3月の展覧会は「向坂典子作品展」

3月23日(土)〜3月31日(日)まで、向坂典子さんの作品展が開催されます。
サブタイトルは、〜食いしん坊のうつわ屋さん、春を楽しむ〜
本業の陶芸はもちろんのこと、柿渋染、一閑張り、はりこなど、多彩なラインナップを予定しています。

土から捏ねて陶の器を作ること、野道で植物スケッチをして花の絵を描くこと、ウサギと遊びながら動きをとらえて作品にすること、市場で何十匹もの魚を買ってきてお腹を出して干物を作ること、肉を買ってきて燻製にしてベーコンや生ハムを作ること、向坂さんにとっては、どれも同じものづくりのように思えます。そして、展覧会でも、そうした技をいろんな形で披露してくださることと思います。

そして、毎年会期中の恒例行事となっているのが、清滝川河原での茶会。

形式的な「野点」ではなく、ほとんどピクニックに近いアウトドアな茶会ですので、どなたでも気軽に参加できます。

雨の時には室内になることもありますが、
(この年は向坂焙煎によるコーヒー茶会でした)

皆さんご一緒に、向坂さんの器でいただくお茶は、美味しいですよ。
今年は3月28日(木)午後1:30〜予定。参加費4000円には、お茶とお菓子はもちろん、向坂さんの器と柿渋染布がついています。どうぞみなさまのご予約お待ちしていま〜す!

今年の桜はどうでしょうね?早くに開花するかな?ここのところ寒いから例年くらいかな?
でもいつの年もちゃんと咲くから桜はえらいなあ!とおもいます。

竹紙型染とおくどさんのご飯

3月8日の「町家の日」にちなんで清滝テラで行った「竹紙型染とおくどさんのご飯」、イベント無事終了しました。

みな思い思いの型を好きなデザインに配置し、竹紙ハガキに型染め開始。同じ型を使っても、組み合わせや配置や色が異なるので、全く異なるオリジナルハガキになるんです。

途中、おくどさんからはご飯の湯気が立ち上り、食欲をそそります。
さあ、型染めが出来上がった頃に、ご飯も炊き上がり。
それぞれの味わいや工夫があって、どれも素敵な仕上がりです!
そして、みなさんそろって、「いただきま〜す!」

来た時には、知らない人同士だった皆さんも、帰る頃にはすっかり打ち解け、車で来られたお客様の1台の車に全員が乗って、もより駅まで帰られるという、楽しい展開の1日になりました。

3月3日の竹紙ワークショップへどうぞ!

3月3日(日)に町家の日にちなんで開催する「手漉き竹紙ワークショップ」、まだ定員に余裕があります。
材料の準備もできました。

国内の竹紙の制作工程から現物まではもちろん、海外の竹紙や資料もご覧いただけます。
竹紙のことを知りたい方には、またとないチャンス!

「今からでも行ってみようかな?」と思われる方、どうぞご連絡お待ちしていま〜す!

 

3/3手漉き竹紙ワークショップ 3/8型染め竹紙とおくどさん

3月8日は「町家の日」(3月は「 march 」、そして8日で「や」、march8=マーチや=町家ということだそうです)、にちなんで、京都やいくつかの地域で、町家のイベントが行われています。

テラも町家つながりで、西陣テラと清滝テラで竹紙のイベントを行います。
3月3日(日)午後には、西陣テラで「手漉き竹紙のワークショップ」を。
西陣テラに漬け込んだ竹や煮ているところ、繊維の叩解など、長い工程の要所要所も見ていただきながら、最後は参加者の方々に、自分自身で紙を漉いていただきます。
西陣テラにある様々な竹紙もご覧いただけますし、襖や障子など、利用の方法もご覧ください。
3月3日(日)午後1:30〜3:30   参加費2000円 要予約

3月8日(金)は、清滝テラで「竹紙型染とおくどさんのご飯」のイベントを行います。
竹紙ハガキに着物の友禅染めのやり方で型染めを施し、オリジナルハガキを作ります。
ワークショップ後は、清滝テラのおくどさんで、薪でご飯を炊き上げ、みなさんご一緒に食べましょう!
3月8日(金)午前11:00〜午後1:30 参加費2000円 要予約

町家の日 https://machiyanohi.jp/2024_kyoto/
申し込み受付中です。テラまでどうぞお申し込みくださいね!

