています。
有限会社テラ 西陣テラ 京都市上京区鳳瑞町240番地 竹紙竹筆専門店テラ
清滝テラ 京都市右京区嵯峨清滝町11-2 ギャラリーテラ
連絡先 (西陣、清滝共通)Tel&Fax 075-204-8122 携帯090-5655-4568
テラHP https://terra2010.com Email info@terra2010.com
Facebook清滝ギャラリーテラ Instagram @bamboopaper_gallery_terra
暖かだった秋の日から、急に冬の寒さがやってきました。
朝晩の寒さが増して、遅かった紅葉もいよいよ進みそうです。
12月初め、初冬の清滝テラで「イランの手織り絨毯・キリム展」を開催します。
イラン出身の店主が営む「アリアナ」は、イランの遊牧民や村落の人々による織敷物をを専門に扱って25年になります。同じイランの織敷物の中にも、部族ごとに異なる模様や地域に伝わる織りの特徴があり、店主マルフィーさんは、そうした作り手の話をとても詳しく聞かせてくれます。
扱うキリムはオールドやアンティークのものも多く、草木染めや天然染料によるものが多いので、異国のものながら、どこか懐かしいような気さえしてきます。
移動の多い遊牧民たちが使うキリムは、大きさも手頃で、持ち運びやすく、用途も敷物だけでなく、ものを包んだり、塩や食べ物を入れる袋になったり、日本の風呂敷のような役目も果たしていたそうです。模様のひとつひとつにも、母から娘へと伝えられる模様があったり、厄を避け幸せを願う模様があったりするそうで、そうした話をマルフィーさんから聞いていると、いつか気持ちは西域へと飛んでいくようです。
会期中は、イランの家庭には必ずあるという茶器、サモワールを使って、紅茶を入れていますので、どうぞお茶を飲みながら、ゆっくりと作品をご覧ください。
また、会期中12月6日(金)と12月7日(土)には、会場2階にて、ヒーリングとマッサージをおこなっています。
ビーイングタッチ&ヴォイスヒーリング ラブシェアリングひろこ
アロマヒーリングとフットマッサージ サロンAmanaちあき
ハンドマッサージ 河村ひろこ
テラでは夏にもこのメンバーによるヒーリングを開催したのですが、その時アリアナ店主夫人である松井美佳さんがたまたま会場に来られ、三つのヒーリング・マッサージを受けられ、とても心地よかったので、ぜひ会期中に実施を、ということになりました。
ラブシェアリングひろこさんは、歌い手さんでもあり、夫でピアニストの村田聡さんとともに「音庭園」という音楽ユニットも組んで活動しています。
彼女が軽く手を当てながら、低く囁くようにヴォイスヒーリングを行うと、肩に当てた手から体内に声が振動のように響きわたっていくのが不思議です。力強くマッサージするのとは全く異なる優しい手当てと響きです。
子供がお腹が痛かったりするとき、お母さんにお腹をさすってもらいながら、小さな子守唄を歌ってもらったり、おばあちゃんにやさしくちちんぷいぷいの言葉を囁いてもらうとと痛みが消えたみたいな感じでしょうか。
ハンドマッサージの河村浩子さんも、長く勤めた介護の心得を生かしながら、手や腕のマッサージで、血行やリンパの流れをよくしてくれます。
アロマヒーリングとフットマッサージのちあきさんは、幾種類ものアロマオイルを常備していて、その人に合ったアロマの香りを使って体をほぐし、フットマッサージをおこなってくれます。
いずれも30分くらいの時間で千円くらいの料金とリーズナブルな価格で、心と体をほぐし緩めてくれることでしょう。
マッサージの前後には、アリアナ店主手作りによるイランの温かいスープなど、簡単なランチを召し上がっていただくこともできます。
どうぞ、ゆったりした気分で、キリムも、ヒーリング・マッサージも、ともに楽しんでいただければ幸いです。
今日の原始機体験教室の様子です。
昼食時間も惜しんで、早々に切り上げ、夕鶴の心境で?少しでも長くと、一心に織り上げました。
帰る時間までには、それぞれ首に巻くくらいの長さができあがりましたよ。
おつかれさま!
あ、これは私の織りかけです。
明日、続けて織り上げる予定です。まにあうかな?
明日はいよいよ小林斐子展最終日となります。
小林斐子展にぎやかに始まりました!
屋外の紅葉は、異例の暖かな気候のせいで、いまひとつ進んでいませんが、清滝テラの会場内は見事に色とりどりに染まっています。
今日は原始機の体験教室でした。
みなさん11時過ぎから指導を受けて織りはじめ。
腰に紐を回し、自分の体で縦糸を張り支えながら織っていくのです。
気長な作業ですが、ひと織りひと織りあやを変えながら糸を交差させ、織り進んでいきます。
お昼を挟んで夕方まで。
みなそれぞれ、自分だけのいとおしい大事な織物が出来上がりました。
お疲れ様でした!
