月別アーカイブ: 2023年7月

ラオス、ブータン、エジプトへ

27日は、エジプトの国民食「コシャリ」をいただきました。料理人は千原佳世さん。

エジプト国民は何を食べるのだろうと思っていましたが、「米」でした。
エジプトでは8毛作だそうです!作るとあっという間にできちゃう?!その代わり、日本のように甘くてふっくらしたご飯ではなく、もっとさっぱりした味になるなのだとか。

しかもそんなご飯に、マカロニやらよく焼いた細い麺やら、豆やらを色々入れてあり、焦がした玉ねぎやトマトなんかも入った、一皿で完全食?みたいな「コシャリ」です。

雛豆のフムスや、ナスや赤ピーマンのペースト、スープもついて、野菜も十分に楽しみました。

 

後半はナラサキシノブさんの布と服の旅。

大量生産では扱えない、ラオス、インドなどの手紡ぎ、手織りの布を使って、デザインから縫製までしています。
今回は、近年行かれたブータンの布について、実物を見せながら紹介してくれました。

旅は中盤に

清滝にいながら「世界を旅する」10日間。旅はいよいよ中盤に。

26日は石田佳織さんの土器に発酵食堂カモシカさんの発酵5種弁当を詰めていただく日。

まずは石田さんの炊飯実演。

説明のお喋りをしている15分の間に蒸らしまでが仕上がり、炊き上がった甘いご飯を皆でちょっと試食。

そして、カモシカ代表の関恵さんにカモシカの発酵食のお弁当の説明をしていただきます。
カモシカといえばの麹納豆を始め、あゆ魚醤の旨味で味付けした卵焼き、糠や甘酒、ピクルスなど、発酵でパワーアップした野菜たち、そして、海苔とへしこふりかけがご飯と層になって入っているんです。

さあ、お待ちかねの実食!
すました顔の蓋の中には、まず中蓋が入っていて、小皿にもなります。そして、、、

はい、いただきま〜す!
ん〜、土器弁は蛸壺のように深いのに、おかずがたっぷり入っているし、下は下で、海苔やへしこふりかけが層になっていて、最後まで飽きさせることがありませ〜ん!
結構量があるなあと思いつつも、いつの間にか完食です!

食べ終わってみると、茶色だと思っていた土器弁の内側は、鮮やかなトルコブルーだったり、赤だったり、これは野焼きの際の酸化や還元によって、変化していくのだそうですよ。

始まりました!熱い日々!

始まりました。「清滝で世界を旅する」展。

1日目、2日目と進んできましたが、書くことが多すぎて、伝えることが多すぎて、追いつかない状況です。

 

阿部ひろ江さんは歌の旅。

武田春子さんは、中東での日本語教育から、アラブの人々の料理の世界に。

畑ゑり子さんは、アラブの白い砂をきっかけとして、世界様々な国と地域の砂を集め、それで絵を描くことに。

小松亭タマサートさんは、大学で淡水魚の研究をしていて、ラオスにいく内、次第にラオスの食と料理の世界に。(でも大学で論文を書くことも、料理を作ることも、目指していることに変わりはないという言葉に納得)。

でも、それぞれの旅の形、旅に求めるもの、旅から得ているもの、などが見えてきて、とてもおもしろ〜い!!「旅」というキーワードを通して、その「人」も見えてきています。

展示、ランチ、トークと次々続きます!

展覧会に参加していただく方の紹介 その7

展示ご紹介の〆は清水範康さん(旅するジュエリー)
清水さんとは、もともと2020年の夏に、テラで展覧会をご一緒する計画でした。その時出ていたお話が、松岡宏大さんが旅から持ち帰ってきたもので、清水さんがジュエリー作品を作る、という企画でした。
私はその企画をすごく楽しみにしていたのですが、清水さんはその年の5月に思いがけない病に倒れて、生死の境を彷徨い、意識が戻ってからも、長い闘病、リハビリ生活を送られました。でも、人はこうやって恢復していくことができるんだなあ!っていうお手本のような日々を乗り超えて、今、清水さんは日々の生活にも作品制作にも復帰されています。