 

よろみ村報告と江崎さんからのメッセージ

2月7日、よろみ村に第3回目の義援金48,500円を送金振り込みいたしました。
これまでにテラを通して皆様からよろみ村に寄せていただいた義援金額は以下の通りになっております。
1月12日 740,000円   第1回
1月19日   85,000円   第2回
2月7日     48,500円   第3回
合計     873,500円   (2/8現在)

たくさんのお気持ちを寄せていただきましたことを、心より感謝申し上げます。
住所、氏名、金額のほか、どのような繋がりの方かのご紹介とメッセージなどをあわせて、よろみ村(窓口である龍昌寺)にメールで送りましたことをご報告させていただきます。

なお、よろみ村の最新現況については、龍昌寺現住職の村田遼雲さんが以下に投稿されています。
https://www.facebook.com/harukanatabinantena

なお、1月の投稿になりますが、江崎満さんも下記投稿されています。
https://www.facebook.com/mituru.ezaki

江崎さんからは、少し前に下記のメッセージをいただきましたので、下記に添付しておきます。(以下江崎さんのメッセージです)
改めていろんな人たちに支えられているんだなあ、ありがたいなあと実感しています。
今はまだ電気も水も復旧の見通しは立ちませんし、加えて雪も多くなるので復旧は雪解け後かと思われます。なので我々おじさん、おばさんは子供たちの提案で暫くそれぞれの子供達や親族のところへ一時避難することになりました。小生は金沢近郊の津幡の山に住む息子(麦)のところへ避難したところです。
といっても、村には鶏もいるし、各家の猫たちもいるので、寺と村を若者たち、陵雲さんと弾を中心に交代で守ってくれています。
まあ、こんなことでもなければ、息子の家に長期滞在することもなかったし、孫たちとじっくり遊んだり、付き合ったりもなかったでしょう。
また、これからの若者たち中心の与呂見村のあり方や、それぞれの新たな暮らしのこと、新たな人生を考えるいい契機になったと思います。

これまでは東日本大震災や淡路阪神大震災、熊本地震など、外から見ていましたが、今回は内側の人になっており、それも新たな体験でした。
これも非日常というか、かえってみんなの目は輝き、力も湧いてきたり、協力し合えたり、これまでの安心安定の中で眠り込んでいた何かが、蘇るような感じもしました。
ひどい状況なのですが、悪いことばかりではないと思ったことでした。

ともあれ、村やそれぞれの家、水道の復旧に向けての仕事は雪解け後です。慌てず、じっくり再生、再構築をやろうと思っています。
また、みなさん、与呂見に遊びにおいでください。

また、秋予定のテラ展覧会は予定通りやるつもりです。みなさんと会えること、楽しみにしています。
ともあれ、みなさん、ありがとうございました。心より御礼申し上げます。

みつる拝

2024年の催し予定

2月に入りました。まもなく立春大吉。
今年のテラの年間催し予定をお知らせします。

1月、2月は西陣テラのみ営業しています。竹紙のご用命は西陣テラにて承ります。

3月3日(日)手漉き竹紙ワークショップ    西陣テラにて  時間 13:30〜15:30
「町家の日」(町家の日実行委員会主催)のイベントとして、西陣テラにて竹紙の体験講習を行います。竹紙ができるまでの過程もご覧いただきながら、それぞれの紙漉きに挑戦していただきましょう。参加費 お一人2000円、15名まで(漉いた竹紙3枚持帰り)

3月8日(金)竹紙型染めとおくどさんのご飯  清滝テラにて  時間 11:00〜13:30
同じく「町家の日」(町家の日実行委員会主催)のイベントですが、この日は清滝テラにて開催。着物の友禅型染のやり方で、竹紙はがきに型染めを楽しみましょう。昼は、清滝テラのおくどさんでご飯を炊いて、ご一緒に昼食を。薪ストーブもありますので、「火のある暮らし」を体験してくださいね。参加費 お一人2000円、各日15名程度まで
*3/3、3/8ともに事前予約必要 テラにてご予約承り中!(メール、FAX、お電話にて)
町家の日 https://machiyanohi.jp/2024_kyoto/

