怒涛のインド、愛宕千日詣り

7月30日の清滝は「インド」の日でした。

パンジャブ州にあるゴールデンテンプルで行われているという「ランガル」方式を模して、床に座り、皆で分け隔てなく一斉にカレーをいただきました。料理を作ってサーブしてくれたのは、ポポダモムさん。実際にお寺で実食しただけでなく調理や皿洗いまでしてきたという女性です。

ギャラリートークは松岡宏大さん。地球の歩き方の編集やインドにあるタラブックスの本とも関わってきた写真家であり編集者です。1回目はインド先住民族についてだったようですが、階段途中まで溢れる満員の参加者のため、私、残念ながらお話し聞くことできず。

 

2回目のカレーの後には再びトーク。
今度は司会進行のワッテチャイさんに加えて、世界を旅して本も作り雑貨も販売するSnip!のお二人と松岡さんを囲んでの座談会で、旅の話をあれこれと。

こちらもクーラーなしの会場ながら、満員の人々。

現在、アメリカでも日本でも海外旅行する人の数は減っているのだとか。
松岡さんの「何度行っても旅先で足を踏み出す時にはいつもドキドキする」という言葉や、石原さんの「旅ではいろんなことが起きたりするけど、やっぱり若い人たちに旅に行ってほしい」という言葉を聞きながら、思わず頷く私でした。

世界にはたくさんの異なる人々がいて、異なる暮らしを営み、異なる文化のもとに暮らしている。世界には自分の当たり前とは違う世界がいっぱいある。やっぱりそれを知るだけでも旅に出た方がいいと思う。そして、旅ではしばしば想定外のことが起きるけれど、何かが起きないようにと考えるばかりでなく、起きた時にどうするか、が問われるのだと思う。
「若者よ、旅に出よ!」って、あら、なんか言ってること年寄りくさい?いやいやわたしもまた。

そして、なだれ込むように翌日は愛宕山千日詣り。

Watte chaiのチャイ屋さんと、ランビーくんのアルバラタ(全粒粉とじゃがいものおやき風)は道ゆく人の喉とお腹を潤して、夜更けまで続いたのでありました。

そして、オールナイトの夜はふけてゆきました。