今回の清水さんの展示作品は、「昔と今をつなぐ作品、時間を旅するジュエリー」 といった感じでしょうか。


清水さん、以前からすごく精密繊細な土偶作品を金属で作っていました。それは元は縄文人が作ったものでありながら、ものすごく現代的でもあり、どうかすると宇宙人みたいなものもあり、清水さんはそれを正確に模しながらも、オリジナルな作品に仕上げていました。
縄文人と清水さんは、どちらもそれらを自分の手で形作っていて、時代も状況も全く異なるのに、人の手って想像力ってすごいんだなあ!と思ませてくれるものでした。

今回はさらに、木津川で清水さん自身が発掘してきた土器の破片も作品に使われていて、それに、秋田の環状列石がある遺跡近くで、現代の人がつくったという「アカソ」の繊維をよったひも糸を組み合わせて、アクセサリーを作られているようです。


なんだか、時間も空間も超えた旅をしてきた作品が、一つの形となって清滝テラにやって来るんだなあって、今はそんなふうに思いながら、その作品到着を楽しみにしているところです。
8月1日(火)午後1時より清水さんのギャラリートークを予定しています。これが展覧会の最終日、お越しをお待ちしています!

展覧会参加者紹介 その6−2

怒涛のインド編! その②
7月31日(月)
いよいよこの日が愛宕山千日詣り本番です!
この日の夜に登ると「火伏せの神」愛宕山に1000回登ったご利益があると言われているのです。3歳までに登ると一生火の難に合わないとも言われていて、幼子の手を引き、背負って登る親子連れも多くみられます。
展示はこの日もいつも通りやっています。


Watte chaiはこの日は午後3時か4時から開店予定。というのも、この日はオールナイトでチャイ屋をやると決めているので、午前中はちょっと体力温存?。真夏の最中ですが、夜には温度も下がり、山でかいた汗も少し冷えてきて、甘くて温かいチャイが疲れを癒してくれることでしょう。


さて、この日は、チャイの他にも、ちょっと小腹を満たしてくれるインドの軽食を「らんびー」さんにお願いしています。岐阜で知る人ぞ知るカレー屋さんですが、この日はカレーとはちょっと違うものを作ってくれるらしい。チャイとインドスナックで、元気をつけて(またはほっこり一息ついて)登山の行きか帰りに立ち寄ってくださいね!

*この日は清滝には交通規制が行われて、自家用車は入ることができません。京都バスは夜中ごろまで嵐山ー清滝間を増便していますので、バス時刻表をお確かめの上お越しください。
*夜間、山頂まではあかりが灯っていますが、なにぶん山道ですので、ヘッドランプか小さな懐中電灯携帯されると無難。足元は登山靴か運動靴で。往復徒歩4〜5時間かかる山ですので、侮らずに準備の上登ってください。

展覧会参加者紹介その6

いよいよ怒涛のインド編! その①
7月30日(日)スケジュール  企画・進行 Watte chai
11:30〜12:30 カレー1回目  by popodamom 1200円(要予約)


インドには「ランガル」と呼ばれる共同食堂、または食事をする スタイルがあり、ここでは、全ての人が並んで座って、性別・民族・国籍・社会的身分・肌の色等一切関係無く、同じ場所で平等に同じ食事を食べます(本来は無料で行うそうですが、今回は1200円でおかわり自由)。


今回はそのスタイルと心意気を実現したい!との意図を持って、時間を決めて、2回に分けてみなさん一緒に食事の時間を設けています。インドで実際にランガルに参加し、皿洗いまでしてきたというpopodamomが岐阜から来て料理を担当してくれます。

12:30〜13:30 松岡宏大さんトーク
インドと旅のことならお任せあれ!の編集者にして写真家。「地球の歩き方」の編集や、伝説的インドの出版社「タラブックス」の本の編集、絵本「夜の木」作者であるバッジュ・シャーム氏と共に作った写真集「Origins of Art](Tara Books刊)など、今、松岡さんにインドと旅の話を聞けるのはすごいチャンスですよ!ぜひぜひお越しくださいな。

※松岡さんは7/23~8/1までの展示にも参加予定です。インドで集めた「インドの動物」グッズを展示していただく(かなりレアものもあるらしい)他、インド先住民の写真など、額装展示予定です。

13:00〜14:00 カレー2回目 by popodamom 1200円(要予約)
1回目と同様に「ランガル」スタイルで、床に並んで座ってみなさん一緒にカレーやライスやチャパティなどいただきます(おかわり自由ですが残さずいただいてね)

14:00〜15:30 Snip! & 松岡さんトーク
Snip! は旅する編集者二人組。またの名を「17号室」。旅の本を作り、「17号室」にて旅の雑貨を展示販売しています。この時間はSnip! の旅の話、そして後半は松岡さんやWatte chaiも絡んでのトークかな?