3月23日(土)〜3月31日(日)向坂典子陶芸展 「食いしん坊のうつわ屋さん」
若狭の地で土をこねて器に焼き、柿渋染を行い、燻製や発酵食を作り、一からの十までのものづくりを楽しむ向坂典子さん。その好奇心旺盛さ、器用さ、食いしん坊さには舌を巻きます。今年はどんな作品を出展いただけるでしょう?どんな食べ物を持参し、自作の器に乗せてくれるでしょうか?うさぎの碧(そう)ちゃんと共に会場入りの予定です。

4月13日(土)〜4月21日(日)山岸厚夫漆作品展
「ジーンズのように気楽に漆を」をテーマに、漆の器や漆作品に取り組む、福井の漆作家、山岸厚夫さんの作品展です。作品は人を表すと思いますが、山岸さんの作品は、前向きポジティブで使っていると元気が湧いてくるように感じます。種々の山岸作品はもちろんのこと、越前和紙や竹紙に漆を施したランチョンマットや、現在は息子さんが中心となってご家族で漆の世界を継承する「錦壽」の漆器もご一緒に展示販売予定です。
*4/13(土)14(日) 15(月)午後2時頃から、テラ会場にて山岸さんとのティータイム予定。山岸さんの漆の器をお試し使いいただきながら気軽にお話を。
*4/20(土)は、山岸さんの漆器を開店当初から店で愛用されている、嵯峨嵐山駅前の「発酵食堂カモシカ」とのコラボイベント「カモシカランチとギャラリーツアー」を開催予定。カモシカさんで山岸さんの器を使った発酵ランチをいただいてから、清滝テラの会場にて山岸さんの作品解説も伺います。12時〜2時半ごろ 参加費2,000円 事前予約要

5月11日(土)〜5月19日(日)津田昭子染織展
嵯峨鳥居本在住の染織作家、津田昭子さんの喜寿記念展を開催します。
人間国宝志村ふくみさんに師事を受けて、創作活動40年余り。自然染色で染めた糸を手織りされ、長年伝統工芸展や個展などで活躍されてこられました。その作品の主なモチーフになっているのは、嵯峨野周辺の山や自然や田園風景です。作品風景にも近いここ清滝で、これまで時間をかけて織りあげてこられた主だった着物作品を、じっくりご覧いただこうと思います。小物作品も販売予定。どうぞごゆっくりお越しください。

6月15日(土)〜6月23日(土) かつみゆきお木の仕事展
静岡のベテラン家具職人、御年84歳になられるかつみさん。いつまでお仕事をご一緒させていただいてよいものか、と考えるとドキドキしてしまいます。でも「生きている限りはやるよ」とおっしゃられるので、今年も展覧会を予定しています。意欲的に新作にも挑戦されています。どうぞかつみさんと木の仕事に会いにおいでください。「かつみゆきお」という人生をご覧いただくということかもしれません。

7月26日(金)〜8月1日(水)愛宕山千日詣りの時期に
清滝が一番賑わう、年に一度の愛宕さん千日詣りの季節です。
さて今年はどんなことを?実はまだ検討中です。ただし、この時を楽しみに訪れてくださる方もおいでなので、何かやる予定です。毎年出店してくださる創造と破壊のチャイ屋「Watte Chai(ワッテチャイ)」も31日に店開き予定です。

8月19日(月)〜8月25日(日) 内山貞和+斎藤洋 ふたり展
倉敷にて古民家を再生されたギャラリー「サロン・ド・ヴァンホー」を営みつつ、縄文から現代までこの世にに遺されたもの、木や石や動植物の実や骨までつかってレリーフやアクセサリーを作る造形作家・内山貞和さんが、旧友であり、京都在住で「風工房」を営む染色作家・斎藤洋さんとのコラボレーション展をおこないます。お楽しみに。

9月21日(土)〜9月29日(日)江崎満 版画と陶 作品展
ご挨拶でも書き記した能登山中のよろみ村で版画と陶をつくる江崎さん。今年元旦の地震で被災され、作品の状態も未だはっきりとはわかりません。それでも江崎さんからは「今年の展覧会は予定通りやるよ」とご連絡いただいています。何をどのようにはまだわかりませんが、「今年も江崎さんと共に展覧会をやるのだ」ということだけは決めています。
そして、江崎展といえば、江崎さんの旧友で、綾部のこだわり手打ちそば店「あじき堂」さんのお蕎麦出張を今年も9/24(火)、9/25(水)にお願いしています。会場にて!