マネノさん、清水匡子さん、ルルくんによる南米の土器三人展終了しました。
はるばる地球の反対側よりお越しくださった清水さん、ルルくん、ご家族の皆さん、そして、お越しいただいた皆さん、ほんとうにありがとうございました。
ふり返り、11月1日に行われたギャラリートークの様子から。
今回は、マネノさんがお仕事の都合で来日されず、作品のみの来日となったため、現在パラグアイにいらっしゃるマネノさんと、京都・清滝テラの清水匡子さん、ルルくん、そして会場のお客さまを繋いで、オンラインギャラリートークが行われました。
マネノさんの言葉
・ペルー北部で紀元前500年から続くビクス文化を受け継ぐものとして、祖先への思いと次世代への継承を常に心に抱きながら、伝統技法による作陶活動を続けている。
・陶芸は自分の人生そのものであり、昔からの伝統を大切にしながらも、いつも新たな発見をしながら作品を生み出している。
・自然はいつもパーフェクトで、自分は自然のようにパーフェクトにはいかない。それでも、土を触っているうちに、いつの間にか自然に形が出来上がってくる。考えずに感じるままに作品を作っている。
・近年は音の出るオブジェを多く制作しているが、古の土器の中にもそうしたものがあり、自分は、形を作るだけでなく、鳥の声、音も含めた表現として制作をしている。
マネノさんからルルくんへ
・後継者は若者たち。今も挑戦しているとは思うけれど、もっともっと作り続け、練習を続けていくことが大切だと思う。
ルルくんの言葉
・自分はペルー人の父と日本人の母を持ち、ペルーやブラジルやパラグアイで暮らし、ミックスした存在だと思う。
だから、伝統技法とテクノロジーをミックスさせたものを作っていきたい。
清水匡子さんの言葉
・ハイテクな現代において、縄文、弥生時代から作られてきた土器に魅力を感じ、それを選んで作っている。低温で脆い土器だけれど、土器でなければ出せない色や艶、美しさがある。
・現代を生きる自分や人の中にも、縄文時代の人間のDNAは生きているはずだから、土器を手にして使ったときに、どきどき!と心に伝わるものがあったら嬉しい。
日本との時差12時間、夜中の1時半に、地球の裏側、気温50度の南米の国で話しているとは思えない、 クリアーなマネノさんのお話でした。
いつもはオンラインより直に人と出会いたい、と思うことの方が多い私ですが、今日ばかりは、遠く距離が離れて会えない人とこうしてリアルタイムに話ができる装置が使えてありがたいなあ、と思いました。
皆さんにも聞いていただけてよかったです。
会期を終えて、私が思ったこと
世界は広く多様でありながら、繋がろうと思えば、どこも思いのほか近く、文化も大きく異なるようでいて、人の願うところはそう変わらない気がします。幸せでありたいとか、祖先を敬い、子孫の繁栄を願いたいとか。
いろいろなことが気になったり心配になることもあるけれど、見方や気持ちを少し変えたら、それはどうでも良いことのようにも思えます。
マネノさん清水匡子さんら家族の生き方を見ていたら、その自由な生き方に驚くことも大きいけれど、(きっと大変なことも多いと思うけれど)、そうか、そうやっても笑いながら生きていけるのかと、気持ちが自由になる気がしました。
会期中には、ご遠方から来てくださった方も多く(ペルーやパラグアイよりは近いと)、思いもしなかったご縁で巡り合える人もあり、願えば叶うこともあるし、叶わないこともあるけれど、クヨクヨせずになるべくしてなるようになる。
作品を見て、一家の生き方を見ていたら、そんな気持ちになる展覧会でありました。
本日11月2日に予定されていました妙覚寺でのイベント「西陣ピック」は大雨のため中止となりました。ご来場予定されていた方には大変申し訳なく、大変残念ですが、ご了承くださいませ。
第2回目のギャラリートーク(制作実演)。
土の塊から叩き技法でツボ状に整形していく工程を、今日はじっくり見せていただきました。
土の塊を、ろくろを使わず、紐状の手捻りでもなく、叩き棒と石を使って、ツボ状に成形していきます。
足で支えながら、石と叩き棒を使って、いつの間にか土の塊がツボ状に伸びていく様が面白いです。
持った感じも軽く仕上がっています。
フォルムを整えています。どんな作品になるのか楽しみ。
こちらは化粧土を塗っての磨き作業。
こんな石で磨くそうです。
石で磨いたところはピカピカ光るくらいに。
丹念に磨いたものを焼き上げて、それからさらに燻の作業をしていくという黒陶土器の世界です。
明日31日は清水さん来場予定。
11月1日は、午後1時半より、現在パラグアイにいるマネノさんと、オンラインで会場を繋いで、ギャラリートークを予定しています。
どうぞお楽しみに!