*Snip!は7/30、7/31の限定で、世界の雑貨を展示販売予定です。トークと展示、併せてお楽しみくださいね!

Watte chaiについて
創造と破壊の旅するチャイ屋。
この日は11:00〜17:00、まで Watte chai 営業中です。


本場インドの街角仕込みの甘くてスパイシーなチャイを、このためにわざわざ焼かれている素焼きのカップで飲む楽しさ、美味しさ。そして、飲んだらカップは割ってちゃい!(おかわりも可能です)
チャイの美味しさとともに、この創造と破壊のカルチャーショックも忘れられないのです。

展覧会参加者紹介 その5

展示 森岡尚子+yanbaruyasou daiku works(やんばる野草酵素と生活木工)
ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど、たくさんの国々を旅をしてきた森岡さんは、自然農法の福岡正信さんの影響を受け、沖縄に移住。やんばるの森で自給自足的に暮らしつつ、「やんばる野草の宿」を営んでいます。
3年ほど前にもテラでの展覧会に参加していただきましたが、千日詣りの夜に、ビーチサンダルに巻きスカート(だったかな?)で、お散歩のように愛宕登山してしまったのには驚きました。


農業も料理も写真も絵画も軽々こなす森岡さんですが、最近打ち込んでいるのが大工仕事。今回は、沖縄産の木材で作った木の皿やターナーやしゃもじなど、料理にも使いやすい生活木工があれこれやってくる予定です。

もちろん、森岡さんといえばの代名詞にもなっている、「やんばる野草酵素シロップ」も会場に並びます。満月の日に数十種類の野草を積んで作る人気の酵素シロップです。

北代るりさん(熱帯のタネ)
るりさんと出会ったのは、もう20年以上も前になるでしょうか。その頃から、彼女はあちらこちらに旅をしている旅人で、いろんな旅の話も聞いたし、人も繋いでもらいました。
旅の企画展を思いついた時、すぐに旅人といえばるりさん、と思い浮かび 声をかけたけれど、その時にはウズベキスタンに行っているか帰ったすぐ後で、その後タイとラオスにも行っていて、夏の展覧会の頃はキルギスに行っている予定、とのこと。


それでも展覧会には参加する、と言ってくれて、長旅に出る少し前に、うちにタネを持ってきて、キャプションやコメントを作ってくれました。

いっつもどこかに旅をしているるりさんの、「旅するタネ」の話もまた面白いのです。展覧会の頃には、キルギスの高原で昼寝をしているかもしれないるりさんに代わって、会場でタネの展示を預かる小林です。

展覧会の参加者紹介 その4

その4
展示
ナラサキシノブさん(旅に着る服)
ナラサキさんは服の作家さんです。ラオス綿やインドのカディなど、手紡ぎ手織り布を使い、自身でも染めて、服や布小物を手作りしています。

ナラサキさんもいろいろな国を旅していて、ラオスの農村なども訪ねて、直接布を仕入れてきたりもしていますから、旅に着たい服のことはよくご存知と思うのです。旅先でもささっと着られる軽くて扱いやすい服やパンツ、バッグなど、展示販売していただきます。


彼女は、仕事に着る伝統的な衣服の研究もしていて、動きやすくかつモンペより裾をシャープに絞ったパンツ、なんていうのもあり、私も愛用しています。7/27 13時〜 ギャラリートークあります。


千原佳世さん(エジプトの国民食)
いろいろな国の人々から教わった料理を発信する料理研究家です。今回はエジプト大使館の方に学んだというエジプトの国民食「コシャリ」を披露していただきますが、次候補には韓国の宮廷料理もありました。トルコ料理などもお得意で、まさに「食で旅する」料理人なんです。


7/27 12時〜14時頃 コシャリとスープのセットで1,200円、
プラス前菜3種付きは1500円、プラス300円でミントティー付 などオプションもあります。予約優先につき、ご希望の方はお申し込みを。