10月26日(土)〜11月3日(日)マネノ・清水匡子・ルル 土器作品展
ペルーの国際的土器作家(大阪の民博にも展示あり)マネノさん、清水匡子さんご夫妻とは、20年以上前からの長いお付き合いです。でも、お二人が結婚されてペルーに行かれ、その後ブラジルやパラグアイに引っ越され、長く海外での創作活動が続いていたので、もう10年程お会いできていませんでした。でもいつも、日本に帰国?来日?される機会あれば、展覧会をしたいと思っていました。そして、とうとう今年、その機会が訪れます!プリミティブな古代土器の手法を残しつつ、創造的にダイナミックに制作を続けるマネノさんと、共鳴して日本から羽ばたいていった匡子さん、さらに前にはまだ少年だった長男ルルくんも、今回作家としてご一緒に参加してくださるとのこと。すごく楽しみです!十数年にわたる一家の壮大、破天荒な冒険物語もゆっくり聞かせてもらいたいものです。

11月12日(火)〜17日(日)小林斐子草木染織展
滋賀県安曇川にて自然から色を取り出し、糸を染め、手織りし、服に仕立てて、コートやジャケットなどを作る小林斐子さん。地域の女性たちとの活動も長年続けていて、会場はいつも賑やかな笑い声に溢れています。展示とともに、毎年、草木染めや原始機などのワークショップもしています。今年は何を予定されるでしょうか?

12月3日(火)〜12月8日(日)アリアナキリム展+クリスマスギフト展
富山在住のイランの手織りキリムを扱うアリアナさんによる、手織りキリムと絨毯の展覧会。薪ストーブで暖めた部屋にキリムを敷き、イランの遊牧民の話を聞きましょうか。店主マルフィーさんによるイランのランチや、クリスマス・ギフトシーズンに合わせた、親しい方へのプレゼント小物、小作品などの展示販売も考えてみたいと思います。

*今後の予定変更もあり得ますので、詳細や最新のご案内はテラのホームページやFacebookなどをご覧ください。
*西陣テラ(竹紙竹筆専門店)は、基本的に清滝テラで催しがない時に営業していますが、打ち合わせその他不在にしている場合もありますので、お越しの前にご一報いただければ幸いです。

よろみ村義援金第2回分送金

能登地震よろみ村義援金第2回分として、1月19日に、皆様からテラにお寄せいただいた金額85,000円を、よろみ村の龍昌寺に送金いたしました。
多くのご協力に心より感謝申し上げます。

能登でも、京都でも、東京でも、離れていても、どこかでそれぞれが暮らしを日常を頑張っているんだ、と顔を思い浮かべて思うことが、自分への励ましにもなっているように感じるこの頃です。

ずっと昔、越前海岸から持ち帰った(と亡き義母から聞いた)水仙の花が、今年も花を咲かせ始めました。まだ寒さは続くと思うけれど、春も遠からず。

引き続き、龍昌寺でも、テラでも、義援金受付中です。

能登よろみ村その後

本日「よろみ村義援金」としてテラで取りまとめた第1弾の義援金(本日までの受付分)を、よろみ村の窓口である龍昌寺の郵便口座に振り込んできました。

皆さんから心寄せていただいたテラ取りまとめ金額は、74万円になりました。
みなさんそれぞれに日々の暮らしの中で、いろいろな事情を抱えておいでと承知しております。そんな中で、たくさんの貴重なご支援をいただきましたこと、心より深く感謝申し上げます。

お金はもちろんですが、皆さんの顔が、心配する、励ます、応援するみなさんの気持ちが、きっとよろみ村の人々を励まして、すこーし暖かな元気な気持ちにしてくれることでしょう。そして前を向いて進んでもらえれば、きっとまたよろみ村は再興していくことでしょう。
次世代へと受け継がれ、新しくなりながら。

義援金を寄せてくださった方々の、氏名、金額、連絡先のほか、どなたがどのような方か、よろみやテラとの関係も含めて、わかるようなお一人ずつの一言紹介もまとめてメールに送っておきました。

