9月9日江崎展の最終日の朝。江崎さん、村田聡さん、ひろこさん、私(テラ小林)で空也の滝に出かけました。
途中の山道にはたくさんの倒木があり、送電線にもたれかかった木も数多く。
空也の滝の入り口では、谷を風が吹き抜けたように木がなぎ倒され、
赤い木の鳥居が無残に崩れていました。(大きな岩も上から落ちてきていましたが、石の鳥居と石橡類は無事です)。
滝の水量はこれまで見たことないほど激しく、いつもは足首くらいまでしかない滝壺部も水深く、鳥居の外まで水しぶきが飛んできます。
村田さんはきびきびと準備を整え、激しい水流の中に入っていきます。水圧ではね飛ばされないだろうか、首は大丈夫か、心配になり、思わず手を合わせます。
この季節だったら私も入れるかなあなんて思って着替えを用意をしていましたが、この水量ではとても無理と断念。でも、台風や地震などいろいろなことがあったこの1週間を思い、祈りを託すような気持ちで村田さんを見守りました。
人生は、明日終わることがあるかもしれないし、100歳まで続くこともあるかもしれない。いつ何が起きるかは計りようもないけれど、いつ何があっても良いように、不確かな今を一生懸命生き抜けますようにと、手を合わせて祈りました。
最終日の展覧会には、またまた思いがけない来訪者や出会いがあり、そうこうしているうちに、あっという間に展覧会も終了となりました。
ご来場いただいた皆さま、江崎さん、デュオ睡蓮さん、あじき堂さん、音庭園さん、ご一緒に貴重な時を過ごさせていただき、本当にありがとうございました。