インスタ @kayo_chihara

展覧会参加者紹介します その3

その3 7月26日、7月29日
展示 石田佳織(旅する土器)
石田佳織さんの器は、全て野焼きによって焼き上げられる土器です。

アジアや中南米の壺を思わせる時もあるし、沖縄のパナリ焼きを思わせる時もあり。縄文の土器にもどこかつながっているようで、時間や空間を飛び越えて旅をしているように思われる器です。
けれど、彼女自身は、いつも自分の暮らしの中で使えるものを目指していて、そういう意味で、彼女の土器は「現代の器である」と言えると思います。


今回力を注ぐのは、弁当用の土器です。直火でも使えて、ご飯を炊いたり炊飯に使うことも可能。半合、1合でも炊けるので、ソロキャンプでも使えます。唯一心配なのは「割れ」ですが、 これを避けるために、石田さん、8人の友人作家に「土器をカバーするもの」を頼みました。
・石田徹(木) ・ウッキー富士原(廃材) ・誉田アキヒロ(竹) ・fuu fujiwara(植物etc)・土山巨余子(布) ・橋本美奈(布etc)  ・浜田靖史(革) ・山谷奈津子(草)
どれも土器の弁当箱を包む「カバー」であることは間違いないと思いますが、個性的な面々による素材も作り方も異なるcovers。どんなものが出来上がってくるのかは、私も知らないのです。会場にてのお楽しみ?!


さて、7月26日と29日には、石田さんがこの土器を使って炊飯する実演トークを行います。どのくらいの時間でどんな具合にご飯が炊けるのか、確かめてみることができます。そして、この日は、下記に記す通り、土器弁にお弁当を詰めた「カモシカ発酵弁当」が会場にて食べられますのでお楽しみに!


発酵食堂カモシカ( 日本の発酵食を土器弁で)7月26日、29日
嵯峨嵐山に本店を持つ人気の発酵食の専門店。「発酵」にフォーカスし、コアでありながらグローバルに活躍中の新進企業です。


今回は発酵食品5種を入れたテイクアウト用の「のり弁」を、石田佳織さんの土器に入れて、会場にて召し上がっていただきます。お揚げの中には麹納豆がたっぷり詰まっていて、魚醤で旨味を出した卵焼きや、へしこのふりかけと海苔が層になったご飯など、お楽しみがいっぱい。
このカモシカ弁当を石田さんの土器で食べてみたい!という私の願いが、今回実現します!


カモシカ弁当が詰まった土器弁丸ごと購入 7000円
お試しバージョンで土器に入ったカモシカ弁当をいただく 1000円
どちらも各日限定数での販売ですので、ご予約優先にて。
7月26日、29日、12時から売り切れ終了まで。

 

展覧会の参加者紹介します その2

その2
畑ゑり子さん(旅する砂)
国内、国外を問わず、世界の砂を集めて、その砂で絵を描いています。


チラシの絵は、鳥取むきばんだ遺跡、琵琶湖、瀬戸内海もがり島、ゴビ砂漠、他の砂を使ったものと、カナダと沖縄の砂で描いた絵。


今回は、国内外70ヶ所の砂見本も展示予定です。
テラとのお付き合いも20年以上?になり、竹紙も使っていただいています(あ、ちなみに砂の絵だけを描いていらっしゃるわけではなく、水彩画や銅版画、本の装画などのお仕事もされるベテラン画家ですが、砂の絵画もライフワークの一つです)。


ギャラリートークは7月25日午後1時〜


小松亭タマサート(ラオスの食)7月25日(火)12:00〜
小松さんは、元々は京都大学大学院で淡水魚を研究していた研究者。研究でラオスを訪れるうちに、ラオスの自然(タマサート)とラオスの食に引き込まれ、いまや本気モードのラオス料理人の道へ。


テラでも以前、ラオスの報告会の際にお料理をお願いしたことがありますが、琵琶湖の湖魚の専門家でもあり、またジビエや野草にも強いので、日本にいるのに、まったく現地に近い感覚のラオス料理がいただけるのもすごいところです!かつ美味しい!

今回は当日、どんなラオス料理をいただけるでしょうか?、メニューが見え的次第、またアップしますね。小松さん教えてくださ〜い。

ランチは7月25日(火)12:00〜
ランチ料金 1500円 12時〜 予約優先につき、ご希望あればご予約くださいね。
今回のテラ企画展の食イベントは、単なるフード出店ではなく、地域と食文化について、料理人がミニ解説してくれるところが、他にはない魅力と思います。