そして、能登でもみんなが頑張っている顔を思い浮かべながら、私たちも、私たちの暮らしのなかで、できることを頑張っていきましょう!
わたしもです。さあてと。
まずは御礼とご報告まで。

なお、義捐金は、今後も継続して受け付けてまいります。
テラに寄せてくださっても結構ですし、よろみ村の窓口である龍昌寺に直接お送りいただいても構いません。どちらも最終は同じ口座にまとめられて、5世帯の家族が住むよろみ村で共有され、復興資金として使われます。

*よろみ村義援金窓口 龍昌寺
【龍昌寺振込口座】
銀行名 ゆうちょ銀行
金融機関コード 9900
店番 079
預金種目 当座
店名 ○七九店(ゼロナナキユウ店)
口座番号 0002706
〒 929-2361石川県輪島市三井町与呂見根-72 龍昌寺
yoromimuraryoun@gmail.com

*よろみ村義援金 テラ受付分
【振込先】
郵便振替口座 記号番号 00940-7-139544 有限会社テラ
または
ゆうちょ銀行 記号14490 番号12864401  有限会社テラ
(テラ受付分について)
*郵便振替は、郵便局備え付けの郵便振替用紙を使い、住所、氏名、連絡先、金額をご記入の上、通信欄に「よろみ村義援金」とご記入ください(メッセージもこちらに書いてください)。
*郵便振込手数料は、恐縮ですが各自ご負担くださいますようお願いいたします。
*振込用紙を使わず、ATMの口座間送金などで上記に振込される方は、テラへのメールやメッセージなどで、必ず、住所、氏名、連絡先、義援金額(もしあればメッセージも)をお知らせくださいますようお願いします。

なお、よろみ村の震災後の様子などについては、テラ小林のフェイスブックに、よろみ村の方々の報告をまとめて掲載していますので、以下でご覧いただくことができます。https://www.facebook.com/ari.kobayashi.5/

1月12日の最新報告です。
この日、ユンボを借りることができて、よろみ村から下に降りる道路(陥没して通行不可)をならすことに成功、車の通行がなんとか可能になったとのこと。
村人たちは、留守番組を残して、一旦村からおりて、子供たちの住む家などに避難したとのことでした。よかったあ。

 

2024年新年に

あけましておめでとうございます、という言葉も吹き飛んでしまった、能登半島大地震。
時間と共に大きな被災状況が見えてきています。

テラで何度も展覧会を行い、20年来親交深い、能登よろみ村の禅寺・龍昌寺の村田さんご一家、同じ敷地内で版画と陶をつくる江崎満さんご一家のお住まいも、人命こそご無事でしたが、家も周辺道路も激しく損壊、電気も通信も途絶え、周辺道路も陥没分断された中で、孤立状態が続いています。
自給力のある方々なので、今はなんとか助け合って過ごしていると思いますが、今後、復興に向けて、多くの援助が必要と感じます。
そこで、テラでも義援金の募集を立ち上げようと思います。

この義援金は、私たちにいつもたくさんの元気や学びや安らぎを与えてくれてきたよろみ村の方々に、私たちの心配や応援や励ましの気持ちを伝え、ささやかでも良いので、顔の見える距離の中で繋がっていることを伝えたい、との思いからおこなうものです。
義援金の送り先は、龍昌寺、江崎家を中心としたよろみ村の人々です。

西陣テラ(小林)に現金を直接お持ちいただいても構いませんし、テラの郵便振替口座を利用していただいても結構です。皆様のご住所、氏名、連絡先、義援金額のほか、振替口座用紙の通信欄には短いメッセージをつけることが可能です。そのコピーを義援金と共に送付させていだただく予定です。金額は少なくても多くても、ご自身のご事情で構いません。

振込先
郵便振替口座 記号番号 00940-7-139544 有限会社テラ または
ゆうちょ銀行 記号14490 番号12864401  有限会社テラ

*郵便振替は、郵便局備え付けの郵便振替用紙を使い、住所、氏名、連絡先、金額をご記入の上、通信欄に「よろみ村義援金」とご記入ください(メッセージもこちらに書いてください)。
*郵便振込手数料は、恐縮ですが各自ご負担くださいますようお願いいたします。
*振込用紙を使わず、ATMの口座間送金などで上記に振込される方は、テラへのメールやメッセージなどで、必ず、住所、氏名、連絡先、義援金額(もしあればメッセージも)をお知らせくださいますようお願いします。
*現在、道路も至る所で分断され、交通もままならない状況ですので、物資の支援はご遠慮させていただきます。

