いつになく早い桜の開花に背中を押されるように、向坂典子展がズンズンと進み、28日無事終了となりました。
向坂さんもウサギのそうちゃんも元気に会期中の日々を過ごし、作品と共にお客様をお迎えしていました。
24日の野点の茶会は、お天気に恵まれ、思わずセーターを脱ぎたくなる陽気。1週間前には硬い蕾だった山の枝垂れ桜も見事に花咲いて、参加者の目を楽しませてくれました。
河原でのお茶会は、風が吹いて心地良く、ピクニック気分で野点を楽しみました。
この日はご近所で演奏活動をされている音庭園の村田聡さん(ピアノ)、ひろこさん(ボーカル)、それに龍笛を吹かれる小林青年も同行してくださり、河原でお茶会に合わせた自由な即興演奏を演じてくださったのでした。心穏やかで贅沢な時間となりました。
会期中には日々いろいろな方が訪れてくださいましたが、音の来訪者も多く、先の音庭園のお二人に加えて、踊りのSatyaさん、ディジュリドゥの古川ひでさん、ホーミーの清火さんなど、パフォーマンスを演じていただく機会もありました。
向坂典子さんは、陶芸作品はもちろん、野花のスケッチや型染め、柿渋布染、マスク制作、金継ぎ、竹細工(茶杓や箸入れなど)、それにベーコンや生ハム、へしこなど、「つくる」にかけてはなんでもござれ。
さらには、テラに宿泊中に、壊れかけた窓枠や、水漏れひどい雨樋の修理など、家の補修までしていってくれたのでした。
29日に搬出を終えて、そうちゃんとともに若狭の家に帰っていかれました。
清滝の山桜もすっかり見頃を迎えました。