きっとみなさん、離れていても、何か自分にもできることはないのか、でも今一体自分に何ができるだろう、そんな気持ちを抱いていることでしょう。私も同じです。そんな気持ちを身近な個から個へ、ささやかな形にしたいと思います。

現況について
・地震直後の江崎たんぽぽさん、村田遼雲さんからの第一報で、人命は無事と聞いています。
・写真は1月4日に一時的に通信ができる状況下となった時、村田鹿さんから報じられた龍昌寺の様子です。

よろみ村について
石川県輪島市三井町にあり、曹洞宗の禅寺・龍昌寺を中心に、志を同じくした五つの世帯が集まって構成された村です。米や野菜や麹などを作りつつ、それぞれの家庭がときに力を合わせ、ときにそれぞれのモノづくりをしながら暮らしています。

昨秋テラの展覧会でお世話になった龍昌寺の村田啓子さんと息子さんの遼雲さん、弾さん、「厨 鹿」を営む三男の村田鹿くんもお正月でご実家に帰宅中に被災されたそうです。鹿くんは当面自分のお店を休業して、実家の復旧にあたられるとのこと。近くに暮らす村田家の娘さん、風ちゃん一家も、二人目の子供さんが生まれて間もないはずです。山林の開墾から始めて龍昌寺をここに築き、よろみ村を作ってきた村田和樹さんは、今は住職を長男の遼雲さんに譲り、新たに七尾の荒寺の構築を始めたところです。

江崎満さんは、版画家にして陶芸家。その圧倒的なバイタリティーや自然と共に生きる姿に、これまでも多くの人が惹きつけられ、励まされ、力をもらってきました。今は停電が続き、直接連絡が取れていませんが、きっと、苦境の中でも、今できることを力一杯されているに違いないと思っています。
それでも、山の上のお家や、版画や陶器作品はどうなったでしょう?
今年9月には清滝テラでも展覧会を予定していますが、江崎さんにも作品にも会うことが叶うでしょうか?そして、江崎家の猫ちゃんや冬眠中のはずの亀の行方は?と気になります。

それでも、私たちは私たちで、今できることを精一杯に。
小さな思いをカタチにと。
みなさんのご協力をお願いいたします。

文責 有限会社テラ代表 小林亜里
有限会社テラ
竹紙専門店 テラ(西陣テラ)
〒602-8357 京都市上京区下長者町通七本松西入る鳳瑞町240番地
ギャラリーテラ(清滝テラ)
〒616-8452 京都市右京区嵯峨清滝町11-2
TEL&FAX 075-204-8122
テラ HP http://terra2010.com/

振込先
郵便振替口座 記号番号 00940-7-139544 有限会社テラ または
ゆうちょ銀行 記号14490 番号12864401  有限会社テラ
*郵便振替用紙に、住所、氏名、連絡先、金額をご記入の上、通信欄に「よろみ村義援金」とご記入ください。
*郵便振替用紙を使わずに振り込まれる方は、別途メールやメッセージで、住所、氏名、連絡先、金額 などをテラまでお知らせください。
*西陣テラに直接現金でお持ちいただく形も受け付けます(留守する場合もありますので、お電話で事前にご一報くださいね)

小林斐子展開催中

小林斐子さんの草木染織展、開催中です。

野山の植物と、自然の色が会場いっぱいに展示され、にぎやかに、バタバタと、日が過ぎています。あと土日を残すところです。

15日と16日には、会場内で原始機の体験教室も開催されました。
会場はさながらアジアか中南米の農村みたいです。
女性たちが座って、腰で糸を張って、ごく単純な仕組みの道具で、織物を織っていきます。

時におしゃべりし、時に黙々と、手と口を動かしながら作業する風景は良いものです。

こんな感じにできました!

長い人は首にも巻けそう、ちょっと短めの人はタペストリーに飾ってもいいかな?
それぞれの個性とペースで、自由に織った作品は、どれもすてきです!

お疲れ様でした!